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2006/08/01
テーマ： 北海道に旅したみなさん！(603)
カテゴリ： カメラ画像入り確定レポート
この器材が先頭にたちます。コンティニュアスマイナーと云います。これは屋外展示の器材で小さいです。坑道内に展示されているものははるかに大きなものなのでした。
この器材の先頭にはこのようなドラムカッターが付いております。このドラムカッターを回転させて上下に振ることで、先ず石炭層を砕いて行きます。
こんな感じのピンが挿してあります。このピンは消耗品です。一日の作業が終わると、こういう消耗品の交換などのメンテナンスの時間が設けられたそうです。
カッターを横から撮影してみました。物凄く暗いです。こういう写真はなかなか撮るのが難しい環境なのです。獰猛な印象のドラムカッターです。
運転台です。複雑怪奇です。どのように操作したのか想像もできません。
二両目の器材です。シャトルカーというそうです。コンティニュアスマイナーには動力がありません。このシャトルカーが鉄道で言えば機関車みたいな役割を果たしていたそうです。コンティニュアスマイナーを前に押していたようです。
前方から編成を撮影してみました。禍禍しい印象の絵になってしまいました。ちなみに左上に見える管は送風管です。炭鉱の天敵のメタンガスとか一酸化炭素ガスが出ると、作業を中止し、送風管を通して空気を送り込んでガス濃度を下げるそうです。
三両目がベルトホッパーです。坑道の床に散った石炭を引き揚げ、ベルトコンベアに載せる役割を果たしているようです。
石炭はこのようなベルトコンベアに乗って地上に運ばれていくそうです。
最後の画像はコンティニュアスマイナー・シャトルカー・ベルトホッパーを後方から撮影したものです。
今回ご紹介した器材で、炭層を囲むように坑道を掘進して行きます（このような作業を採炭切羽を作るというそうです）。坑道開削が終わると、坑道で囲まれた炭層を面的に掘って行きます。次回は、面的に炭層を掘っていく設備をご紹介します。
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