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ドジボ
冬まで待てない人のための、思わずニヤリなスキーエッセイ
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2009.09.29
テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(540838)
カテゴリ： カテゴリ未分類
無事に休憩テントを確保し、いよいよレースが始まるのだった。（写真は公式サイトから）
ママチャリに出走するチャリは
出走前に大会事務局で車検を受ける。
正しいママチャリ(笑)としての規定がいろいろあるのだ。
どんな大会にも、勝負に熱が入りすぎる奴らはいるもので
ママチャリをレース仕様に改造したようなのもあった。
本気になるのはいいけど、普通のママチャリで走ればぁ。
ライダーは、ヘルメットとグローブを必ず着けなくてはならない。
ヘルメットはメンバーの会社から借りてきた。
ゼネコンの。
社名入り。
当然、グローブは軍手(笑)
さて、スタート前にすること。
テントに、「ゾウふれあいディ」のチラシをベタベタ貼りまくる。
ヘルメットに、紙で作ったゾウの鼻と耳をくっ付ける。
選手２チーム１６人、応援サポート隊１０人、みんなお揃いの
ゾウプロジェクトのＴシャツを着て目立たせる。
ぞうなのだ･･･いや、そうなのだ。
１０/４の「ゾウふれあいディ」のＰＲをしようという魂胆なのだ。
なにせママチャリ参加チームは２０６組で
しかも同じ名取市内での開催。
こりゃ、宣伝しない手はないでしょ。
天気は上々、気分も盛り上がってきた午前８時
いよいよスタートだ。
一周４kmを走るのに、我われ素人で８～９分。
あ、そうそう、うちらは２チームとも男女混合だ。
基本的に１周ごとに交代する作戦。
いや、作戦ってほどのもんじゃない。
たんに２周走ることにビビッてただけ。
前走者からチャリを引き継ぎ
いよいよドジボの順番だ。
ジョギングをしてるとは言え、チャリに乗るのは
ほとんど高校の通学以来･･･って、大丈夫か？ おい。
今頃そんなこと心配してもショーガナイ。やるっきゃない。
ハンドルを持ってチャリを押しながら
ペダルに足を掛けて、ひょいと乗り込み･･･
わぉ、サドルが高すぎるぅ～！(笑)
チームメンバーの股下、違いすぎ～。
ほとんど平坦なコースだけど
後半は緩やかな上り坂が延々と続く。
しかも向かい風で。
とにかく全力で漕ぐ。
４kmのペース配分も分からず
松林の中を走るので、残りの距離も分からず
どこまで続くんだこのコース、と不安になりながらも
とにかくがむしゃらに漕ぐ、漕ぐ。
顔がゆがんで、足がパンパンになって
高いサドルのせいで股がすれて･･･
交代ゾーンで待ってる次の走者の顔が見えた時は
やっと終わった～と、ホッとした。
（いや、終わってないから。始まったばっかりだから）
交代ゾーンの中は走行禁止なので
手前でチャリから降りて、押さなきゃならない。
降りた瞬間、膝がカクッ。膝カックンされたようだ。
ありゃりゃ、上手く歩けない。
ハンドルを支えに、カックン、カックン･･･と、やっとこさ歩く(笑)
交代した後は、息をゼィゼィさせて
足をプルプルさせながら休憩テントへ。
「おつかれさま～」声がかかる。
「ゼィゼィ、ゼィゼィ」喋れないので笑顔で頷いたけど
･･･笑顔には見えなかったかも。
椅子にドサッと倒れこむ。ゼィゼィ。
水を飲まなきゃ。ゼィゼィ。でも、水さえも飲めない。
胃まで痙攣してるようだ。
周りを見ると、走り終わった選手たちはみんな
椅子で死んでいる。
魂の抜け殻たち･･･。
その姿を見て、これから走る選手はビビリまくってた。
さて、選手がひととおり、一回目を走り終えたころには
テントの中の雰囲気は･･･ドヨ～～ン。
だれも何も喋らない。
みんなの視線も、どこか遠い･･･。
テント全体にタテ線がかかってる。
ちびまる子の、顔のタテ線。ドヨ～ン。
まだ９時前。ゴールは午後４時･･･。
絶対もたないよ。
俺たち、アタシたち、どうなっちゃうの？
もうやめて打ち上げしようよ。サッポロビール園で。ジンギスカン。食べ放題。
さて、最後まで走り続けられるのか？ こいつら。
