Dolly&Dolis

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2013.06.28
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テーマ: お勧めの本(7418)
“あそぼうおじさん”の衝撃からはじまった 「不安の種」



みんな大好き“オチョナンさん”が登場 新シリーズ「不安の種+」




 「怪談こそ物語の原点」という高橋克彦氏の言葉があるが、怪談とはあらゆる物語の母であると思う。神話や昔話にも怖い話が多数存在することから、人間の恐怖への欲求は本能的なものなのだろう。

 さらに怪談には物語に必要とされる縛りが殆どない。
 正体不明の怖いものを見た、不思議な体験をした、これだけでいい。
 難しい説明や伏線はいらない。むしろ余計な説明をしてしまうことで怖くなくなってしまうことだってある。

 こうした怪談の魅力を最大限に生かした漫画が「不安の種」だ。怪異と遭遇した瞬間を断片的に描いている。漫画作品としては珍しく主人公が存在せず、すべて1~2ページのオムニバス形式。どうしてそうなったのか、この後どうなるのかをあえて説明しないことで、読者に不安の種を植え付ける。
 表紙からも伝わってくるとおり、一度見たら忘れられなくなる不気味なキャラクター達に思わず目が釘付けだ。

 心霊やスプラッターとも違う新感覚のホラー漫画。都市伝説のような得体の知れない怖さが好きなら絶対ハマるはず。


2013年7月20日公開 劇場版「不安の種」特報








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Last updated  2013.06.28 14:48:32


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