エフェクター接続順

■ エフェクターについて【2】/エフェクターの接続順

今回は、エフェクターの基本的な、接続についてです。

前回と同じように、コンパクトエフェクターを参考にして、
話を進めて行きたいと思います。既に「マルチタイプ」等を使用されてる方は、
余り意味が無いかもしれませんが(苦笑)。

一応、ある程度の基本的な接続方法を記載して行きます。但し、全てが「正解」と言うことではありませんので(念のため)

【接続順 参考例】

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* ペダル系
02
* ノイズ
ゲート系
* イコライザー系 * ドライブ系 * コンプレッサー * ペダル系
01
* ギター
* ペダル2から
* アンプ * リバーブ系 * ディレイ系 * コーラス系 * フランジャー
フェイザー
* ピッチ系 * *

(※ パワーサプライ(エフェクター用電源供給)を忘れずに!)

■とりあえず、主なものをつなげるだけつないで見ました(笑)。
 実際に、コンパクトタイプで、単純に、ここまでつなげるケースは少ないかもしれませんが(笑)。
 とりあえず、ポイントをいくつか挙げてみましょう。



【エフェクター】

【POINT(ポイント)】
■ペダル 「ボリュームペダル」は、2種類あります。この位置は、「ギター側用」。
「エフェクター間用」もありますが、接続位置を間違えないように。

この位置での役割は、ギター本体のボリュームと同様の働きです。
【音量】と【歪みの量】を調整する といった感じです。

ペダルには、【チューナー】を接続することも可能。ボリュームゼロでも、チューニングが可能に。

【ワウペダル】を使用するなら、この位置に。

(※ボリュームペダルは、エフェクターではありませんが、ワウペダルも この位置で使用できるので、参考までに、組み込んでいます)

■コンプ系 ペダルを除き、ギターの次につなぐエフェクターとして、このコンプ系等があります。
ギターの音の粒を、ここで揃える。という感じになります。
【歪み系】も、合わせて使用するなら、コンプのレベルは余り強くしない方がいいでしょう。
あげすぎると、歪み系を使用した時に、ノイズが多くなります。
ギターのピックアップが、アクティブタイプの場合(9V電池を使用するタイプ)、
通常のタイプと違い、結構、粒がそろっているので、コンプ系は、使用しなくても
いいかもしれませんね~。

  他に、この位置に接続するエフェクターとしては、・【リミッター】・【ワウ】・【アコースティックシミュレーター】などがあります。

■ドライブ系 【歪み系】のことです。【オーバードライブ】【ディストーション】等をつなぎます。
「ドギャーン!」っていう音は、エフェクターなら、この歪み系のものを使います!
【コンプ系】を使用する場合、レベル等バランスよくセッティングしましょう。
■イコライザー   歪み系で、ある程度できたサウンドに、更に補正をしたい場合、【歪み系】のすぐあとに、つなぎます。

また、ギターソロ用に、ブースト用として、使用する場合もあります。(その場合、ペダルは使用しなくてもいいでしょう)

■ノイズサプレッサー系 コンプ、ドライブ系、イコライザー等を使用すると、どうしても、ノイズは避けられません。
コーラス、ディレイ等をつなぐ場合、この時点で、ノイズを少なくしないと、
うまく、コーラス、ディレイ等の効果を得ることが出来ません。

まぁ~、無くても何とかなりますけどね(笑)。もし使用するなら、この位置で。

■ペダル系 ボリュームペダル系の第2弾です。ペダル自体、エフェクターではありません。
使用する場合、参考になるように、先ほど同様、組み込んで見ました。

このペダルは、「エフェクター間専用」です。(エフェクターとエフェクターの間に接続)
この位置での効果は、「音量」のみです。バイオリン奏法などする場合は、有効です。
あと、演奏中、バッキング → ギターソロ と、音量をあげたい場合にも、有効です。

ボリュームを絞った後でも、空間系の余韻を残す等の効果を得たい場合、【コーラス系】【ディレイ】の前に持ってくるようにしましょう。

  また、ここでも、ペダルにチューナーを接続することができますが、
気をつけたいのは、この位置で、チューナーを使用し、チューニングを行う場合、
【ドライブ系】は、必ず「オフ」にすることです。

■ピッチシフター等 ピッチ系は、ギターの音程を検出するので、なるべくギターに近いところのほうが いいと
言われますが、この位置でも特に問題なし。【ドライブ系】を使用していても、
問題なく、ピッチを検出します。実際、私はマルチでも、この位置ですし、
かつて単体で使用した時は、もう少し後ろで使いました。

注意したいのは、他のモジュレーション系との同時使用は、なるべく避けましょう!同時使用しない場合に限り、配置は、モジュレーション系の後でも構いません。

但し【コーラス】を、どうしても同時に使用したい場合、参考例のように、
コーラスの前に、配置する方がいいかも。この時の、ピッチシフターの使い方は、ギターハモのセッティングに。
コーラスは余り深くかけない方がいいでしょう。

※ピッチシフトの1つの使い方に、【DETUNE(デチューン)】があります。コーラスと同じような効果を得ることが出来ます。

■フランジャー他 フランジャー、フェイザーなどのタイプの【モジュレーション系】は、
おおよそこの位置がいいでしょう。
【コーラス】を含めて考えた時、【モジュレーション系】のエフェクトは、
参考例のように接続していても、同時に、使用することは避けましょう。

これも、同時使用しない限り、コーラスの後でも構いません。

■コーラス 【コーラス】は、使用頻度が高いので、単独にしてみました。
【フランジャー等】も、「別に」使用する場合に限り、接続位置は、フランジャーの前でも構いません。
但し、【ピッチ系】の後にする方が、無難です。コーラスをかけたままで
ピッチ検出するなら、正確に出来ない場合が出てきますので。

また、コーラスに限っては、【ディレイ】の後に、つないでもOKです。

■ディレイ ディレイのような、空間系を演出するエフェクターは、なるべくアンプに近い方に
接続する方がいいでしょう。ある程度、サウンドが決まった所で、空間系を使った方が、
きれいに決まります。
また、【コーラス】の前につないでもOKです!
■リバーブ アンプについてる場合もあります。それを使用する場合もあれば、あえて別にエフェクター側で
使用する場合もあります。エフェクターの方が、より多彩な演出をすることが出来ますし。
これは、アンプのすぐ前に、つなぎます。(ギターから見て、一番最後)


ホント大まかですが、大体こんな感じです(笑)。 これらを参考に、自分なりのセッティングを見つけてくださいね♪

※実際に、コンパクトタイプをつなげると、参考例のように、直列になります。余り多く接続すると、音質劣化や、音が細くなったりするので、気をつけましょう。


もし、上記の参考例のように、多数のコンパクトエフェクターをつなぐ場合、
途中に(例、ペダル(2)あたりの位置)、ダミーボックスを接続したり、
または、本格的なMIDIコントローラー等を使い、音質劣化を防ぐ等の工夫も可能です。
(※ここまで来ると、殆どプロ仕様になりますので、それ相応の予算もかかりますので、ご注意を(笑))


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