空 くう

空 くう

やわらかな日差しの下で



やわらかな日差しの下で



こころの壁を
取り払ったら

あとからあとから
あの人への想いが溢れてきて

溺れてしまいそうです

あの人の声に
あの人の笑顔に
あの人の仕草に

暖かな日差しの下
春の訪れを告げて咲く
幸せ色したたんぽぽみたいな
あの人の全てに

私から溢れるもので
あの人を潤しましょう

澄んだ目をしたあの人が
天に向かい
まっすぐ伸びようとしている限り

こころの壁を
取り払ったら

柔らかな日差しが
まぶしくて

泣いてしまいそうです

ただ嬉しくて

愛しくて


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