第１３話

キルス　「クラウド、やっとお前と戦えるな」

クラウド「何年ぶりだろうな」

キルス　「テイルブランドは使わないのか？」

クラウド「使わないんじゃなくて使えないんだ」

キルス　「確かにお前には特別な想いなど無いかもしれないな」

クラウド「よけいなお世話だ」

キルス　「・・・ん？じゃあお前はどうやって戦うんだ？」

クラウド「俺にはバスターソードがある」

審判　　「そろそろ始めようか？」

アナウンス「３・・・２・・・１・・・０！」

クラ＆キル「行くぞ！！」

２人とも同時に走りだした

クラウド「うおおおお！！」

２人の剣が激しくぶつかり合っている

ギリ・・・ギリギリ・・・ガキン！！

ティファ「クラウドが押し負けてる！」

ケット　「そういえばティファはん・・・キルスが持ってるあの剣・・・
　　　　　どっかで見たことないでっか？」

ティファ「・・・そう？私はあんまり覚えてないけど・・・」

ケット　「わい、ちょっと調べてきます！！」

ケット・シーを遠隔操作しているリーブという男がどこかへ行ってしまい、
ケット･シーは放心状態

ティファ「がんばって・・・クラウド！」

キルス　「どうした？手応えが無いなぁ！」

ギリギリと競り合っているがかなりクラウドが押し負けている

クラウド「クッ！！なぜだ！？こんなに全力であたり押し勝っても
　　　　　いいはずなのに！！」

キルス　「なぜだと思う？見ろよ・・・この剣を」

クラウド「そ・・・その剣は・・・！？」

キルス　「思い出したか？おまえが２年前まで使っていた剣。
　　　　　世界三大幻剣の一つだ」

ティファ「もう！！ケット・シー！！まだ～！？」

ケット（遠）「あったで～！！」

ケット（遠）「あの剣、どっかで見たことあると思って調べたんやけど・・・
　　　　　　　あの剣は２年前までクラウドはんが持ってたんや！！」

ティファ「で？その剣の名前は？」

ケット（遠）「世界三大幻剣の内一つの剣でその名も・・・
　　　　　　　アルテマウェポン！！」

クラウド「アルテマウェポン・・・！？」

クラウド「そ・・・そんな・・・その剣はセフィロスとの戦闘で
　　　　　吹き飛ばされたはず・・・！！？？」

キルス　「ほう？そういういきさつがあったのか・・・」

二人は一旦離れ、気を落ちつかせた

クラウド「・・・それをどこで？」

キルス　「スレッドさんから頂いた」

クラウド「親父から・・・！？」

キルス　「さて・・・おしゃべりも終りにしよう」

クラ心中「クッ！・・・とてもじゃないが勝ち目が無い・・・どうすれば！」

キルス　「行くぞ！」

クラウド「・・・だ・・・ダメだ・・・！！」

キルス　「どうした？」

クラウド「な、なんでもない！！来い！！」

キル心中「だめだな・・・クラウドのやつ・・・戦意喪失ってとこだな」

キルス　「・・・・・」

キルスが無言のまま走り出した

クラウド「うおおおお！！」

クラウドも走りだした

キルス　「・・・・・」

クラウド「・・・！？」

フッ・・・と一瞬にしてキルスが消えた

クラウド「な・・・ど、どこだ！？」

クラウドが走るのを止め辺りを見回そうとしたその時

キルス　「まさかお前がこんなに弱い奴だったとはな・・・」

キルスがクラウドの目の前に現れた

クラウド「！？クッ・・・！！」

クラウドがキルスに斬りかかろうとしたが遅かった

キルス　「遅い！！」

ガキン！！キルスが剣を振り、無惨にもバスターソードが折れてしまった

クラウド「・・・・！？」

キルス　「まあ、やっぱり弱すぎだな」

クラウドがひざまずいてしまった・・・

クラウド「・・・俺の・・・負けだ」

審判　　「試合終了！」

クラウド「・・・・・・・・・・」

キルス　「臆するものは自分だけ」

クラウド「・・・・・？」

キルス　「知識・記憶・自信」

キルス　「この３つをお前は極めすぎた」

クラウド「どういうことだ・・・？」

キルス　「まだわかってなかったのか？このアルテマウェポンは
　　　　　偽者だ」

クラウド「！！？？」

キルス　「お前は目の前にあるものを信じすぎた。それがこの結果だ」

クラウド「そ・・・そんな・・・・」

キルス　「あ！そういえば言ってなかったけどテイルブランドも
　　　　　世界三大幻剣のひとつだぞ」

ティファ「え！？そうだったの？」

ケット（遠）「ホンマや載ってんで！」

クラウド「そうだったのか・・・でも、今は・・・俺にはまだ
　　　　　使えないみたいだ・・・」

キルス　「あの剣はな、仲間を思う気持ちが大きければ大きいほど
　　　　　強く、軽くなるんだぞ」

クラウド「そうなのか・・・」

キルス　「ようするに絶対絶命の時に使えるってわけだ」

アナウンス「長い戦いが今、幕を閉じました。そして会長さんから
　　　　　　賞金１０００００００ギルが渡されます」

ケット　「１０００００００ギル～～～～！！！？？？」

会長　　「がんばりましたね！」

キルス　「ありがとうございます」

アナウンス「ではこれにて終わります」

ゴールドソーサー前・・・

クラウド「はあ・・・これからどうしよう・・・」

ティファ「うん・・・」

バレット「ウータイまで行くんだぜ！？そんな金ないよな・・・」

クラウド「そうなんだよな・・・・って」

ティファ「バレット達大丈夫だったの！！？？」

バレット「ぜんぜん大丈夫じゃ無えよ！！でも現代の医学はすごいな！」

キルス　「お取り込み中ちょっといいかな？」

クラウド「キルスか・・・何だ？」

キルス　「飛空挺でいいかな？」

クラウド「へ？」

キルス　「だから飛空挺でいいかなって」

クラウド「キルス達も来るのか！？」

キルス　「もちろんだろ！！」

クラウド「やったぞ！！これでウータイに行ける！！」

キルス　「でも操縦士がいないだろ？」

ティファ「あら？操縦士ならロケット村に行けばいいじゃない」

クラウド「そういえばあいつがいるな」

キルス　「あいつって？」

クラウド「行ってみればわかるさ」

バレット「ここからならロープウェイが出てるぜ」

クラウド「よし！！ロケット村へ出発だ！！」

みんな　「おお！！」　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　第１４話に続く

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