【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

2006/02/12
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今回は「快速・SL冬の湿原号」に併結されている車掌車をご紹介いたします。営業用の旅客列車に昔の貨物列車の車掌車が併結され、且つ、乗車できるのは非常に珍しいケースです。

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中です。昭和29年製だけあって内装は板張りでございました。

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青いモケットは昔からのものなんでしょうね。

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車掌車の最も重要な設備の車掌ブレーキです。

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この赤いレバーに紐が付けられていて、いざと言うときに車掌が紐を引くと車掌ブレーキが作動するようになっていました。貨物列車に限らず、車掌の大事な任務は緊急時に列車を止めることなのでございます。

このような機能を持っているので、この車掌車のことをかつての国鉄の用語では「緩急車」と言います。要はブレーキ車ということでございますな。

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この車掌車にもヘッドマーク(テールマーク)が付けられておりました。

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展望車として使うだけあって、オープンエアのデッキスペースがございました。ガラス越しではなく、こんな絵を撮ることが可能でございます。でも合成風力で猛烈に寒いです。

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こんなことをやっているうちに汽車が出発してしまいました。出発前に蒸気機関車を撮影するのを忘れてしまった…。

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日本国有鉄道の時代から、北海道用の車輌だけは微妙に仕様を変えて製造されました。客車は二重窓にし、増加暖房を付けたりしています。でも、九州用も盛岡用も同じ車両でございました。北海道だけ特別という考え方だったのですね。

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もう少し車掌車の設備をご紹介いたします。車掌車用の分電板のようです。

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当然のように冷房はありません。扇風機のみです。扇風機には懐かしのJNRのマークがございました。

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時代を感じさせる照明のスイッチでございます。

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ブレーキの圧力計でございます。きっちり空気が入っています。こういう使い方をしているものの、この車掌車で列車全体を停める能力を維持しているようでした。

今回はこの位にします。次回は通常の客車の内部をご紹介いたします。14系特急客車が種車ではございますが、色々と手が加えられておりました。






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Last updated  2006/02/12 08:49:36 PM
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Re:冬の釧路(5) 車掌車(02/12)  
車掌車は京都府の旧加悦鉄道の鉄道広場で乗りました。数年前の12月に行ったのですが、だるまストーブが入っていてほんのり暖かかったなー

っていうか、観光客がいっぱいだったので、子どもと一緒にデッキの手すりにしがみついていました。
構内を時速10キロ程度のノロノロだったですので、二軸車特有のジョイント音も悪い乗り心地も体験でした。
(2006/02/12 09:29:30 PM)

あけやん2515さんへ  
notoshun  さん
コメントありがとうございました。

旧加悦鉄道…。知らなかった…。これは行かねばなりません。私としては絶対に逃せないスポットでございますね。

大変有益な情報、ありがとうございました。
(2006/02/12 10:30:50 PM)

Re:冬の釧路(5) 車掌車(02/12)  
どらねこm  さん
北海道いいですね~。私は20代の頃一度だけ、ニセコにスキーに行きました。
観光はほとんどしていないのです。雪祭りも見にいきたいし、流氷も見に行きたいな~。
機関車の旅もいいですね~。 (2006/02/12 10:50:08 PM)

これは、これは!  
maman.m  さん
現実のこの車両に乗れるというのは、いいですねぇ。
いつものお言葉を拝借すると、「痺れます」デス。
懐古趣味ではないつもりなのですが、網棚も、繰り返し塗られたであろうペンキも、たまらなくいいです!
出発前に蒸気機関車を撮影するのを忘れられたというトコロで、吹き出してしまいましたが(爆)
お気持ち、よく分かります。
多分、痺れていらしたのでしょう!
(2006/02/12 11:21:56 PM)

どらねこmさんへ  
notoshun  さん
コメントありがとうございました。

冬の北海道はいいですよ~。特に流氷はこれからがシーズンです(但し、今年は氷の量が少ないらしいです)。昨年に行って参りました。大変良かったのでブログでレポートしております。宜しければご笑覧くださいませ。

http://plaza.rakuten.co.jp/airshow/diary/200503080000/ (2006/02/12 11:32:09 PM)

maman.mさんへ  
notoshun  さん
毎度毎度コメントありがとうございました。

この車輌は1954年製で、相当にがたが来ている感じですが、主要性能部品はきっちり動きます。二軸車(台車を使わずに短い車体に軸が日本しか内車体、通常の台車を使った車輌はボギー車といいます)で本線走行するチャンスは殆どないので、まあ、珍しい体験でした。

釧路での機関車パスは確信犯です。指定券入手が発車数分前でしたので、列車の端から端まで移動する時間が惜しかったのです。全ての時間を緩急車につぎ込んでしまいました。

機関車は標茶駅でねちっと撮影しました。次々回にレポートいたします。
(2006/02/12 11:36:03 PM)

加悦SL広場  
>旧加悦鉄道…。知らなかった…。これは行かねばなりません。私としては絶対に逃せないスポットでございますね。
>大変有益な情報、ありがとうございました。

ここは京都府の北部、加悦町にあります。
年に数回イベントが行われているようで、今年5月に行われます。
ここに展示されている車掌車はヨ2000型のヨ2047で昭和12年製ですが、イベントごとに運転されているわけじゃないようです。
HPもありますので、ご確認ください。
(2006/02/13 07:17:33 AM)

あけやん さんへ  
notoshun さん
昨日ウェブを見たのですがまだ5月のイベント告知はありませんでした。しかし、車輌コレクションの目録がありました。
すごいです。マニア垂涎です。何でこれを知らなかったのだろう…。
5月が楽しみです。重ね重ね、有益情報をありがとうございました。 (2006/02/13 08:44:34 AM)

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