イージー★ライター

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2005.03.11
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カテゴリ: 映画
ほんの40年前、1964年のアイルランドで実在した


この映画については、
特典映像の「マグダレン修道院の真実」をみてから本編に入った方が
実話とリンクして、よりじっくりみれるかもしれない。

「マグダレン修道院」の名は、
娼婦であったという説のあるマグダラのマリアからとっていて、
性で堕落した女性が労働や奉仕信仰で更正させるというところからきているらしい。
(マグダラのマリア、、、そうそう、「ダヴィンチコード」以来このような名前が目につくのです。)


結婚前の性に対する意識自体が悪とされて、
ましてや、性行為は、殺人と同等の罪と考えられていたらしい。
胸がでてくれば、外からわからないようにコルセットをするなんてこともあったとか。
避妊はだめ、もちろん性の知識もない。

若くして、未婚の母になってしまった女性、
従兄にレイプされたもの、
孤児院で育ち美人ということが誘惑につながるとみられた女性。

罪というよりむしろ被害者でじゃないかというこんな女性達が
有無もいわせず、両親達に「ここに」つれてこられる。

それほど、結婚前の性に関することが、「ふしだら」であり、
「親の顔にどろを塗って」と、もはや勘当される勢いだったりするので


神父や修道女は絶対的存在であり、
本人達自身も「絶対的善」と考え、行動のなにもかもが許される状態。
やはり、絶対的に支配できる人間が、究極の弱者を管理するとこういう異常なことが起こるんだろうか。
全く自由のない生活、重労働、折檻、虐待が起こる。

実際、1996年まで実在していて、3万人もこの生活を送っていた女性達がいたというから驚く。

この修道院のすぐ隣に孤児院があったらしく、やけに生々しい。

「カッコーの巣の上で」や「17歳のカルテ」とはちょっと違う。
むしろ、おかれた立場で人間は変わるという意味では「es」の方が近いかもしれない。

前半で、ある病気について配慮のない表現があった。
日本では特に問題視されるんではないかと思うのだけれど、劇場公開でこのままの字幕だったのかな。
それとも、配慮のないは、不要なのか。

女性達は、何度も脱走をこころみるんだけれど、夜中あんなにどたどた走ったらみつかっちゃうでしょうと思うし、壁も乗り越えられそうな気がするんだけれど、
こんな施設がつい10年前まであったという事実としてみると
興味深い映画でした。

2002年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞





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最終更新日  2005.03.12 00:50:33
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ao_6 @ Re[1]:「ブラックスワン」(05/11) ぷちてん525さん どうも~、気づいたら…

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