ハーブコア ♣ 高木肥料店

ハーブコア ♣ 高木肥料店

Aug 21, 2014
XML
カテゴリ: ミネラルは大切。
ミネラルにも派閥があって。K

ミネラルのはなし です。

土壌検査をしてみると、圃場の土のなかに作物の成長に必要なはずの
ミネラルの量は問題なく充分にあるはずなのに、いざ作物を栽培して

みると

それでも苦土やホウ素・石灰が効きにくい

といった生育をしがちな作物のケースも、よくあります。さらに効き
にくいといった程度ではなく

苦土欠乏やホウ素欠乏・石灰欠乏がおこる



土の中にミネラルはあるのに、なぜ効かないのだろう と思うのです
が、こういった現象の原因のひとつとして考えられるのが各ミネラル
のあいだの  拮抗作用  だといわれています。

拮抗作用とは・・・簡単にいうと「 ミネラル同士の喧嘩 」。

たとえばカリの場合ですが、カリが土の中に多く存在すると、作物へ
のマグネシウム/苦土の吸収を抑えるとされています。そのために土
のなかにマグネシウム/苦土がたくさんあったとしても、作物の生育
の過程でマグネシウム/苦土の欠乏症状がおこるばあいがあるという
わけですね。
マグネシウム/苦土と同様に ]作物へのカルシウムや
ホウ素の吸収を阻害しやすいことも知られています。

そんなミネラルのあいだの相互関係[ 要素の相互作用といわれていま
すよ
]を図示したものが こちら 。


ののののの 要素の相互作用


直線は 拮抗作用。そして点線は、作物に吸収れるのを助けあうとい
う相助作用をあらわしています。
そうなんです、ミネラルはお互いに喧嘩するばかりではなく、協力し
あう場合もあるのですから、おもしろいものですよね[ そんな相助効
果は、たとえばリンとマグネシウムの関係で知られています
]。

と、いうことで今回は、お互いのあいだに好き嫌いが存在するために
土の中 にたくさんあったとしても、特定のミネラルが作物に吸収され
にくい
こともある[ 逆に土のなかに少ない場合でもなぜか良く効くこ
ともある
]という・・・

人間とおなじように、ミネラルにも派閥がある

みたいな、そんなおはなしでした。


 そして連想されませんでしたか、 旧約聖書のアダムのはなし を。
  そう「アダムは、神によってその息吹と 土から創造された 」という
  あの一節です。・・・ひとに派閥があるのは、土のミネラルの作用
  なのかも/笑。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「 夢で終らせない農業起業 」「 本当は危ない有機野菜








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Sep 11, 2014 12:59:12 AM
[ミネラルは大切。] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: