2019.03.16
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カテゴリ: 避妊去勢
アメリカでは 避妊去勢手術は健康に有害 だと愛犬家の間に広く浸透しつつある。11年前の2007年に獣医大学が広範な調査研究をしてその成果をネットに公表してある。避妊去勢手術は 肥満 だけではなく各種の 難病 をもたらす。

 ところが、 日本の獣医界 はその事実を 隠蔽 している。 極秘 扱いされている。
日本でその学術論文を全訳して公開しているのはブログ「愛犬問題」だけだ。


その投稿者は自身の職業は隠しているつもりらしいが、獣医であることはスカスカに透けて見える投稿内容だ。
常日頃は獣医の嫌がらせの投稿は直ちに削除しているが、たまには面白半分にその獣医どもの反撃の随想を書いている。

 というよりも、 開業獣医は英文の学術論文を正しく読める人は殆どいなない ので、その全訳文を読んで貰いたい。正しい医療知識を身に着けてもらいたい。
ウソや間違っている医療知識で犬の治療をするのは詐欺行為 と同じだ。
国家資格を持っている白衣の詐欺師 は他の詐欺師よりもタチが悪い。
警察も取り締まりの対象にしてないからだ。

 言い換えると、犬の飼い主は安易に獣医を信用すると騙される。
獣医に騙されないためには ご自分の頭で物事を考える ことが肝要だ。
そして 知識武装
ブログ「愛犬問題」はそのお手伝いを無償でしているだけだ。ハイ。

 次の随想のコメント欄に 医者になりすました獣医 の嫌がらせの投稿があった。面白い。滑稽だ。
獣医が如何に知能が低く、心が詐欺根性で汚染されているかがわかる投稿内容だ。
避妊去勢手術で最大 20%の犬が尿失禁 に! 多くの獣医が事実隠蔽!否認!悪質だ!



人の医師から一言      投稿者:人の医師から一言 さん

避妊しないことで発生する乳がん、子宮蓄膿症、卵巣癌などで命を落とすリスクを全く知らない素人の客観的データに乏しい幼稚な感情論ですね。
一体一年でそれらの病気でどれほどの犬猫が命を落とすのでしょうか?
また、あなたの記事を見て手術しなかった結果、そうなってしまった方々へのコメントもお願いします。


 返事      投稿者:Paroowner

人の医師から一言さん、こん〇〇は。 Q(^ェ^)Q

君は 医者ではなく獣医 だ。 身分詐称をするな!
しかも知能が低い。文章は稚拙で、内容は出鱈目だ。
獣医には君のような ブログ荒らしのゴキブリ が多い。

ほんとの医者は自分のことを「 人の医師 」ですとは決して言わない。
医師は人の医療をする職業だと誰でも知っているからだ。
ニセ医者の獣医は「人の医師」ですというのだよ。

君は知能が低いので、英文の学術論文は読めないだろうね。
殆どの獣医は英文の学術論文を読んでないし、読めない。
その内容を理解できないし、できてない。

だから、正しい内容の論文でも平気で非難している。愚人の愚行だよ。
つまり、無知蒙昧な輩ほど恥知らずだ。無知ほど怖いものはない。

ブログ「愛犬問題」には二度と投稿はしないほうが良い。
恥をかくのはウソつきの獣医どものほうだよ。

 言い換えると、ブログ「愛犬問題」に嫌がらせの投稿をするよりも、次のアメリカの学術論文の翻訳文を熟読して 避妊去勢手術の弊害について勉強 した方が良い。
そして、 私の動物病院では避妊去勢手術はしないと宣伝広告 すると世の中に受けて、儲けることが出来るよ。愛犬家の信用や信頼が得られるということだ。ハイ。


2007年に公表された米国獣医大学の避妊去勢手術 有害論の全訳文


Long-Term Health Risks and Benefits Associated with Spay / Neuter in Dogs
犬の避妊・去勢による健康上のリスクと利点  長期観点から統計調査
Laura J. Sanborn, M.S.(理学修士)   May 14, 2007

