つれづれなるままに・・・あんぱんまんの部屋

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詩「花ふぶき」

駅の桜
     ↑相鉄弥生台駅で写しました。わたしの大好きな風景です。


春になり桜を見るたび、口から出てくる詩があります。
私の小学生のとき、国語の教科書に載っていた詩です。
4年生(←多分・・・)に進級した4月、最初に習って
暗礁した(させられた)のがこの詩でした。
記憶に間違いがなければ、昭和38年(オリンピックの前年)でした。

大人になって、正しいその詩を知りたいと思いました。
見つけたときは、とても嬉しくてなつかしくて・・・・
そう、これよこれよ!と叫びたくなってものです。

その詩は、もっと ひなびた駅のイメージでしょうが、
弥生台駅の見事な桜風景の写真とともに、ここに詩を記したいと思います。


花ふぶき

さくらの花の散る下に、
小さな屋根の駅がある。
白い花びらは散りかかり、
停車場の中は、
花びらでいっぱい。
花びらは、男の子の帽子にも、
せおった荷物の上にも来てとまる。
この村のさくらの花びらをつけたまま、
遠くの町へ行く子もあるんだな。
待合室のベンチの上にも、
白い花びらは散りかかり、
旅人は、花びらの上にこしかけて、
春の山脈をながめている。

              <阪本越郎詩集より>





検索用:桜の花の散る下に




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