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2024/11/07
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カテゴリ: 会長日記
秋によくみられる雲に、鰯雲(いわしぐも)があります。
巻積雲(けんせきうん)という、白色で陰影のない小さな雲が群れをなしたもので、魚の鱗(うろこ)や、水面の波のようにも見えます。

山陰の福知山で生活していた頃は、年配者から教わり、この雲の形や動きを、観察し天気を予測しました。
雲の動きを観察し、「弁当忘れても、傘忘れるな」!と言われた福知山時代です。

この巻積雲(けんせきうん)は、別名では「うろこ雲」とも呼ばれます。
日本では、「うろこ雲が出ると天気が一変する」という言い伝えがあります。

実際、巻積雲(けんせきうん)は、温暖前線や熱帯低気圧の接近時に、表れることが多く、角度が高い予兆といえます。
これは四季が生活に、密接につながっていた先人の知恵です。

私たちは日々の生活の中で、自然の動きなどから予兆をつかみ、実生活に活かしてきました。

同じように、自分の体や職場にも、その予兆はあるはずです。

本格的に、風邪の症状が現れる前には、ちょっとした熱っぽさや、鼻水の症状が出るでしょう。それを単なる異変として放っておくか、風の予兆として対処するかで、その後の病状も変わります。

父の実家は元地主で、小作人が薬を取りに来るため、富山の薬売りの置き場が固定され、家族の誰かが、風邪気味だと。近所の皆が、風邪薬を取りに来ました。

先人の知恵も、なんとか天気を予知し、生活に活かそうとしたからこそ、生まれたのでしょう。日々の生活の中で、小さな予兆をくみ取りたいものです。

合掌





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最終更新日  2024/11/07 10:55:08 AM
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