御勝手屋

御勝手屋

クッション


君がいないこの部屋は外をぼんやり映してる
秋が去ったこの街の長い夜が終わっていく
香りが残ったクッションは裏に返して使ってる
なのに こんなに君で溢れてる
些細な仕草も浮かんでく
だけど どんなに君を探しても
少しの答えも見つからない


君がそばにいたのならこんな不安はかき消して
雪がちらつくそんな日ものんびり春を待てるはず
言えずに凍ったこのセリフ優しく暖め溶かしてる
きっと 今度は上手に言えるから
小さな言葉もおしまずに
やがて 駅に店が入るころ
君と手を結んでいたい


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