大意
 獣医も愛犬家も犬に避妊・去勢手術をすべきかどうかについては深く考えるべきである。 従来の考えでは、幼少期の犬に避妊・去勢手術をすると、リスクよりもメリットのほうが大きいと言い伝えられてきた。
避妊・去勢の可否に関する相反する証拠が蓄積された現在でも、従来の考えが今なお支配的である。
 獣医学の学術論文50編以上を調査して、この論文で避妊・去勢手術が犬の健康に与える影響を明らかにした。 犬は避妊・去勢手術により、 骨肉腫、血管肉腫、甲状腺機能低下症、その他いろんな疾病を誘発 するという調査結果は誰も否定することができない。  犬の避妊・去勢の是非について、 犬の健康と幸福の観点からは考えてない のは獣医も愛犬家も無責任 である。

       ニュージャージー州立ラトガーズ大学 
      准教授 獣医学Chair(部門総括教授) Larry S. Katz PhD(博士)

概要

去勢のメリット

1 睾丸ガンで死ぬ犬はごくわずかだが、そのリスクをなくする。 
2 前立腺疾病の発病を低減する(ガンの場合は防止できない)。
3 肛門ろう菅症、肛門周辺フィステルのリスクを低減する。

去勢のデメリット

1 1才未満で去勢手術をすると、骨のガンである 骨肉腫 のリスクが著しく増大する。
2 心臓の 血管肉腫 のリスクが増大する。
3  甲状腺機能低下症 のリスクが、去勢しなかった場合に比較して、3倍になる。
4 加齢性認識機能障害のリスクが増大する。(つまり、 早くぼける 。)
5  肥満 のリスクが3倍に増大する。
6  前立腺ガン のリスクが4倍になる。
7  尿路ガン のリスクが2倍になる。
8 体形奇形のリスクが増大する。
9  ワクチンに対する拒絶反応(副作用)が増大する。

卵巣切除のメリット

 メス犬の避妊手術後の状況はオス犬の場合よりも複雑になる。
1 2才半以前に避妊手術をすると、乳腺腫瘍のリスクが大きく低減する。
2 子宮蓄膿症のリスクがほとんどなくなる。
3 肛門周辺フィステルのリスクが低減する。
4 子宮や頚および卵巣のガンのリスクが低減する。

卵巣切除のデメリット

1 1才未満で卵巣を切除すると骨のガンである 骨肉腫 のリスクが著しく増大。
2 脾臓と心臓の 血管肉腫 のリスクが増大する。
3  甲状腺機能低下症 のリスクが増大する。
4  肥満 のリスクが増大する。
5  尿失禁 をするようになる。
6 尿管の感染症が頻繁に再発するようになる。
7 外陰部の皮膚炎や膣の皮膚炎、膣炎のリスクが増大する。 特に、 思春期前に避妊手術をした犬に多発。
8  尿路腫瘍 のリスクが増大する。
9 体形の奇形のリスクが増大する。
10  ワクチンに対する拒絶反応(副作用)のリスクが増大する。

避妊・去勢手術の後遺症の各論

甲状腺機能低下症>

卵巣切除・去勢手術をした犬は、手術をしてない犬に比べて 甲状腺機能低下症になるリスクが3倍 になるという因果関係が明らかになった。
研究者たちは、その因果関係を提示している。
卵巣切除・去勢が甲状腺機能低下症に温和な直接的な影響を与えると言うことよりも、もっと重要なことは、 卵巣切除・去勢と甲状腺機能低下症が共に性ホルモンの分泌に影響 を与えることである。その 性ホルモンは免疫システムに関与 している。

マウスの 去勢が自己免疫性甲状腺炎を悪化 させると言う事実は、犬の卵巣切除・去勢と甲状腺機能低下症の因果関係の証明に役立つだろう。
犬の甲状腺低下症は 肥満、無気力、脱毛 、および、生殖機能の異常をもたらす。  

骨肉腫(骨の癌)
いろんな犬種の犬が骨肉腫になるリスク要因について調査研究したところ、避妊・去勢手術をした犬は雄雌共に、してない犬に比較して、 骨肉腫に罹病する リスクが2倍 になることが明らかになった。
 犬種の一つであるロットワイラーが骨肉腫になるリスクが比較的に高いことはすでに研究されていた。 同一犬種について歴代の犬を遡及的に調査研究した結果、若い時に避妊・去勢手術をした犬は骨肉腫になるリスクが高いことが明らかになった。
言い換えると、年齢が増えてから避妊・去勢手術をした犬は、その加齢が増えるにつれてそのリスクが低下する。

