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Art Lab Ova（アートラボ・オーバ）は、横浜の独立系映画館「シネマ・ジャック＆ベティ」のとなりで、多目的なアートスペース「横浜パラダイス会館」を運営しているアートプロジェクトであり非営利団体です。このブログの各ページに張り付けてあるバナーから楽天のお買い物をしていただけると、Art Lab Ova（アートラボ・オーバ）に楽天ポイントが付与されます。
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2004.05.15
テーマ： 美術館・展覧会・ギャラリー(8880)
カテゴリ： カテゴリ未分類
日本ではじめてアウトサイダーアートを紹介した展覧会「パラレルヴィジョン」で、日本のアウトサイダーアートとして京都重度心身障害者施設「 みずのき寮
彼女の事務所で オークランドのしょうがい者アートセンター 所属のアーティストの作品展を開催中。
■ドナルド・ミッチェル 「集団力学」展
会期：5月7日-5月28日
時間：火-金／正午-18時／祝日休
会場：東京都千代田区鍛冶町1-10-4
丸石ビル301 小出由紀子事務所
＊アウトサイダーアート・アール・ブリュット・しょうがいしゃアート・エイブルアート…
それらは、それぞれに少しずつ違う背景とニュアンスを持った言葉なので、いっしょくたにすることはできない。
■本： アウトサイダー・アート…現代美術が忘れた「芸術」
著者： 服部正
「アウトサイダー・アート」とは、精神病患者や幻視家など、正規の美術教育を受けていない独学自修の作り手たちによる作品を指す。
20世紀初頭にヨーロッパの精神科医たちによって「発見」されたこの芸術は、クレー、エルンスト等の前衛芸術家たちにも多大な影響を与えた。
戦後には、フランスの画家デュビュッフェがヨーロッパ各地から作品を収集し、それを「アール・ブリュット（生の芸術）」と呼んで賞賛したことから「価値」が高まった。
＊オーバは2003年まで神奈川県で開催したエイブルアートフォーラムの事務局だった。
その関係もあって兵庫近代美術館の学芸員の服部さんにもお世話になった。
彼はどっちかというと学者タイプ。
この本ちゃんと読んでないけどきちんと解説されている…と想像します。
アウトサイダー・アート
スイス・ローザンヌの“ アール・ブリュット・コレクション ”の画集。
■本： ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で
ジョン・マグレガー 著
皿洗いなどで生計をたて、81才で亡くなるまで、全くの孤独だった彼のアパートの自室からそれらは発見された。
愛らしい少女たちは何故かペニスを持ち、ダーガーの作り上げた壮大な物語の中で、虐殺されていく…
＊ヘンリー・ダーガーはアメリカのアウトサイダーアートのシンボル的な存在。
それだけに自閉症だったとか、知的しょうがい者施設にいたけど知的能力は高かったとか、昨年開催された展覧会を機に発売された美術手帖を見ればわかるようにみんな違うことを書いている。
こんな風にアートの範疇外で「できていたもの」を作品と呼んでしまうことや、展覧会を開催してしまうことも含めて、アウトサイダーたちは神話化されやすい。
＊マグレガー氏とは上記ドナルド・ミッチェル所属のオークランドのアートセンターを訪ねた時に偶然お会いして、SF市内までいっしょの車で帰ってきたことがある。
その後2001年資生堂ギャラリーで開催された ジュディス・スコット展 を拝見したけど「かなりのロマンティスト」という印象。
■本： パラレル・ヴィジョン…20世紀美術とアウトサイダー・アート
＊アウトサイダーアートを内側に認めさせた？この業界では特筆すべき展覧会のカタログ。
日本では1993年に世田谷美術館で開催された。
■本： みずのきの絵画…鶏小屋からの出発
著者： 西村陽平
世界的評価を受けている「知的障害者更生施設みずのき」の絵画作品12作家194点を収録するとともに、指導者であった西垣籌一の美術教育を、創造の原点である初期ドローイングから明らかにする。
＊パラレルビジョンで紹介されその後、アール・ブリュット美術館に所蔵されたことでも話題になったみずのき寮。
西垣さんは数年前に亡くなったがアトリエは今も続いている。
西垣さんは当初からずっと「美術教育」をしてきた人。
一方、アール・ブリュット＝正規の美術教育を受けない人の作品、というこの矛盾。
ジュディス・スコットだってしょうがい者アートセンターでファイバーアーティストと出会ってはじめて作品を作り始めた人。だけどマグレガー氏は「手ほどきは受けても教わったわけではない」という…。
千葉盲学校で長年生徒に陶芸を教えてきた造形作家西村陽平さんはこの本の中で「みずのきの絵はアウトサイダー・アートではない」と明言している。
西村さんもオーバのイベントに来てくれたり、なんとなく付き合いはあるのですが、一度ちゃんと話をしてみたい人です。
以前、アイマスクをして陶芸作品を作るワークショップに参加しましたが「手で見る」体験は想像以上にショックでした。
現在は日本女子大？あたりで教えているはす…
□ 西村陽平-ON LINE-作品集
■本： 手で見るかたち
西村陽平著
■雑誌： 芸術新潮 1993年12月号 …現代美術をぶっ飛ばす！「病める天才たち」
＊アウトサイダーアートの大御所的存在、ウイーン郊外にある精神しょうがい者の住むアトリエ付き施設「 グギング芸術家の家 」
ここで撮影されたドキュメンタリー作品「遠足」はなぜか日本人による製作。
公開当時 グループ現代 にいた知人は「ドキュメンタリーとしてはサイアク」と酷評していたが映画として見ればおもしろいと思う。
■映画『遠足』上映会
1999年／日本
・日時 5月29日（土） 1回目13:00-／2回目15:00-
・会場 調布市文化会館 たづくり 映像シアター
tel.0424-41-6111
・料金 無料/申込不要
・定員 100名（当日先着順）
・問合せ 共同作業所リフレッシュクラブ
TEL&FAX. 0424-86-4531
□□□オーバで通信販売している本
一般の書店では販売していない書籍です。
オーバのショップでも購入できます。
オーバのライブラリーにはアウトサイダーアート、エイブルアート関連の本があり閲覧できます。
毎月1回週末に開催している オバルナイト に遊びに来てね。
＜通販価格＝すべて税金、送料、手数料込みの値段＞
■障害のあるひとの芸術活動に関するアンケート…通販価格1000円
A5版80ページ
発行：かながわ障害者芸術ネットワーク(アートネット)
オーバが事務局をつとめる「かながわ障害者芸術ネットワーク」が2000年から継続 してきた神奈川県内の障害者の芸術活動に関するアンケートの報告書。
障害者に芸術系科目を教えている先生や、美大生など芸術全般に興味のある人た ち、県内の活動リストなど、主に神奈川県内における、障害者内外の様々なスタンスの様々なひとや団体（総数にして約500ケース）のアンケートの報告結果。
そしていろんなジャンルのかながわ障害者芸術ネットワークのメンバーからの芸術や障害者への考えやこだわりなどを綴った寄稿文。
、
■サマーアートスクール記録集(2000-2002)………通販価格5000円
B5版1冊あたり100-150ページ（3册セット）
発行Muse Company
谷川俊太郎（詩人）西村陽平（造形作家／元盲学校教員）岡本光平（書家）竹内敏晴（演出家）シュタンゲ（ダンサー）衛紀生（演劇評論家）米内山明宏（日本ろう者劇団）などの講師陣によるレクチャーやワークショップの様子、手順や考え方がわかりやすく描いてあります。
地味だけど必携の一冊！
■音楽療法の仕事場Vol.2……………………………通販価格2000円
A４版160ページ／発行あおぞら音楽社
特集：病院、施設、学校、地域がいきいき／場づくりのための技法集／あそびから音楽療法を見直す等。
ハチャメチャ作曲家の野村誠さんの記事がメインで編集。
オーバもアメリカや工房絵、多重録音についてなど寄稿してます。
■「こんなアートスペースがあったらいいな」………通販価格2100円
B5版169ページ／発行エイブルアートジャパン
障がい者の芸術活動をしている施設、団体､学校、個人の取り組み、欧米のアートセンターの実践紹介など情報はもりだくさん。
オーバも寄稿しています。
■「癒しとしての自己表現--精神病院での芸術活動、安彦講平と表現者たちの３４年の軌跡」…………………………………通販価格2100円
A5版169ページ／発行エイブルアートジャパン
病院内で制作する8人の作品や制作風景そのエピソードを中心に構成。
芸術療法に興味があってもなくてもおすすめの１冊。
○購入方法 ：1）氏名 2）住所 3）Tel/fax/メールアドレス 4）職業5）購入希望の本のタイトルと冊数 6）合計購入金額を明記して上部右はしの「メッセージを送る」でお申し込みください。
折り返しお返事をしますので１週間以内に代金を指定の銀行に振り込んで下さい。
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
＊ 「世界へんてこ写真館」アウトサイダーアートなお庭 ちょっぴりアップ。
小さくヅも映ってます。（テヘ）
■ しょうがいのある人に関する日記一覧
■ アート・手作り・建築関係に関する日記一覧
■過去日記： 視覚しょうがい者とアート
彼女の事務所で オークランドのしょうがい者アートセンター 所属のアーティストの作品展を開催中。
■ドナルド・ミッチェル 「集団力学」展
会期：5月7日-5月28日
時間：火-金／正午-18時／祝日休
会場：東京都千代田区鍛冶町1-10-4
丸石ビル301 小出由紀子事務所
＊アウトサイダーアート・アール・ブリュット・しょうがいしゃアート・エイブルアート…
それらは、それぞれに少しずつ違う背景とニュアンスを持った言葉なので、いっしょくたにすることはできない。
■本： アウトサイダー・アート…現代美術が忘れた「芸術」
著者： 服部正
「アウトサイダー・アート」とは、精神病患者や幻視家など、正規の美術教育を受けていない独学自修の作り手たちによる作品を指す。
20世紀初頭にヨーロッパの精神科医たちによって「発見」されたこの芸術は、クレー、エルンスト等の前衛芸術家たちにも多大な影響を与えた。
戦後には、フランスの画家デュビュッフェがヨーロッパ各地から作品を収集し、それを「アール・ブリュット（生の芸術）」と呼んで賞賛したことから「価値」が高まった。
＊オーバは2003年まで神奈川県で開催したエイブルアートフォーラムの事務局だった。
その関係もあって兵庫近代美術館の学芸員の服部さんにもお世話になった。
彼はどっちかというと学者タイプ。
この本ちゃんと読んでないけどきちんと解説されている…と想像します。
アウトサイダー・アート
スイス・ローザンヌの“ アール・ブリュット・コレクション ”の画集。
■本： ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で
ジョン・マグレガー 著
皿洗いなどで生計をたて、81才で亡くなるまで、全くの孤独だった彼のアパートの自室からそれらは発見された。
愛らしい少女たちは何故かペニスを持ち、ダーガーの作り上げた壮大な物語の中で、虐殺されていく…
＊ヘンリー・ダーガーはアメリカのアウトサイダーアートのシンボル的な存在。
それだけに自閉症だったとか、知的しょうがい者施設にいたけど知的能力は高かったとか、昨年開催された展覧会を機に発売された美術手帖を見ればわかるようにみんな違うことを書いている。
こんな風にアートの範疇外で「できていたもの」を作品と呼んでしまうことや、展覧会を開催してしまうことも含めて、アウトサイダーたちは神話化されやすい。
＊マグレガー氏とは上記ドナルド・ミッチェル所属のオークランドのアートセンターを訪ねた時に偶然お会いして、SF市内までいっしょの車で帰ってきたことがある。
その後2001年資生堂ギャラリーで開催された ジュディス・スコット展 を拝見したけど「かなりのロマンティスト」という印象。
■本： パラレル・ヴィジョン…20世紀美術とアウトサイダー・アート
＊アウトサイダーアートを内側に認めさせた？この業界では特筆すべき展覧会のカタログ。
日本では1993年に世田谷美術館で開催された。
■本： みずのきの絵画…鶏小屋からの出発
著者： 西村陽平
世界的評価を受けている「知的障害者更生施設みずのき」の絵画作品12作家194点を収録するとともに、指導者であった西垣籌一の美術教育を、創造の原点である初期ドローイングから明らかにする。
＊パラレルビジョンで紹介されその後、アール・ブリュット美術館に所蔵されたことでも話題になったみずのき寮。
西垣さんは数年前に亡くなったがアトリエは今も続いている。
西垣さんは当初からずっと「美術教育」をしてきた人。
一方、アール・ブリュット＝正規の美術教育を受けない人の作品、というこの矛盾。
ジュディス・スコットだってしょうがい者アートセンターでファイバーアーティストと出会ってはじめて作品を作り始めた人。だけどマグレガー氏は「手ほどきは受けても教わったわけではない」という…。
千葉盲学校で長年生徒に陶芸を教えてきた造形作家西村陽平さんはこの本の中で「みずのきの絵はアウトサイダー・アートではない」と明言している。
