プロコーチのコーチング日記

プロコーチのコーチング日記

コーチングの薬効薬理


コーチングとはつまり、人間の生存本能への反抗の手伝いをすることになります。
1つは頭で分かっていてもすぐに行動に移せない安全装置の解除。安全装置の解除の中にはリフレーミングというものもあります。

これは誰でも思考の枠、行動の枠というものがありますね。あの人は枠にはまっているねという枠です。リフレーミングは枠の再構築です。

新しいこと、挑戦にはリフレーミングが欠く事ができません。言い方を変えると思いこみがありますね。 その人独自の思いこみです。高尚な言い方をすれば、その人が真実だと信じていることです。 コーチングではそれは本当ですかと切り込みます。

このような枠を広げて新たな枠作りをする必要があります。誰でもそうですが、知らず知らずのうちに私だって、そうあなただって枠にはまってきてしまうんですよ。

ですからつねに学び続ける姿勢が必要なわけです。
またいったん枠が広がると縮まりにくいです。 広い家に住んでしまったように。 4LDKに住んだら1DKに住めますか? 私なら無理だぁ・・・・・

 もう1つ忘却に対する反抗。この2つは、実は創造性が非常に高いです。

自己実現は思考→言葉→行動→実現(現実)というプロセスとなります。コーチが付くと思考以降はコーチが聞き(引き出すのを手伝う)一緒に行動計画を立てて、その行動計画に対してコーチと行動の約束をして実現していきます。

セッションを定期的に持つことによって計画、実行、確認を行います。確かに今までの経験では人は誰かと約束すると動きやすいですね。自分も含めて。でもそれでなぜコーチングが機能するのか。いまいちしっくり来ていませんねぇ・・・・・・。 

なんで人は動いてしまうのか??? それは・・・・・自分自身で納得しているからですよ。誰に指示命令されるのではない。誰でも自分以外の人から指示命令されると良い気分じゃないし、なんでおまえなんかに言われないといかん! ばかやろう! となってしまう。

じゃいったい誰が指示命令しているのか・・・・。

それは自分で自分を指示命令しているんです。

それはどういう事か・・・・。誰かがその人を説得したとは考えられませんか? ではその人はいったい誰に説得されたのか?

人はね、自分の言葉に説得されるんですよ。 自分の言葉に!自分で言ったことだからやってしまうんです。

これがコーチングの神髄です。ティーチングでもない、コンサルでもない、カウンセリングでもない、コーチングです。

この3つがあって初めてコーチングが効果を発揮できるんですね。

復習です。 

   人間の生存本能への抵抗


   忘却への抵抗


   自分で自分を指示命令し自分を説得する。


以上の3点ですよ。 お忘れなく!


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