子供のためのスキンケア(アトピー編)

自分自身が長年アトピーで悩んできたことです。
スキンケアについてここに自分が知りえた知識を書き綴ります。
興味のある方是非お付き合いください。

さらに詳しく見たい方は アトピー奮闘記 にお越しください。

アトピーって何? アトピーのことしってますか?

アトピー性皮膚炎とは?

「アトピー」とは、奇妙なとか訳の分からないという意味を持っています。
この名前を命名したのは、1933年(昭和8年)ザルツバーカーという医師でした。
症状は強い痒みを伴う湿疹ができ、慢性化していくのが特徴です。
湿疹は皮疹とも言われますが、炎症を繰り返して行くと皮膚が肥厚化し、
シワがくっきりと残ったり、色素沈着が起き、黒いシミのような色が
沈着したりします。この他、苔が生えたような苔セン化、
痒みを伴う皮疹ができる痒疹化と、これらが「アトピー性皮膚炎三大症状」と
言われています。

以前は、アレルギーの一種と考えられていましたが、
現在は関連性が不明なため
否定的な考え方が大勢を占めています。
メカニズムについてはっきりとした物は解明されていませんが、
防御力の弱まった皮膚には、黄色ブドウ球菌等の細胞が付着しやすく
そうした細胞類が繁殖し毒素を出すことから、
アトピー性皮膚炎が引き起こされるとする考え方が、主流です。

本来、人間の皮膚には自浄作用があり健康な皮膚であれば
黄色ブドウ球菌などが繁殖しにくくなっているのですが、
アトピー性皮膚炎を起こしやすい人の皮膚は、
皮脂欠乏状態にあり乾燥してカサカサしています。
こうしたことから、皮膚が本来持っている自浄作用を失い、
黄色ブドウ球菌などの繁殖を容易にしています。

アトピー性皮膚炎の人の皮膚は外部からの外敵の
進入を容易にしています。体内に外敵が進入することが阻止できず
体内に入り込ませてしまい慢性化させてしまいます。
そして、非常な痒みを伴い症状を悪化させてしまいます。
これは、外部からの敵に対して身体が反応し、
細胞が刺激され、痒みの素となる成分が分泌され
掻痒感をもたらす炎症を起こすのです。


アトピー性皮膚炎になりやすい人

主に、先天性にアレルギー素因を持っており、
その多くは両親から受け継いだ物と考えられています。
アトピー性皮膚炎の方の約半分は、
気管支喘息・アレルギー性鼻炎を併発しています。
しかし、優性遺伝か劣性遺伝か、あるいはそれ以外の
遺伝形式をとるのかはまだ判明していません。

両親がアトピーの経験があれば、その子供もアトピーになる
可能性は高いですが、全くアトピーの経験がない両親から
産まれた子供がアトピーになったり、両親とも
アトピー経験者なのに子供に症状が出ないこともあります。
それは多分、遺伝的な素因と、環境的な要素が密接に絡んでいるから
と思われます。
発症のメカニズムについては、まだ定説化されていません。

ただアトピー性皮膚炎にかかりやすい人の肌は共通していることがあります。
それは、皮膚に油気が少なく乾燥肌で、手足の先端が冷たいといった状態の人。
乾燥肌というのは、最近では「ドライスキン」と言われている人の事です。
要するに、皮膚の一番外側の角質層に含まれる水分が一般の人より
少ない人です。乾燥しひび割れ皮膚のバリアが低下します。
ふつうの肌な何でもなような刺激にも敏感に反応し
湿疹などが出来てしまったりします。
これは直接的なアレルギー反応ではありませんが、
見た目にはアトピー性皮膚炎と区別がつきにくいものです。


年齢によって違う症状のアトピー
乳幼児アトピー性皮膚炎 生後三ヶ月ごろから顔、特に 顎の辺りに紅斑 があらわれ、皮膚の表面の角質が細かくはがれ落ちてきます。
更に、 丘疹が混在 するようになり、掻きこわしてジュクジュクしたり、かさぶたが顔全体や頭部に広がってきます。
特に空気が乾燥する冬季に起こりやすく、症状は出たり消えたりします。しかし、三歳を過ぎる頃には自然治癒の傾向があります。
小児アトピー性皮膚炎 4歳ごろより発症し、 苔セン があらわれてきます。周囲には 紅褐色の丘疹 が見られ、 両膝の屈曲部など柔らかい部分 に頻発します。これに続いて、 うなじ・頸・体幹 に見られ事もあり、はげしい痒みを訴え、無意識のうちに掻きこわし出血しかさぶたになることがしばしばあります。皮膚は全般的に乾燥していて、弾力性はなく、色つやも悪いのが特徴です。その後7~10歳頃まで続いて通常自然治癒します。
成人アトピー性皮膚炎 思春期ごろから発症し、数年~数十年続きます。 顔に紅斑 が出るのは年頃の女性には憂鬱のたねです。その他、 頸部・前胸部・背中・手足にも紅斑、丘疹、苔セン が広がり、著しい痒みを訴えます。しかし、子供のように人前で掻くことを恥ずかしいと思い「我慢」する事からそれが、ストレスになったり、帰宅後反動で掻きむしったりしてしまいます。症状が酷い場合は、睡眠不足になり、社会生活に支障を来すこともあります。成人の場合はこのような悪化要因が症状の長期化・慢性化につながる傾向がおおいようです。


アトピー性皮膚炎の要因 
環境アレルゲン ダニ・ハウスダスト・HHI(虫の死骸)・たばこ
杉・花粉・ペットの毛・大気汚染・羽毛・カビ
衣類(繊維・染色)・細菌など
食物アレルゲン 卵白・牛乳・穀物(大豆など)・肉・スパイス
そば粉・魚介類(魚・エビ・蟹・貝)・コーヒーなど
アトピースキン 細菌・カビアレルギー・発汗異常
経皮吸収異常・皮脂分泌異常
角質水分保有異常
悪化要因 日光(紫外線)・気温、湿度の変化・飲酒
化粧品・不眠・ストレスなど

普通の人なら痛いと感じることさえも、アトピーの人は痒いと感じてしまいます。
だからこそ、肌を掻きむしってしまったりします。そこからアトピーの症状が広がって
しまいます。掻くことには問題があります。
掻くことによって、角質が傷つけられてそこから細菌が進入します。
黄色ブドウ球菌が進入した場合は、1000倍以上の速度で
炎症が進むと言われています。


こうした症状は、どうしたら良くなるのか?
同じ病気を持つ皆さん。どう考えますか?
私自身思うことは、身につける物やスキンケアを見直すことだと
考えました。


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