 1歳未満で避妊・去勢をしたロットワイラーは、してない犬に比較して、雄で 3,8倍 、雌で 3,1倍 の比率で骨肉腫に罹病しやすい。
実際に、1歳未満で避妊・去勢したロットワイラーは、 骨肉腫に罹病するリスクが、雄で28,4%、雌で25,1% であった。

 この結果はいろんな犬種で早期に避妊去勢した犬の研究結果とも一致している。
即ち、不妊手術をした時の犬の年齢は、骨肉腫の発病の恐れを評価するファクターとして扱えるという利点をもたらした。
 これらの二つの研究で明らかになった結果を結びつけると、 1歳未満で避妊・去勢をした犬は、骨肉腫のリスクが著しく増加 するという論理的な結論に到達する。

性ホルモンは骨の構造の形成とその大きさの保持に関与 していることは周知のことである。その上に、今回の研究で明らかになったことは、性ホルモンの影響を受ける時間と骨肉腫のリスクとの間には反比例の関係があるということである。
 犬種のサイズが大きいほど、特に 体重が大きいほど骨肉腫になるリスクは増加 する。 骨肉腫は中型犬種、大型犬種、超大型犬種では一般的な死因である。

骨肉腫はゴールデン・レトリバーの場合、三番目に最も一般的な死因 であり、さらに大きな犬種では、もっと普通の死亡原因である。

 骨肉腫は発病後の経過が悪いことや多くの犬種で予後の悪さが頻繁に起こっていることを考慮すると、中型犬種、大型犬種、および、超大型犬種は 幼犬時に避妊去勢手術をすると骨肉腫になって死亡するリスクが著しく増加する。

前立腺癌

 一般の人が入手できる犬の避妊・去勢に関する情報の多くは、不妊手術をすると、雄犬は前立腺癌になるリスクが減るとか無くなると(証拠もなく)言い張っている情報だ。

 人間の前立腺癌が男性ホルモンのテストステロンと関係があることを考慮すると、その言い分は納得し難い説とはいえない。
しかし、犬の場合、前立腺癌に関する証拠は、その言い分を支持してない。
実際、最も強力な証拠はまさしく正反対のことを示している。

 犬の不妊手術に関する免疫学的研究では長年いくつかの相反する研究結果が報告されている。つまり、去勢手術をした犬は前立腺癌が増えると言う研究と、逆に、低下するという研究がある。これらの研究を正しく評価するのはきわめて難しい。
我々がまとめたこの論文の文章は、相反する研究結果があることを部分的に説明しているに過ぎない。

 ごく最近、犬の世代を遡って調査した研究成果が二つ報告されている。その一つは、ヨーロッパで、もう一つは、アメリカで発表されている。この二つの研究で、 去勢した雄犬は、してない犬よりも、前立腺癌になるリスクが4倍も高くなる ことが明らかになった。
 これらの結果に基づいて、研究者たちは 去勢手術と前立腺癌の発症との間には因果関係 があると提示している。 不妊手術が犬の前立腺癌の発症を引き起こすことはないが、発生した腫瘍の進行に関与していることを示している。
この研究で、犬の前立腺癌のほとんどは精管内に発生し、ウロトロピン由来の癌であることがわかった。

 去勢手術をしてない普通の犬に前立腺癌の発生が比較的に少ないことは 睾丸ホルモンが前立腺癌の発生を事実上防止 していることを示している。
または、前立腺の環境を変えることによって癌が発生しないように間接的に影響を与えているかも知れない。

  この問題は将来を見通した上で正しいものの見方で判断すべきである。
人の場合と違い、犬の前立腺癌は滅多にないことだからである。  
犬の検死の調査結果で明らかになった 犬の前立腺癌の発生率は0,6%以下 と少ないことを考慮すると、不妊手術をすべきかどうかを決める時に、不妊手術を前立腺癌のリスク要因として重く考慮すべきかどうかの判断は難しい。

 犬種の一つであるブーヴィエデフランドルについて、 不妊手術は前立腺癌のリスクを増加するという証拠 があるに過ぎない。 データはきわめて少ないが、我々は他の犬種についても関心を持っている。  

