ストップ !! 「第二迷信」

ストップ !! 「第二迷信」

2007年10月06日
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カテゴリ: 迷信のこと
よくある話。

「嘘ばっかりついてると、地獄で閻魔様に舌抜かれるよ!」

嘘つきは『二枚舌』というから、一枚抜かれても平気なんじゃないか…?
と、まず、ツッコミをしておいて。


仏教の世界で、亡くなった方は、7日毎のお裁きを7回受けて 『六道』 のどこに送られるかが決まるという。

35日めの『五七日』で判決を言い渡すのが、閻魔大王。
(それまでの審査は、いわば、書面審査やら罪状認否やら証人尋問やらの場)

そのあと『上級審』にあたるものが二つあるので、(現代の『三審制』と同じ?)
『七七日』の四十九日で最終的な行き先(処分)が決まる。


二七日:初江王
三七日:宗帝王
四七日:五官王
五七日:閻魔王
六七日:変成王
七七日:泰山王

「四十九日が三月(みつき)に渡ると『 始終苦が身につく 』」、といった『迷信』で35日に切り上げる人は、審理に異議をとなえることを放棄してることになる。
(月始めに亡くならない限り、三月に渡るし、月末だと35日に繰り上げても三月にわたるが…。判決またずに地獄行きはないやろ)

閻魔大王が「常に正しい」のなら、上級審は要らない はずだけれど、そこが「神様」との違い(仏教思想のおおらかなところ?)で、「完全」は求められていない。

で、『舌を抜く』のは裁判官の仕事ではない。(そもそも、裁判官~閻魔様は刑務所~地獄にはいない。)


法治国家や刑事裁判制度を無視して、「感情」で「吊し上げ」を煽るようなH下弁護士の発言。「立場」は踏まえて欲しいものだと思います。(彼は金になる「民事」専門だろうけど)

「おにぎり食べたい」と書き残して餓死した人は、市の福祉事務所の「審査」でなく、「辞退届け」を書かされて「保護打ち切り」になった。「秦広王」が聞いたらどう思うか…?


ちなみに、私の場合、「畜生道」がお似合いかも…
とは思うけれど、
門徒さんの理屈は 、「他力本願」で、「即往生」なので、七つの審査を待たずお浄土へ。






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最終更新日  2007年10月06日 21時43分44秒
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Re:閻魔様に舌抜かれるぞ!(10/06)  
レンマ学 さん


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