空 くう

空 くう

まるで風が吹くように



まるで風が吹くように



まるで風が吹く
ように
時が流れる音が
する

足もとはいつも
おぼろげで不安定
先なんて見えない

あなたの
その温もりが
明日には
私のそばにある?

窓の外では
木枯らしが
あんなに赤く
燃えてた紅葉
もぎ取り
奪い去ってゆく


何て言ったの?
"好きだよ"
って 言ったの

だけど全ては
うつろいやすく

まるで風が吹く
ように
時の流れる音が
して

一瞬先には
どこかに消える

何が本当か
わからなくなる


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