肥満

避妊・去勢手術をした犬 は、してない犬に比較して、太り気味、あるいは、 肥満 の傾向が強い。新陳代謝の変化が原因である。
避妊手術をした雌犬は、してない雌犬に比較して、 肥満になるリスクが2倍 になることが一つの研究で明らかになった。
 他の研究結果でも、不妊手術をした犬は、してない犬に比較して、雌で1,6倍、雄で3,0倍肥満の傾向があることが明らかになった。
 更に、雌で1,2倍、雄で1,5倍太り気味の傾向があることがわかった。

 イギリスの獣医団体が実施した調査研究によると、21%の犬が肥満であった。肥満、あるいは、太り気味であることは、犬の健康問題の主題になっている。
 太り気味の犬はアドレナリン過剰症、甲状腺機能低下症、下部尿路疾患、口周縁部の疾患と診断される傾向がある。
太り気味を超えて 肥満になった犬は甲状腺機能低下症、糖尿病、膵臓炎、新生腫瘍 と診断される傾向がある。

ワクチンの副作用

 犬のワクチンの副作用について世代を遡って一団の犬を調査研究した。
その副作用には アレルギー反応 アナフィラキシー (注釈がある) 、心拍停止、心臓ショック、および、 急死 があることがわかった。

 避妊した雌犬は、してない雌犬に比較して、 副作用が30%以上多く 、去勢手術をした雄は、してない雄に比較して、27%多いことがわかった。

 犬自体の体内の能力として、 性ホルモンはワクチンに対して免疫的に反応する役割 を果たしていることも含くめ、研究者たちは 避妊・去勢手術とワクチンの副作用については因果関係を示すメカニズムがある と論じている。
 なお、 小型犬種ほどワクチンの副作用について高いリスク がある。

 愛玩犬種
ボクサー、イングリシュ・ブルドック、ラサアプソ、ワイマラナー、アメリカ・エスキーモー犬、ゴールデン・レトリバー、バセットハウンド、ウェルシュ・ゴーギー、シベリアン・ハスキーグレート・デン、ラブラドール・レトリバー、ドーベルマン、アメリカン・ピット・ブル 、および、秋田犬。
雑種の犬はリスクが低い ことがわかった。そのことは、遺伝的な特異体質(混血がもたらす活力)によるものだろうと思っている。

翻訳者の注釈
アナフィラキシー とは、注射薬剤やスズメバチの毒などによるアレルギー反応の悪の親玉みたいな反応。ショック死することが多い。

精巣腫瘍・睾丸癌

 精巣腫瘍の発症前に去勢手術をすると、当然、その後は精巣腫瘍の発病はない。精巣(睾丸)そのものが切除されてなくなっているからである。
切除して無くなってしまった臓器が発病するわけがない
だから、ここでは不妊手術をしてない犬の精巣腫瘍のリスクと比較して論ずる。 

精巣腫瘍は、その発生率が7%であるので、普通の発生率である。
しかし、精巣腫瘍はその転移率が低いために病後の回復はきわめて良好である。
 たとえば、Purdue大学がゴールデン・レトリバーについて健康調査をした結果によると、 精巣腫瘍による死亡はきわめて稀 であった。
その精巣腫瘍は、獣医師会が実施確認した犬の死亡原因調査報告書に記載されている犬の重大な死亡原因のリストには載ってない。

 その調査対象になったゴールデン・レトリバーは40%が不妊手術をしてない雄犬であったことは注目すべきことである。
しかも、精巣腫瘍の治療を受けたゴールデン・レトリバーの 治癒率は90,9% であった。このことは犬の精巣腫瘍の転移率が6~14%であると言う他の研究結果とも一致する。
つまり、頻繁に発生する精巣腫瘍であってもその治癒率は高い。

だから、 去勢をしてない雄犬が精巣腫瘍で死ぬ比率は1%以下 であるといえる。

 要約すると、犬は若い時に去勢手術をすべきだと言うのが獣医の最も一般的な言い分だが、犬は生涯を通じて精巣腫瘍に罹病するリスクはきわめて低いことを考慮すると、 去勢すると雄犬の精巣腫瘍を防止できるというのは正当な理由だと認めるのは難しい。

 睾丸が片方だけ、あるいは両方とも腹部に滞留したままで、所定の位置に下りてこない停留睾丸の場合は例外があるかもしれない。停留睾丸は13,6倍も腫瘍が発生しやすい上に、普通の身体検査では腫瘍を見つけることが難しい。

