ヤッチャン．ｃｏｍ

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2005.10.23

しあわせな気持ち【第２章】第十三話

(10)

テーマ：愛のカタチ、話しませんか？(600)

カテゴリ：カテゴリ未分類

雨は次第に激しくなって　二人は１つの傘で寄り添うように歩く

『チョッとそこで荷物を整理しましょう、手も洗いたいしね。』

『うん・・・』

康男は地下駐車場の待合室に向かった。

第２章　第十三話　７月の雨　その４

荷物をベンチに置いて　二人は濡れた肩を手で叩いて向かい合った。

『あはは・・・康男さんびっしょりじゃん
傘に入ってなかったんでしょ』
有紀はタオルで康男の肩を拭いた。

普段は混む所なのか待合室もかなりゆったりとしたスペースになっている。

しかし、誰も居ない広いスペースは不気味である。
観光バスらしき車のエンジン音が響きわたっているが乗客の姿は無い。

これが、夏休み前の日曜日なのか？
観光客が居ない行楽地もさみしいもんだな

荷物の整理がすんだ有紀に
『じゃぁ～行きましょうか？また車で走りますのでトイレに行ってきますね。』
『うん　わたしも』

ドライブもトイレに困る事がしばしばある。
渋滞に嵌れば時間が読めない　都心なら公園にはトイレがつき物なのだが・・・

支度が終わって地下駐車場からの階段を二人で上がって行く時に

『痛い！』

手をつないで歩いていたので康男は階段でつまづいた有紀の手を引っ張った。
弾みで、二人は抱きついた。

『あ・・・』
『あ！・・・』

『康男さん　もっとギュッと抱きしめていいのよ』

『大丈夫でしたか？　転ばないでよかったです』

『うん　つま先をぶつけたので指が痛いけど・・・
ヤッチャン！赤い顔して可愛いね・・・』

『・・・・・。』
康男は黙って階段を上がり始めた。
『あ、凄い雨　車まで行く間にまた濡れちゃいますね。
近くまで車を持ってきますので　ここで待っててください。』

１００円パーキングまで歩いている時に　先ほどのことを思い出していた。
折角のチャンスになぁ～～
映画みたく抱きついてキスしちゃえばよかったかな・・・
きゃぁ～辞めて！！って言われたら・・・やだよなぁ～

うぅ～～ん・・・

車に付いた康男は料金を払い有紀にところに走らせた。
『お待たせ！　荷物持ちましょう』

『うん・・』

『じゃぁ～行きましょうか・・・』

『康男さん、次は何処に連れて行ってくれるの？？』

『そうですねぇ～何処がいいですか？？』

『あたし　康男さんが行く所だったら何処でもいいよ』

『ねぇ～さっき　転びそうになった時ね、康男さんが支えてくれたでしょ
あの時抱き合っちゃって・・・
嬉しかったよ・・・・でもぉ～～

キスしてくれなかったね？！・・・・・ちゃって』

『・・・・・。』
康男はまた黙ってしまった・・・

『ヤッチャン　また顔赤いよ・・照れちゃって可愛いね』

『もぉ～～からかわないで下さいよぉ～』

『いいよ！康男さんとならキスしても・・・』

『え？！・・・・・』

～～～～～～～～～～～～～～～～～

只今の時刻は、製作中です。
ご迷惑をお掛けしますが　今しばらくお待ちください。

すんまへぇ～～ん！
書き終わったら　工事中を外そうと思っていたんですけど・・・
外せなくなりましたね・・・

この工事のおじさんは次でも使いますので、飽きたら言って下さいね。

江ノ電

～～～～～～～～～～～～～～～～
会って世間話をしただけなのに・・・
もう一度会う事になってしまう。

第二章で恋が芽生える二人・・・
行く末は・・・・・

第十四話もお楽しみに・・・・・です。

気が向いたら更新します。
頭の中で描いたＨな空想を書いていきますねぇ～～。

注：登場人物は実在のものでは在りません。

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