PR
Category
プラハの映画館にて鑑賞。ムッキムキのヒューヒュー(ジャックマン)が、超合金ロボみたいなのの前で腕組みをしているポスターを見て、「あらこんな映画あるんだ~」と余計な情報を入れずに、カッコイイヒューヒュー見たさで鑑賞。
ポスターで想像していたのは、ヒューヒューがロボットと一体化して正義の味方になっちゃうのかな?と キャプテンアメリカ 的ストーリーを創造していたけど、近未来を舞台にした父子ものでした。これが結構感動したわけですよ・・・。
ムッキムキのヒューヒューが、ロボットを立てて必死に戦わせているので、「なぜロボット代理戦争みたいなことになってるの??生身のヒューヒューに戦って欲しいわ!」 と思っていたけど、ボクシングがロボットに取って代わられた近未来の設定ということが途中でわかり、「ああ、ヒューヒューは失業しちゃったんだ・・・」と切なくなる。(私も失業者なんでね!)
そんなダメ男ヒューヒューのもとに、別れた妻が引き取った息子がやってくるわけだが、息子の年齢も間違えているダメっぽさ。 この息子ちゃんがまあーカワイイ! 顔もかわいいけど、生意気加減とか、ロボットに教えるダンスとか、可愛さ爆発なんですわ。この子は一体誰?と調べてみたら、「 マイティー・ソー 」でソー様の子供時代を演じていた子役ちゃんでした。
新しく仕入れたノイジーボーイというロボットのデザインが、これクールジャパンなのかしら?「 超悪男子 」とか腕に書いてあるけど・・・(上のレゴ写真参照)。このロボが死にそうになると、ボディーに内臓されたモニターに「 末期 」とかいう文字が出ていたような(笑)。クールジャパンからやってきたロボットだから、最初は日本語しかわからなくて、息子が「 ミギ、ヒダリ、アパーカットニカイ! (アッパーカット二回)」と日本語でロボを動かすのがなんか可笑しかった。
ひょんなことからオンボロのロボットを手に入れた父子。息子はそのロボットと心を通わせていくのですが、ロボットにダンスを教えるシーンが本当にカワイイ!!息子はヒューヒューと全然似てないんだけどね・・・まあお母さん似なんでしょうな。しかし、この子がカワイイさはまさに今が最高潮だと思われ、 この先間違えなく育っておくれよ・・・ (ルックス、素行ともに)と願うのだった。
お話自体は、断絶していた父子の絆再生をポンコツロボットのファイティングサクセスストーリーに絡めて描いたって感じで、まあ予告編を見れば観なくてもいいかなあ?って感じではあるんですがね・・・(友人Iは何百回も予告編を見たので本編はいい、と言っていた)。
後半で、息子が父に「僕のために戦ってほしいんだ!」って言うのが、ヒューヒューのモチベーションになるんだけど、それもちょっと唐突すぎる気がするんだなあ・・・。息子、今までロボットに夢中だったのに!って言う・・・。前半にもっと元ボクサーのヒューヒューの情けなさみたいなものを掘り下げて描いておけば良くなったような気がする。金の無心はしていたけど生活に根差したビンボー描写とかそんなになかったしね。
最後の試合はロッキーみたいで予定調和なハッピーエンドなんだけど、なぜか感動してしまったんだな・・・ここは映像と演出が これでもか!! って力技で頑張っていたからかもしれない。あとは、やはりヒューヒューと子役の子が、役者さんとして魅力的だからってのもあるかもしれないと思ったのでした。
『リンカーン弁護士』レディースデーお値… 2012.07.26
『レオニー』日本男児の評判が下がらない… 2012.07.14
『リッキー』赤ちゃん映画の新たな金字塔! 2012.06.08