血管肉腫・癌

血管肉腫は犬では普通に見られる癌 である。犬種によっては主な死亡原因の一つである。
例えば、
サルーキ、フレンチブルドッグ、アイリッシュ・ウォータース・パニエル、フラッドコーティド・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、ボクサー、アフガンハウンド、イングリッシュセッター、スコットランド・テリア、ボストンテリア、ブルドッグ、およびジャーマン・シェパード。

 犬を年齢別に調査研究した結果、 避妊手術をした雌犬 は、してない雌犬に比較して、 脾臓の血管肉腫が2,2倍多く発生 していることがわかった。

心臓の血管肉腫 に関して世代を遡って調査したところ、避妊手術をした雌犬は、してない犬に比較して、血管肉腫になるリスクの要因が 5倍以上 大きいことがわかった。また、去勢手術をした雄犬は、してない雄犬に比較して、1,6倍高いこともわかった。

 その調査研究をした人たちは、 性ホルモンは血管肉腫に対して防御的な効果 があると論じている。特に雌犬ではその効果は顕著である。
 血管肉腫が重要な死因である犬種の場合、犬の不妊手術をするかどうか決める時に、 犬は不妊手術で血管肉腫になるリスクが大きくなる ことを考慮すべきである。

泌尿生殖器の障害

尿失禁は避妊手術をした雌犬に多い。 その尿失禁は手術をして間もなくか、数年を待たずして見られるようになる。
その尿失禁の発生率は、避妊手術をしてない雌犬はわずか0,3%であるのに対し、避妊手術をした雌犬は4~ 20% であることが調査研究で明らかになった。
一般に 避妊性尿失禁 と呼ばれているように 尿失禁は避妊手術と強くリンク している。尿失禁の生物学的なメカニズムは不明だが、尿道の括約筋によって引き起こされるものである。
 多くの(すべてではない)の尿失禁の犬は薬による治療が必要である。
しかも、多くの場合、その 治療は生涯続ける ことが必要になる。

 世代を遡って犬を調査研究したところ、しつこく再発を繰り返す 尿管(膀胱)の感染症 が、避妊手術をした雌犬は、してない雌犬に比較して 3~4倍 も高かった。

 他の世代調査研究では、5歳半以前に避妊手術をした雌犬は、5歳半以後に避妊手術をした雌犬に比較して、 尿管(膀胱)の感染症が2,76倍 も多く発生していた。

 避妊手術をした年齢により、犬は性器の外部に異常な兆候を現す。
避妊手術をした雌犬は 陰門が奇形 になったり、 膣の皮膚炎、膣炎 、および、 尿管(膀胱)の感染症 を引き起こす。
思春期以前に避妊手術をした雌犬は、このリスクが高い。

雌犬の生殖管の癌  子宮癌、子宮頸癌、および、卵巣癌

犬の 子宮や子宮頸管の腫瘍 はめったにない。全腫瘍のわずか 0,3% である。
手術で 卵巣腫瘍 のリスクを取り除けるが、そのリスクはわずか 0,5% である。
避妊手術で 生殖管の腫瘍 のリスクを取り除けるが、そのリスクは相当低い。
だから、 避妊手術で子宮癌や子宮頸癌、卵巣癌のリスクを防止できるということは正当化できない。

泌尿器の癌  膀胱癌と尿道癌

 世代を遡って犬を年齢別に調査研究した結果、 避妊・去勢をした犬 は、してない犬に比較して、 下部尿路腫瘍(膀胱または尿道)が2倍以上多く発生 していたことがわかった。
それらの腫瘍はほとんどの場合悪性であるが、頻繁には発生しない。
犬の腫瘍の1%以下を占めているに過ぎない。
だから、犬の避妊・去勢手術をすべきかどうかを決める時には 泌尿器の癌のリスクは重視しないほうが良い
エアーデール、ビーグルとスコティシュ・テリアは泌尿器の癌になるリスクが高いが、一方、ジャーマン・シェパードはリスクの平均値よりも少ない。

肢体障害・骨の異常形成

 外科手術で卵巣を切除すると、犬の骨盤の骨である腸骨の再構築の速度が増す。そのことは、 避妊手術をしたことにより股関節が異常にゆがめられて作られる こと意味する。
卵巣を切除すると、 背骨の骨量が実質的に失われて少なくなる ことも明らかになった。

