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カテゴリ: シネマ感想:な行

※ネタバレしてます。

名作という誉れ高いニュー・シネマ・パラダイス・・・実は、今まで観たことなかったのでレンタル。

映画は観たことなくても、エンニオ・モリコーネのテーマ曲は超有名なので、知っていました。小学生のころ、テレビでこの映画のコマーシャルが沢山流されていたので、テーマ曲を聞くと小学生時代の思い出が重なります。 

最 初から、◯◯映画祭 ◯◯賞受賞というクレジットがウワーっと出て、「この映画はメチャメチャ賞取ってんねんで~」というアピールが。その分ハードルがあがっちゃうけど、大丈 夫なのかな~とちょっとハラハラ。まあ、20年くらい前の映画で、既に名作認定されているのですから、私の心配なぞ不要なのですが。

完全版を観た訳ですが、 なんと173分!!! 約3時間なのですよ!!!長い・・・けど、一人の映画人の幼少期~壮年期までを描いている話なので、まあしょうがな いのだろうか。昔の恋人との再会エピソードいらなくね?って思ったけど、公開時にはココが削られて120分ほどにまとめられていたそうです。

戦後のシチリア、映画少年トトと映写技師のおっさんアルフレード(フィリップ・ノワレ)のやり取りだけで、すでに名作臭が・・・このレトロなイタリアぽさは、「 マレーナ 」に似てると思ったら監督さんが同じ人でした。トトが10歳って設定だけど、ちっちゃすぎないか?5歳くらいに見えてしまう。今ではトト役の子もオッサンになっているのだろうなあ~。

成長した現在のトトは結構いい家に住んでいるみたいだし、成功したってことはわかるんだけど一体何の仕事で?サインをねだられていたし、人前に出る仕事なん だろうか・・・。姪っ子に「伯父さんの仕事場を見学したい」って言われて、「煙だらけだよ」って言ってたけど、作家かなにか?と思ったら映画監督だったのね・・・。

小さいころから映画が好きで、青年期は自分で映像を撮っていたという伏線はあったけど、まさか映画監督になっているとは!アルフレードが「こんな田舎にいてはダメだ、街に出ろ」としつこく勧めたのは、トトに才能があると見込んでの「子ライオンを谷底に突き落とす行為」だったのね・・・。アルフレードがエレナ(トトの彼女) との仲を実際に裂く行為をしたのも、そのためなのだろう。

しかし・・・現在のエレナの告白を聞いて「そ、そんな・・・アルフレード、ひど過ぎる!!!」と驚愕してしまいましたよ。「アルフレードはトトのことを思って、”あえて”こうしたんだよ」って言う風にに持って行くには全然説明が足りなかったと思うのです。私が鈍いだけかもしれないけど・・・。

・ トトのシネフィルぶりが足りない(家に保管しておいたフィルムが焼けてしまい、お母さんにどつかれる→カンニングさせるかわりに映写の仕事を教えてもらう までは「ああ、この子は映画狂になるべくして・・・」といい感じだったのに、青年期からは映写を普通の仕事として淡々とやってる描写しかなかったし、特に思い入 れのある監督とか作品とかがある描写もなかった)

・ トトの映像への情熱描写が足りない(牛のと殺を撮ってたりしたけど、それだけで、他はエレナへの恋慕を表現する小道具としてのカメラ・・・という感じ。もっと「やべー!自分で映像撮ったり、それを編集したりするの楽しいいいい!!!」みたいな描写があって良かったと思う)

・ アルフレードがトトの才能を見抜いている描写がない(ひたすら「ローマに行け。ここには帰るな」と言うだけで、どうしてだろう~?と思っていた。映写技師 として死ぬ程映画を観ているアルフレードが、トトの映画への情熱とか彼の撮った映像を観て、才能の片鱗を認める・・・→「この子はここにいてはダメだ。エレナと恋愛していてもダメだ」と思ったりするシーンがあっても良いと思った。これがなかったから現在のエレナの告白を聞いて「えー?!なん で!!」と思ってしまった)

現在のエレナのセリフ「私と一緒にならなかったから、今の映画監督として大成功したあなたがあるのよ。これでよかったのよ」という説明がないとアルフレードの行為が意味不明なままで終わっていたのでは・・・。

それに上記3点の描写が、頭の良くない観客にも判るように織り込まれていたら、「運命の女性との恋を犠牲にして手に入れた、映画監督としての成功」そして「映画愛を絆とした精神的な父子、アルフレードとトト」みたいな感じに持ってけただろうになあ~と思うのですよ。アルフレードの想いを今になって理解するトト、そして脳裏に浮かぶ二人乗り自転車シーン(バックにはモリコーネのテーマ曲)、泣けると思いますよ~、ベタベタだけど(笑)!

アルフレードの葬式シーンと、トトとアルフレードの奥さんと話すシーンが良かっただけに(この2シーンは泣きました)、残念です。

あと、ラストのキスシーンを編集したフィルムってのは、すでにネタバレされており知っていたのです・・・(少女小説家の折原みとさんが、エッセイの中で「すっごく感動する!」って語っていました)。いやね、ネタバレせずに映画の良さを語るって難しいね・・・。まあ20年も前の映画なので、ネタバレ!って騒ぐ私もどうかと思うんですがね。






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Last updated  2014.12.24 22:45:11
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