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2005.10.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「うん・・・ チョッと待って」

「何ですかそれ???」

「すぐに分かるよ・・・」


第2章 第十二話 7月の雨 その3

康男は有紀の言葉にときめいた・・・

車を降りて歩き始めた二人
有紀は康男の手を握り引っ張るように海岸に向かっていった。
『見て!静かな海 天気が悪かったから誰も居ないみたいね』
国道134号線を渡る横断歩道で二人は笑顔で見つめあった。


『あ!!今の見た??』

『え?・・』

『ほらほら あの軽トラックの荷台・・』

『うひょぉ~~すげぇ~な あの女の人 荷台で仁王立ちしてるじゃん!』

『気持ち良さそうだね・・・』
信号待ちをして見詰め合っていた二人だが・・・・・
思わぬ光景に噴出してしまった・・・

康男(折角のムードがぁ~・・・)


歩道を渡り海岸につながる階段を降りると やわらかい砂に有紀は足を取られた。
『大丈夫!転ばないでね』

『うん・・・ 大丈夫だよ 砂が気持ちいいね 潮の香りも・・・』



『いいよ 平気だよ・・ねぇ~康男さん お腹空かない?』

『あ!しまった!!そう言えばお昼をとっくに過ぎちゃいましたね、すいませんでした ランチをご馳走するといいながら 有紀さんにお昼を催促されちゃいましたね。』

『康男さん チョッとそこに座りませんか』
少し歩いた二人は海の家のはずれで誰も居ない場所に来ていた。

『うん でも砂だらけになるよ』



『ありゃ 用意がいいですね』

『実はねぇ~~この荷物は・・・』

『え!何ですか?もったい付けないで下さいよォ~~・・・』

『うん・・・康男さんに食べてもらいたくて お弁当作ってきました。』

有紀は康男のために、朝早くから弁当を作ったのである。
重たそうな訳だ、この陽気だから保冷材をたくさん入れて保温バックで持ってきたんだからね。

『わぁ~~い!! 手作り弁当ですか、わざわざ俺のために・・・
有紀さん ありがとう。』

二人は弁当を食べ始めた。

『すっげぇ~ しあわせ!! 美味しいよ』

『うん ありがとう!! 作ってきて良かった。
こんなに 康男さんが喜んでくれるなんて あたし とても幸せだよ』

有紀の手作り弁当を食べながら 二人の気持ちは またひとつ近づいていったのである。
そうこうしているうちに  ポツッ!ポツッ・・・
『あ!雨が降ってきたよ あと少しだから食べちゃって・・』

『うん・・』
康男は朝のパンをくわえて走る時の様に残りのおかずを口にほうり込んだ。
『有紀さん 急いで片付けましょう 本降りになりそうですよ』

二人は、急いで車に向かった。
雨は次第に激しくなって 二人は1つの傘で寄り添うように歩く

『チョッとそこで荷物を整理しましょう、手も洗いたいしね。』

『うん・・・』

康男は地下駐車場の待合室に向かった。




~~~~~~~~~~~~~~~~
会って世間話をしただけなのに・・・
もう一度会う事になってしまう。

第二章で恋が芽生える二人・・・
行く末は・・・・・

第十三話もお楽しみに・・・・・です。


気が向いたら更新します。
頭の中で描いたHな空想を書いていきますねぇ~~。

注:登場人物は実在のものでは在りません。




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最終更新日  2005.10.16 21:42:08
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