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さて、 昨日
の続きだが、次の日、バスは東に向けて進んだ。
途中、何ヶ所か寄り道をし、その日の宿泊先となるドレスデンに着いたのは、
日もトップリと暮れてからだった。
外の景色は当然見えない…
でも何かイヤ~な気配がした…
ホテルは全世界にチェーンを持つ、某有名ホテル…
前日の事も有ったので、部屋に入る前に、同室の友達に断って、
「今日一日この部屋に泊まらせて頂きます。お邪魔はしませんから、
どうか一日そっとしていてください」
と唱えてから部屋に入った。
そしてその日は何事もなく、夜が明けた…
で、カーテンを開け、窓の外を見てビックリ!
ホテルの前の建物が、焼け崩れている!!
その痕は生々しく、朝食に降りて、引率の先生に訊いてみた…
「昨日、火事とかありましたっけ?」
すると先生の話はこうだった…
「あれは第2次世界大戦の時受けた空爆の痕だよ。
こっちはああやって破片を全部置いててね、
それを使って建物を元あったとおりに再建していってるんだよ」
なるほど…外に出てみると、その建物の横の広場には、ロープで囲いがしてあって、
その中には数字の書き込まれた破片がゴロゴロと転がっていた。
他にも再建途中や、再建が終わったけど、焼けた焦げ痕の残る建物が街のいたるところにある。
もう戦争終わって半世紀以上経ってるのに、なんと悠長な…文化の違いに、
怖いのを忘れ、感心してしまった…
イヤ~な感じがした正体は、あの建物に残る戦渦の残留思念みたいなものだったらしい…
ドレスデンの哀しい過去
第2次世界大戦の時、連合軍が、
旧ソ連にその力を見せ付けるためだけに、意味のない空爆を行った。
その被害を受けたのがこのドレスデンで、原爆が投下される計画もあったらしい…
ドレスデンの写真はコチラ
BGM付きで、いきなり音が出ますので、音量にお気をつけくださいm(_ _)m
そして場所はイタリアへと移り…
その数日後、また金縛りにあった。
体調は戻っていたものの、油断した!
いるはずの同室の友達の気配が消えてしまい、暗闇の中、一人…
窓の外から子供の泣き声が聞こえる…
ひたすら去るのを待った。
それ以上は、何事もなく、金縛りは解けたが、いつになく気味が悪く、
怖気の立つ金縛りだった…
やっぱ外国の心霊現象は、勝手がわからないので、怖い…