PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
「おい、このフグ汁は素人の料理だから、ちょっと心配だ」
町内の若い衆がフグ汁を前にして思案しているとき、「おお、そうだ。橋の下に乞食がいる。あいつに一ぱい恵んでやろう」
乞食にフグ汁をやり、しばらく様子を見ていたが、べつにしびれを起すふうもないので、みんな安心してフグ汁をたいらげた。
しばらくすると、門前へその乞食が顔を出し、「もうフグ汁のあまりはございませんか」と、もう一ぱいもらいに来た。
「残念だったな。もうみんな食っちまったよ」と言えば、
乞食が、「そうですか。それなら、あたしも安心していただきましょう」
三つ子の魂百まで(冗句) 2024.09.08
効きめ(冗句) 2024.09.07
フレンチ・パラドックス 2024.09.03