聞いてまいりました~
講談というのを初めて生で聞きました。はじめての講談にしてもっとも進化した講談!ジャズ講談!
講談師は 宝井琴梅
(きんばい)さん
ピアノはもちろん、 森下 滋
さん(彼がおめあて♪)
タブラという不思議な魅力的な音色を操る 天才発見! 吉見往樹
さん
演目ひとつめは
長谷川伸
原作「 やくざの恋
」
これは渡世人が主人公の典型的な時代もの。
初視聴の未熟さで聞きなれない口調で物語を聞いていると疲れてきてしまい
つい演奏のほうに、夢中になってしまいました。
しかし、タブラとピアノの音であらわされる音楽で
「みえない映画」を見ているような気分でもありました。
お客様は年配の方もたくさんいらしてたので、
これはきっとその「通」の方たち向けの演目だったのでしょうね。
ふたつめの演目は
ニュース漫画家・イラストレーター・コラムニストの松村宏さんの
新作書き下ろし?「糸」
ちらしによると、松村氏は「どろろ」や「おくりびと」の絵コンテを担当され
ドラマ脚本はこれが初めてとのことでした。
こちらはもちろん舞台は「今」仕事人間だった初老の元商社マンと
いじめにより、きずつき、絶望し、自殺願望を抱く少女とが
お互いに助けられ救われるという今の時代を投影し、
解決の糸口を示すような心温まるお話。
口調も今風ですのでラジオドラマのような感じでしたが
ひとり何役もこなすことができるのは、さすが講談師さん。
それに、タブラとピアノがときに風景を、ときに光を、また風や木のざわめきを
目の前にその「音」で映像のように 私たちに見せてくれるのです。
さらには、苦悩に心をめちゃくちゃにされてる少女の内面をも
森下さんのピアノが狂ったように叫び、暴れ、炸裂するのでした。
あの演奏はすごかったです。
この演目では若い人が泣いていました。学生服を着た高校生もたくさんいましたし
大学生っぽい子たちもめがしらをあちこちで抑える姿がみられました。
共感する要素がたくさんあるのでしょう、今を語る講談の意味がここにありました。
舞台が終わったあと、今日は森下さんにプレゼントをお渡ししてきました♪
彼はよく、ステージでワインのお話をなさるのですが、すごくおすきそう♪
似た者同士はよくわかる♪
「 神の雫」で有名なシャトーモンペラですが、
赤だけではない、この白!!知る人ぞ知る★
シャトーモンペラ 白 [2005]
森下さんのブログ
この公演のことも書いてありました。
砂雲土企画
今度こそ、お写真を!と思いつつ昨日も
どぎまぎして、お写真撮り忘れてしまいました。お写真みっけ♪
森下君♪なんて親しみをこめて呼んじゃってますが、
彼はこれから日本のジャズをしょっていくであろうすごい方です。
第50回モントルージャズフェスティバル
にも
「SHIGERU MORISHITA QUINTET」として参加。
熱烈なスタンディングオベーションを受けたそうです!
わたしっていろいろな分野で「本物」にであえます。
不思議な気持ちで神様に、
そしてそんなご縁とつないでくれる「友人達」に感謝しています。
解説~
モンペラが
「神の雫」でなぜ有名なのか?
「週間モーニング」にて大人気連載中のワイン漫画「神の雫」
その第一巻で主人公がオーパスワンと飲み比べこの「シャトーモンペラ」が
市場価格2万円以上の オーパスワン"01"にも引けを取らないワイン
として紹介されている。
そして実際01年度にドイツのワイン雑誌「ヴァインレーゼ」で
「シャトーマルゴー」の92点より高い94点だったそう。