まだすっきりとはいえませんが、昨日の苦しさを思えば、空中をスキップして歩きたくなるような朝です。苦しさをたくさん経験するにつれ、お気楽さが増してきてるような気がします。
嵐のあとの空は美しい。痛みがない状態などもう思いだせもしないから、動けるようになれれば、快復!わたしの健康は「こころ」にあります。「気持ち」次第。今日はすっきりいい気持ち。完璧主義じゃないし、いつものんびり暮らしてるのですが、だらだらお昼寝してくらすのは苦手です。ほんとに病気になっちゃいそう。そして、草取りのように もう長引かせられないことは頑張るしかないんだけど、それもほどほどに。何回にも分けて気長にやるように心掛けようと思います。庭要らない~。(こころの声)
昨日は昼間寝ていたこともあり、夜になって朝飲み残してたコーヒーを飲んだら目が冴えてしまい寝付けないので、届いたばかりのワインをテーマにしたコミック「 神の雫(13)
」と、 婦人之友 2008年 09月号
を読みながら眠くなるのを待ちました。昼間わたしのそばであれほど寝ていたファビアンは主人と嬉しそうに二階にまた上がっていきました。(お話しそびれていましたが、ファビアンはもうとうに私達のベッドで寝るようになってしまっています。あっさり敗北してしまいました。)ファビアンは単純構造で羨ましいです。
「神の雫13巻」はキムチにあうワインを探す!というのがテーマでした。婦人之友は、 秦万里子
さんと関西外国語大学教授の 野内良三
さん、講談師の神田山陽さんの座談会「ユーモアのこころ」というところをもう一度読み返しました。ちなみにこの記事では 秦さんと船堀で結成された私達元祖コーラス隊「 ニワカーズ
」の写真も紹介されています。
この座談会では、秦さんの母としての「いま」も語られていて、「そうだったのね・・」といろいろな場面やことばを思い返して母万里子さんの深さに、心うたれてしまいました。
そして、野内さんという仏文学者さんのことばにもいろいろと興味を刺激され、彼の著書を買い込んでしまいました。秦さんと同様わたしもどちらかというと、笑ってその場が湧くと嬉しくなる性格で、ついついお話を茶化してしまう癖があります。「オチ」がつく会話が落ち着いて好きなんです。
野内さんは著書「ジョーク・ユーモア・エスプリ大辞典」などで、世界中で集めた笑いを紹介し、傾向を分析されています。座談会のなかで野内さんの話されていた「社会の成り立ちでジョークも変わる、つまり社会学でいうハイ・コンテクストな社会では内輪ネタが受けるとか、ユーモアは自分を笑い、人を安堵させる、相手を笑うのがエスプリ、攻撃的で人を刺し、フランス語でエスプリとは精神・知性を表す。ユーモアの語源は「体液」、ユーモアは知性よりセンス、こころの領域であり、もって生まれたものに左右される。」なんてことを読むうちに、笑いというものを再認識したくなってきました。
本による刺激、好奇心も活力のもと。 羽仁もと子
さんと夫の羽仁吉一さんが創刊した「婦人之友」。羽仁もと子さんの全集が確か実家にあったので、わたしもなんとなく馴染み深い方でしたが、ひさしぶりに「婦人之友」を読み、これは家族で読んでもいい、よい本だなあとしみじみ思いました。小さな冊子のなかに未来や今や懐かしさが詰まっている本。
美しい写真や賑やかなイラストの雑誌が多い中、文字ばかりで語りかけてくれるような本もよいものです。
テレビや仲間に影響されるより、本を読んで自分の道を切り開いて欲しいなと 誰にともなくつぶやきたくなった夜でした。
そして今日ものんびりぼちぼち。デスクトップのこの古いパソコン、頭下げずに打てるのだけがとりえです。
お話するときも、うなずかないようにこころがけていますが、これとっても難しいです。