【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

2007/08/04
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テーマ: 鉄道雑談(1611)

クモハ123 です。電車の命名法についてはどこかでまた改めてご紹介しますけど、平たく言えば「新性能電車で直流の通勤型」と言うカテゴリーに当たります。でも、結構変わっているのです。





辰野駅に入線するところでございますね。 クモハ123 の特徴は単行可能、と言うか、単行させるために作られた形式なのでございます。

以前にもご説明しましたが、新性能電車と言う呼称は微妙な呼称でございます。色々な定義があるのでございます。従来の吊り掛け式電車(モーターが車軸に引っ掛けられている方式)に代わって登場したカルダン式電車(モーターを台車の台枠に取り付ける方式)を指すのが多数派みたいです。

具体的には、日本国有鉄道の 101系電車 が、新性能電車の嚆矢となったとされております。中空軸平行カルダン駆動方式を採用し、それまでの 72系電車 とはもう全然走行性能が違うのでございます。駆動方式以外にも新機軸がございまして、ユニット方式と申しますか、編成運転を前提にして、電気設備などを分散して積載する方式となったのです。つまり、 101系 以降の新性能電車は2両以上じゃないと運行できないのが普通でした(国鉄末期になると単行できる形式も登場しましたけど)。





クモユ141 (郵便車)とか、 クモニ143 (荷物車)とか、 クモユニ147 (郵便車と荷物車の合造車)といった、単行可能な形式が作られていきました。その昔は、郵便車という車種があったのです。郵便物を鉄道に積んで、郵政省の職員が仕分けをしながら運搬すると言う車輌なのです。この車種は郵政省所有車でした。既に全滅して20年以上経過していますけど…。先週末は小樽に展示されている古い車輌を見に行きましたけど、郵便車がたくさんありました。後日ご紹介します。



ちょっと年配の方だと、中央本線の普通電車の端に、こんな形の荷物車が付いていたのを覚えていらっしゃるかも知れません。大抵、定期の旅客電車にくっ付いて走っていたものです。



この1M運行可能な クモユ141 、とか クモニ143 は短命な形式に終わりました。と言うのも、日本国有鉄道末期の悲惨な営業の状態の中で、郵便の鉄道輸送は全廃され、荷物電車も全廃されていったのです。今やチッキも死語でございますね。蛇足ながら、スト権ストの悪影響は甚大でした。あの当時、鉄道輸送、特に貨物や荷物は一体いつ目的地に到着するか全然分かんない状態でした。これでは客がドンドン離れていっても仕方がありませんでした。



郵便車や荷物車全廃の中で、余剰になった、 クモニ143 クモヤ145 クモユニ147 を旅客輸送用に改造したのが クモハ123



ちなみに、JR東日本には クモハ123 は1両しかありません。 クモハ123-1 だけです。色々な意味で希少な車輌であることは間違いありません。また、ローカル線区専用(じゃなきゃ単行しませんよね)だけありまして、辺鄙なところを走っております。なかなか見る機会がないのです。今回は、久しぶりに中央本線の中央部に来ましたので、ねっちりと クモハ123 を楽しむことに致しました。

次回は、 クモハ123-1

【昨日のマイレージジャンキー的な成果】

朝食(SUICA) 4マイル(JL)
ローソン(JCB) 3×1.5倍≒約4マイル(NH)

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Last updated  2007/08/04 11:02:23 PM
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