つづく。
･･･まだ続くんかいっ？
あんまり長いと飽きてくるよ、と思った人も
あと一回くらいなら付き合ってもいいよ、と思った人も
こりゃ途中で書くのほっぽり出しそうだ、と予感してる鋭い人も
クリックしてチョーダイませ。
ママチャリに出走するチャリは
出走前に大会事務局で車検を受ける。
正しいママチャリ(笑)としての規定がいろいろあるのだ。
どんな大会にも、勝負に熱が入りすぎる奴らはいるもので
ママチャリをレース仕様に改造したようなのもあった。
本気になるのはいいけど、普通のママチャリで走ればぁ。
ライダーは、ヘルメットとグローブを必ず着けなくてはならない。
ヘルメットはメンバーの会社から借りてきた。
ゼネコンの。
社名入り。
当然、グローブは軍手(笑)
さて、スタート前にすること。
テントに、「ゾウふれあいディ」のチラシをベタベタ貼りまくる。
ヘルメットに、紙で作ったゾウの鼻と耳をくっ付ける。
選手２チーム１６人、応援サポート隊１０人、みんなお揃いの
ゾウプロジェクトのＴシャツを着て目立たせる。
ぞうなのだ･･･いや、そうなのだ。
１０/４の「ゾウふれあいディ」のＰＲをしようという魂胆なのだ。
なにせママチャリ参加チームは２０６組で
しかも同じ名取市内での開催。
こりゃ、宣伝しない手はないでしょ。
天気は上々、気分も盛り上がってきた午前８時
いよいよスタートだ。
一周４kmを走るのに、我われ素人で８～９分。
あ、そうそう、うちらは２チームとも男女混合だ。
基本的に１周ごとに交代する作戦。
いや、作戦ってほどのもんじゃない。
たんに２周走ることにビビッてただけ。
前走者からチャリを引き継ぎ
いよいよドジボの順番だ。
ジョギングをしてるとは言え、チャリに乗るのは
ほとんど高校の通学以来･･･って、大丈夫か？ おい。
今頃そんなこと心配してもショーガナイ。やるっきゃない。
ハンドルを持ってチャリを押しながら
ペダルに足を掛けて、ひょいと乗り込み･･･
わぉ、サドルが高すぎるぅ～！(笑)
チームメンバーの股下、違いすぎ～。
ほとんど平坦なコースだけど
後半は緩やかな上り坂が延々と続く。
しかも向かい風で。
とにかく全力で漕ぐ。
４kmのペース配分も分からず
松林の中を走るので、残りの距離も分からず
どこまで続くんだこのコース、と不安になりながらも
とにかくがむしゃらに漕ぐ、漕ぐ。
顔がゆがんで、足がパンパンになって
高いサドルのせいで股がすれて･･･
交代ゾーンで待ってる次の走者の顔が見えた時は
やっと終わった～と、ホッとした。
（いや、終わってないから。始まったばっかりだから）
交代ゾーンの中は走行禁止なので
手前でチャリから降りて、押さなきゃならない。
降りた瞬間、膝がカクッ。膝カックンされたようだ。
ありゃりゃ、上手く歩けない。
ハンドルを支えに、カックン、カックン･･･と、やっとこさ歩く(笑)
交代した後は、息をゼィゼィさせて
足をプルプルさせながら休憩テントへ。
「おつかれさま～」声がかかる。
「ゼィゼィ、ゼィゼィ」喋れないので笑顔で頷いたけど
･･･笑顔には見えなかったかも。
椅子にドサッと倒れこむ。ゼィゼィ。
水を飲まなきゃ。ゼィゼィ。でも、水さえも飲めない。
胃まで痙攣してるようだ。
周りを見ると、走り終わった選手たちはみんな
椅子で死んでいる。
魂の抜け殻たち･･･。
その姿を見て、これから走る選手はビビリまくってた。
さて、選手がひととおり、一回目を走り終えたころには
テントの中の雰囲気は･･･ドヨ～～ン。
だれも何も喋らない。
みんなの視線も、どこか遠い･･･。
テント全体にタテ線がかかってる。
ちびまる子の、顔のタテ線。ドヨ～ン。
まだ９時前。ゴールは午後４時･･･。
絶対もたないよ。
俺たち、アタシたち、どうなっちゃうの？
もうやめて打ち上げしようよ。サッポロビール園で。ジンギスカン。食べ放題。
さて、最後まで走り続けられるのか？ こいつら。
つづく。
･･･まだ続くんかいっ？
あんまり長いと飽きてくるよ、と思った人も
あと一回くらいなら付き合ってもいいよ、と思った人も
こりゃ途中で書くのほっぽり出しそうだ、と予感してる鋭い人も
クリックしてチョーダイませ。
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