西村さんもオーバのイベントに来てくれたり、なんとなく付き合いはあるのですが、一度ちゃんと話をしてみたい人です。
以前、アイマスクをして陶芸作品を作るワークショップに参加しましたが「手で見る」体験は想像以上にショックでした。
現在は日本女子大？あたりで教えているはす…
□ 西村陽平-ON LINE-作品集
■本： 手で見るかたち
西村陽平著
■雑誌： 芸術新潮 1993年12月号 …現代美術をぶっ飛ばす！「病める天才たち」
＊アウトサイダーアートの大御所的存在、ウイーン郊外にある精神しょうがい者の住むアトリエ付き施設「 グギング芸術家の家 」
ここで撮影されたドキュメンタリー作品「遠足」はなぜか日本人による製作。
公開当時 グループ現代 にいた知人は「ドキュメンタリーとしてはサイアク」と酷評していたが映画として見ればおもしろいと思う。
■映画『遠足』上映会
1999年／日本
・日時 5月29日（土） 1回目13:00-／2回目15:00-
・会場 調布市文化会館 たづくり 映像シアター
tel.0424-41-6111
・料金 無料/申込不要
・定員 100名（当日先着順）
・問合せ 共同作業所リフレッシュクラブ
TEL&FAX. 0424-86-4531
□□□オーバで通信販売している本
一般の書店では販売していない書籍です。
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オーバのライブラリーにはアウトサイダーアート、エイブルアート関連の本があり閲覧できます。
毎月1回週末に開催している オバルナイト に遊びに来てね。
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■障害のあるひとの芸術活動に関するアンケート…通販価格1000円
A5版80ページ
発行：かながわ障害者芸術ネットワーク(アートネット)
オーバが事務局をつとめる「かながわ障害者芸術ネットワーク」が2000年から継続 してきた神奈川県内の障害者の芸術活動に関するアンケートの報告書。
障害者に芸術系科目を教えている先生や、美大生など芸術全般に興味のある人た ち、県内の活動リストなど、主に神奈川県内における、障害者内外の様々なスタンスの様々なひとや団体（総数にして約500ケース）のアンケートの報告結果。
そしていろんなジャンルのかながわ障害者芸術ネットワークのメンバーからの芸術や障害者への考えやこだわりなどを綴った寄稿文。
、
■サマーアートスクール記録集(2000-2002)………通販価格5000円
B5版1冊あたり100-150ページ（3册セット）
発行Muse Company
谷川俊太郎（詩人）西村陽平（造形作家／元盲学校教員）岡本光平（書家）竹内敏晴（演出家）シュタンゲ（ダンサー）衛紀生（演劇評論家）米内山明宏（日本ろう者劇団）などの講師陣によるレクチャーやワークショップの様子、手順や考え方がわかりやすく描いてあります。
地味だけど必携の一冊！
■音楽療法の仕事場Vol.2……………………………通販価格2000円
A４版160ページ／発行あおぞら音楽社
特集：病院、施設、学校、地域がいきいき／場づくりのための技法集／あそびから音楽療法を見直す等。
ハチャメチャ作曲家の野村誠さんの記事がメインで編集。
オーバもアメリカや工房絵、多重録音についてなど寄稿してます。
■「こんなアートスペースがあったらいいな」………通販価格2100円
B5版169ページ／発行エイブルアートジャパン
障がい者の芸術活動をしている施設、団体､学校、個人の取り組み、欧米のアートセンターの実践紹介など情報はもりだくさん。
オーバも寄稿しています。
■「癒しとしての自己表現--精神病院での芸術活動、安彦講平と表現者たちの３４年の軌跡」…………………………………通販価格2100円
A5版169ページ／発行エイブルアートジャパン
病院内で制作する8人の作品や制作風景そのエピソードを中心に構成。
芸術療法に興味があってもなくてもおすすめの１冊。
○購入方法 ：1）氏名 2）住所 3）Tel/fax/メールアドレス 4）職業5）購入希望の本のタイトルと冊数 6）合計購入金額を明記して上部右はしの「メッセージを送る」でお申し込みください。
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