| 乳幼児アトピー性皮膚炎 | 生後三ヶ月ごろから顔、特に 顎の辺りに紅斑
があらわれ、皮膚の表面の角質が細かくはがれ落ちてきます。 更に、 丘疹が混在 するようになり、掻きこわしてジュクジュクしたり、かさぶたが顔全体や頭部に広がってきます。 特に空気が乾燥する冬季に起こりやすく、症状は出たり消えたりします。しかし、三歳を過ぎる頃には自然治癒の傾向があります。 |
| 小児アトピー性皮膚炎 | 4歳ごろより発症し、 苔セン があらわれてきます。周囲には 紅褐色の丘疹 が見られ、 両膝の屈曲部など柔らかい部分 に頻発します。これに続いて、 うなじ・頸・体幹 に見られ事もあり、はげしい痒みを訴え、無意識のうちに掻きこわし出血しかさぶたになることがしばしばあります。皮膚は全般的に乾燥していて、弾力性はなく、色つやも悪いのが特徴です。その後7~10歳頃まで続いて通常自然治癒します。 |
| 成人アトピー性皮膚炎 | 思春期ごろから発症し、数年~数十年続きます。 顔に紅斑 が出るのは年頃の女性には憂鬱のたねです。その他、 頸部・前胸部・背中・手足にも紅斑、丘疹、苔セン が広がり、著しい痒みを訴えます。しかし、子供のように人前で掻くことを恥ずかしいと思い「我慢」する事からそれが、ストレスになったり、帰宅後反動で掻きむしったりしてしまいます。症状が酷い場合は、睡眠不足になり、社会生活に支障を来すこともあります。成人の場合はこのような悪化要因が症状の長期化・慢性化につながる傾向がおおいようです。 |
| 環境アレルゲン | ダニ・ハウスダスト・HHI(虫の死骸)・たばこ 杉・花粉・ペットの毛・大気汚染・羽毛・カビ 衣類(繊維・染色)・細菌など |
|---|---|
| 食物アレルゲン | 卵白・牛乳・穀物(大豆など)・肉・スパイス そば粉・魚介類(魚・エビ・蟹・貝)・コーヒーなど |
| アトピースキン | 細菌・カビアレルギー・発汗異常 経皮吸収異常・皮脂分泌異常 角質水分保有異常 |
| 悪化要因 | 日光(紫外線)・気温、湿度の変化・飲酒 化粧品・不眠・ストレスなど |

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