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2013年01月09日
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カテゴリ: 読書

本多 孝好著 at Home を読了した。

4つの短編が収録された短編集で以下の4作品

「at Home」(角川書店「野性時代」2009年12月号)
「日曜日のヤドカリ」(新潮社「Story Seller2」小説新潮 2009年5月号別冊)
「リバイバル」(書き下ろし)
「共犯者たち」(書き下ろし)




解説:[日本経済新聞夕刊2010年11月10日付]引用

父親は空き巣、母親は結婚詐欺師、そして「僕」が働くのは偽造屋。家族は他に妹と弟がいて、つまり5人家族だが、まともな職についている者は一人もいないという空前絶後の一家である。

 しかもこの5人、血がつながっていない。まったくの他人なのだ。この絶妙な設定がキモといっていい。なぜその他人である5人が本当の家族のように一緒に暮らしているかは、おいおい明らかになる。



 この巧妙な物語の背後から伝わってくるのは、一緒に暮らすだけでは家族と言えず、困ったときには全力で助け合うことこそ本物の家族なのだという真実だ。あえて疑似家族を登場させたのはそのメッセージを効果的に伝えるためにほかならない。空き巣に結婚詐欺師に偽造屋という極端な設定が効いている。

 他に3編の短編を収録しているが、個人的にはひたすら後ろ向きの男を描く「リバイバル」がいい。センチメンタルな気分のときに読むと身体に染みてくる。

★★★★

(文芸評論家 北上次郎)




感 想

この設定で感動作を書かせたら右に出る者はいないかも知れないな!

どの作品も型破りの設定なんだけど,最後には主人公達が悪者にならず,

善人に思えて来るのが不思議だ!  本多孝好 さんの技法の特長なんだろうなぁ~!




4作品ともラストに感動した・・・ その感動が一種独特の爽やかを感じさせる! 

章が終わる事に, ウルウル・アハハ 状態になる事間違いない!

ジメジメ感がない のが良いし, 心がホンワカとなる のが良い!!!




ではでは,各短編ごとの感想へ・・・ その前に


これから先はネタバレ注意! 未読の方はご遠慮くださいな(笑

ネタバレ無くして感想なし!!!と言う私なりの持論だからご勘弁を・・・



at Home

血の繋がりのない家族が,血の繋がった家族以上の信頼関係を築こうと,切磋琢磨している




ラストは感動したよ! タイトルに相応しい終わり方に拍手!!!





日曜日のヤドカリ

少しばかり大人びた小学5年生の弥生さんとの会話が 敬語調 なのが笑えた・・・!

設定は異なるが, 原田知世 さんのネスカフェのCMを想像させる(笑



敬語調の会話のせいか ノホホン としてて,お互いの信頼関係がより一層伝わって来るから不思議!

自分もこんな父親になりたかったなぁ・・・絶対に無理だけど(笑





リバイバル

この短編はそんなに感動しなかったが, ×1 の方は「そんな事もあるのかなぁ??」と思って読んでみるも善し!



私の性格からして,自分の過去を反省しながら生きて行く事って出来ないよ! 

無理!無理!(笑

ラストに, 明日への希望 を感じ取れたのがせめてもの救いかな・・・





共犯者たち

少々暗い設定で,この短編集の中で唯一,本当に血の繋がった家族を描いた作品!

心が繋がっている人達を家族と呼べるのかなぁ?? と考えさせられた!

同じ屋根の下に暮らすだけが家族じゃないような気がする!

お互いのリスペクトの大切さを感じ取れる作品だった!






家族の有り方を再認識させてくれる作品だった! これからも大切にしたいなぁ~!と。



ホンワカしたい方や家族の事をネガティブに考えている方に是非読んで貰いたいなぁ~

また,1年にそう何冊も読まない方に 今年の1冊!  として推奨!!!


超!推奨作品です!!!





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最終更新日  2013年01月10日 00時33分25秒
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