 幼犬の時に避妊・去勢手術をすると、各種の骨の成長板がその成長を止める時期が遅くなる。成長をし続け骨の長さが著しく長くなる。
そのため、避妊・去勢手術をしなかった犬や成犬になった後に避妊・去勢手術をした犬よりも 骨が異常 になる。
 各種の骨の成長板はその成長を止める時期が異なっている。そのため、避妊・去勢手術をした時期によって、 犬の体は不自然なプロポーション になり、関節の性能と長期耐久性に悪影響を与える可能性がある。
その理由は、避妊・去勢手術の時期が、ある骨の成長板はその成長が止まった後であったのに、他の骨の成長板はその成長が止まる以前であると、成長が止まった骨と成長が続いている骨が混在してしまうからだ。

 避妊・去勢手術をすると、犬は 頭蓋十字靭帯断裂症になるリスク 2倍 に増える。おそらく、そのことは肥満になるリスクを増やすことに関係している。

 5歳半以前に避妊・去勢手術をすると、5歳半以後に避妊・去勢手術をした犬に比較して、 股関節が異常に形成されるリスクが 70% 増える。
 若い時に卵巣や睾丸を切除をした結果、骨の長さが増え、関節の形成に変化をもたらしている可能性がある。そのことは、股関節が異常にゆがめられて形成されているかどうかの診断に応用できるだろうと研究者たちは論じている。

 犬種ごとの健康調査をエアデールについてした結果、避妊・去勢手術をした犬は、してない犬に比較して、いろんな筋骨の障害と同じように 股関節形成不全 に悩まされていることがわかった。
しかしながら、股関節形成不全、または、筋骨障害であるという理由で避妊・去勢手術をされた可能性のある犬もいるように、困惑させられる事例もある。

 避妊・去勢手術をした6ヶ月後に股関節形成不全と診断された犬は、避妊・去勢手術をしてない犬に比較して、 股関節形成不全 と診断された比率が 1,5倍 であることが他の研究結果でも明らかになっている。

 避妊・去勢手術をしてない犬に比較して、避妊・去勢手術をした犬は 膝頭の脱臼 のリスクが 3,1倍 高いことが明らかになっている。

老齢性認知症・老齢性記憶障害症候群 

 不妊手術をした雄犬も雌犬も不妊手術をしてない普通の犬に比較して、年老いた後に軽い認知症よりも 重い認知症になるリスクが高い 。 
その老齢性認知症になるリスクを詳細に決めるために利用できるだけの十分な数の避妊手術をしてない老齢な雌犬はいなかった。
 老齢性認知症の犬は、屋内や屋外で方向感覚を失ったり、家族の一員としての社会的な触れ合いが変化したり、屋内でのしつけが無駄になったり、寝起きのサイクルが変化したりする。

 この調査研究結果は、 テストステロンとエストロゲンが細胞レベルで神経を保護する役割 を果たしているという最近の研究結果と同一線上にある。
その エストロゲンは女性のアルツハイマー病に予防的な役割 を果たしている。

 エストロゲンは避妊手術をしてない雌犬にも同じ保護的な役割を果たしていると研究者たちは推測している。
しかし、残念ながら、避妊手術をしてない雌犬の数が少なすぎたので、今回の研究ではその推測を実証し、結論づけることは出来なかった。


翻訳して思うこと

一般愛犬家の皆さんへ

この学術論文は一般愛犬家にご理解いただけるようにやさしく翻訳しました。
でも、内容的には 誤訳は皆無 です。
病名などの医学用語も正しい用語を使って翻訳してありますよ。ハイ。 

獣医界の皆さんへ

 獣医界の皆さんは、特に開業獣医の皆さんは英文の学術論文を正しく読解できない人が多いですね。残念です。
英語の論文を読めないと、世界の獣医界から置き去りにされますよ。
日本の愛犬家とその愛犬たちが 獣医の無知の被害 を受ける と言うことです。
世界に目を開いて正しい治療をしてください。ハイ。

 翻訳者 : ブログ「 愛犬問題 」開設者 : Paroowner

関連随想集

 「 みかん 」と名乗ってブログ「愛犬問題」の ブログ荒らし をし続けている獣医がいる。もう1年以上にもなる。
台所のゴキブリと同じような行動をして書き込んでいる。直ちに削除している。
この獣医はネットの ゴキブリ だ。知能が低いだけでなく心まで腐っている。
そのゴキブリ獣医の知能の程度は次の随想に本人が詳記してある。
心もねじ曲がっている。
獣医のブログ荒らしは卑屈で愚劣!  医療知識だけでなく学識教養も欠如! 逆くしゃみ症候群の治療法は世界で始めてブログ「愛犬問題」が見つけた治療法だ!
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愛犬の正しい飼い方! 自然流で健康長寿!
獣医のワクチンや薬剤、避妊去勢は無用!






