東都大学の秋季リーグ戦が開幕した。![]()
(写真)亜細亜大vs東洋大のスタメン
開幕カードは、春季リーグ戦を制しさらに全日本大学選手権で準Vを果たした亜細亜大と、春季は(なぜか)5位に陥落した東洋大の対戦。
結論を先に言うと、春季の勢いの違いがこの開幕戦にもそのまま出たように見えた。
(1回戦、9月1日)
亜細亜 000 200 000 =2
東洋大 100 000 000 =1
(亜)○東浜、(東)●藤田‐佐藤翔
■亜細亜大の先発は、もちろん今秋ドラフトの超目玉・ 東浜巨
(4年、沖縄尚学高)。
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(写真)亜細亜大・東浜巨投手
だが東浜の立ち上がりは安定しない。先制したのは東洋大だった。
2番・ 坂本一将
(4年、浦和学院高)が内野安打で出塁すると、3番・ 佐藤秀栄
(3年、帝京高)が左中間に適時二塁打を放ち、あっという間に先制点を挙げた。
亜細亜大の反撃は4回。2番・ 原田拓也
(3年、福岡第一高)が右前打で出塁し、一死後、4番・ 中村篤人
(3年、青森山田高)が右翼スタンドに本塁打を放ち、一気に逆転した。
7回、東洋大は四球と安打で無死一・三塁のチャンスを得たように見えたが、走塁ミスと亜細亜大の堅守でチャンスが潰え、結局、亜細亜大が勝利を決めた。まるで勢いを感じない東洋大が東浜に1勝をプレゼントした格好だ。
■今日の東浜の成績は、9回、143球、被安打7、与四死球2、奪三振9、自責点1。
徐々に立ち直った東浜だったが、序盤は安定せず、1失点で済んだのが不思議なほど。
次第に調子を上げ、最速143kmの速球と多彩な変化球で流石の投球だったが、初回を見ていて、全日本大学野球選手権・決勝を思い出してしまった(対早稲田大、今年6月)。
百戦錬磨のはずが、初回だけで4安打(3失点)を浴びマウンド上で苦渋の表情を浮かべていたっけ。
<全日本大学野球選手権・決勝戦、アーカイブ>
亜大・東浜、早大・ 吉永健太朗
(1年、日大三高)の投げ合いは、全日本史上初の
「甲子園V投手対決」として注目されたが、結果は東浜が完敗した。原因は立ち上
がりの悪さ。この時も序盤に荒れた。
亜細亜 000 000 000 =0
早稲田 3
00 001 00X =4
・1回裏、早稲田大の攻撃
1番・ 中村奨吾
が左前安打を許すと送りバントで二進。3番・ 高橋直樹
の右前安打で
一死一・三塁。4番・ 杉山翔大
から三振を奪ったものの、5番・ 地引雄貴
に四球を与え
(二死満塁)、その後6番・ 茂木栄五郎
、7番・ 小野田俊介
に連続適時打を浴び、初回
だけで3点を失った。
■さて、今日の試合に話を戻す。
ボクが注目した選手は東洋大にもいた。先制のきっかけを作った 坂本一将
。この試合では二塁手だったが、浦和学院時代はショートを守っていた。捕球、送球の無駄のない動きに目を奪われ、 以前このブログに書いたことがある選手だ。
今日も5度の守備機会を無難にこなしていた。とりわけ緩いゴロを猛烈にダッシュして捕球し、素早く一塁へ送球する動きが、高校時代と変わらず格好良かった。
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(写真)東洋大・坂本一将二塁手。
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