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ハンマースホイの展覧会の概要をお読みになることができます。
まだいらしてない方は、ご一緒に楽しんでみませんか?
この展覧会は6つのお部屋にわかれていました。
おへやごとの わたしの印象に残った絵の記録。とても個人的な好みです。
ひとつめは
ある芸術家の誕生
ここでは、名誉ある落選といわれる
《若い女性の肖像、画家の妹アナ・ハンマースホイ》がやはりみどころ。
妻《イーダ・イルステズの肖像》(1890年年頃)は
リルケが感動したというだけある、不思議な絵。
イーダの後ろに広がる影と左右色の違う目が印象的・・。
《農家》(1883年)では、輪郭のある部分とない部分、
遠近法とそうでない部分が混在し、不思議な構成となっている。
ふたつめのお部屋は 建築と風景
ここで印象に残ったのは、やはり クレスチャンスボー宮殿
三つ目のお部屋は 肖像
イーダ・ハンマースホイの肖像
妻イーダの後姿を書いた「休息」
よっつめのお部屋は ひとのいる室内
こちらのお部屋では初期の「室内」(1893年)から
イーダの後姿・・・ストランゲーゼ30番地の自宅 の絵が続く。
ハンマースホイのハンマースホイらしい室内画がたどった工程を辿れる作品群。
「室内、 ストランゲーゼ30番地

窓辺にいる女性の足、ピアノのあし。。。
この不思議な絵を眺めるとき、
何かを感じ取ろうと絵に自分の心で入り込み、
この部屋や窓の外に広がる世界へと思考がはじまりかけるやいなや
「おや?」と立ち止まらせる、これは実在の光景でなく
ハンマースホイが作った室内光景なのです・・・
そして 5つめの部屋は 誰もいない室内
新しい家ではなく、時間が経過し、ひとが住んでいる部屋。
室内という閉塞感のなかに、光や奥行きがあり、見ているうちに
どんどん引き込まれていくといくが、不思議と息詰まる思いはなく
開放感をあじわってしまう・・・・不思議。
6っつ目のお部屋は 同時代のデンマーク美術、とし
ハンマースホイと、当時デンマークで評価されていた画家の絵を
対比してみることがでいる。
やっぱり、ハンマースホイの絵がいいので、そうそうに引き上げる。
ふたたび、ハンマースホイの絵をじっとみて、会場をでました。
でたとたんに、疲れたことに気づき、ティルームで休憩・・・
この企画展、12月7日まで開催されていますので、秋の上野公園へ
おでかけになってみてはいかがでしょうか?
ティールームでひとやすみして
チケットで常設展もみられるので「もったいないから」みてきました。
というか、ここ、とても落ち着き、好きな空間です。
松方コレクションを中心に、モネ、マネ、ルノワール、ロダンや
ブリューゲル、ルーベンスなど、みごたえのある作品群がありますが
それほど、広くないし、混んでいないので、ゆったりと鑑賞でき、
ここの主にごあいさつするような気分で立ち寄りました。
外に出たら、もううっすらと暗くなっていました、秋の陽はつるべ落とし。
すこしはやかったけど、 過門香
で 軽め?のお夕飯をすませ、
(重慶式 豚角煮あんかけ御飯)
とろんとろん♪
再び山の手線に乗って、コンサートへと急いだのでした。
今日はまた歯医者さんの日です、都内大手町を通り過ぎ、
都営三田線に乗り継いで行って参ります。