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Last updated  2020.06.09 17:19:45
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ペットロスの最良の治療法


アイズワンの涙やけ、白内障、歯磨き商品は偽装商品


コンドロフレックスより手羽先のほうが良い


歯磨きドクターデンタルワンは偽装商品


クレート内に常時犬を飼うのは動物虐待


愛犬を隣席に同伴して飛行機に🛬


「愛犬問題」管理人に自宅愛犬の写真を見せる方法


★避妊去勢有害無用論


獣医の不正過誤診療


歯石取りで麻酔死


悪徳獣医を見抜く方法


甲状腺機能低下症


乳腺腫瘍


子宮蓄膿症


椎間板ヘルニア 脅し商売


ぎっくり腰


結石症と療法食の詐欺商売!


パスツレラ病 愚劣番組が放映


白内障


熱中症は怖い!30分で急死


麻酔死


てんかん・鶏の骨で治す


ヒバエタで獣医が治せない皮膚病が治る!


耳ダニ


停留睾丸


カプノサイト症 愚劣番組が放映


膿皮症、脂漏症を治す


肥満細胞腫


ステロイド剤は悪魔の薬剤❗


前立腺肥大症


そけいヘルニア


後ろ足麻痺


肛門腺絞り


関節炎 鶏の骨で治す!


ワクチンで皮膚病


クッシング皮膚病


延命治療は過剰診療


腺維肉腫(癌)


骨肉腫(癌)


血管肉腫(癌)


真菌性外耳炎ひば水で治った


真菌性皮膚病ひば水で治った


耳が臭い ひば水で治る


血尿・血便 鶏の骨で治る!


肛門周囲腺腫は良性


心臓病


大腸炎


歯周炎


悪徳獣医から示談金80万円


脂漏症 ひば油で治す


口周りが赤くなる病気


角膜びらん


睾丸肥大手術


下痢・便秘騒ぎすぎ!


アカラス症は獣医が原因


犬はよく嘔吐する❗胃が健康な証拠🐶


血管炎・虚血性皮膚病


虫歯の対処法


咳・気管拡張剤は不要


マラセチア皮膚病


犬の飼い方ワースト10


皮膚を治せない獣医が多い


膝蓋骨脱臼・パテラ 鶏の骨で完治


靭帯断裂=捻挫


外耳炎 ひば油で治す


尻尾追尾症=常同障害


ステロイド性糖尿病


避妊去勢で脱毛症に!


毛が生える!鶏の骨で!


僧帽弁閉鎖不全症


気管虚脱 脅し商売👺


大腿骨頭壊死症・ペルテス病


マイボーム腺腫 家庭用目薬で治す


目の下の腫れの顔面腫脹 鶏の骨で治す


回虫駆除剤


咳の出る病気で獣医にだまされるな❗


メタトロン検査は偽装検査


★裁判・獣医への判決


断尾断耳は動物虐待


獣医のブログ荒らし


インフォームド・コンセント


保健所・里親・殺処分


動物愛護団体は偽善


動物愛護法を改悪


テレビ新聞は真実を報道しない❗


幸福度ランキング日本62位


NHK受信料の支払い拒否・犬蔑視


『愛犬の友』廃刊!「愛犬問題」を目の敵にした雑誌


報道自由度ランキング日本67位


★ 犬恐怖症を治す


★ パピヨンの良さ


初代パロの写真集


★★★★★ 亡き愛犬の追憶


★ ウサギのラピー


Yahoo!知恵袋はウソだらけ


川柳集 犬の正しい飼い方について


謹賀新年


Comments

山田好夫 @ 気楽に投稿してください 犬の好きな方の投稿を歓迎します。 …

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