「歩きつなぎの旅」の記録

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タロウ@ Re[3]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 たいへんおそくなりまし…
きんじろう36@ Re[2]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウ様 8月25日、兄はタロウさんの…
タロウ@ Re[1]:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) きんじろう36様 お返事ありがとうござい…
きんじろう36 @ Re:【 東京歩きめぐり 第184回 】 木場 冬木(01/22) タロウさん。兄から再度メールが来ました…

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2005.08.15
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03:50起床、今日は今回の旅のハイライト、鳥海山越えの日。レトルト中華丼で朝食。外は雨、傘とスパッツで雨装備をして、05:00出発。

日向川は連日の雨ですごい濁流、貝沢橋を渡る。道路は上り勾配となり、両側に木々が繁る・・・こういう状況になると予想通りアブの攻撃が始まる。まとわりついて離れない。

06:30湯ノ台登山口、ここから登山道になる。滝ノ小屋まで車道があるので、この登山道を利用するひとは希。ましてやこの天気、滝ノ小屋までは誰にも会えそうにない。30分登って南高ヒュッテ。傘とスパッツを仕舞い、雨具上下を着て対雨重装備。

雨は本降りとなり、登山道は川、急な登りでは滝のよう。靴に浸水し始める、滝ノ小屋まで車道を行けばよかったと後悔しても後の祭り。水溜りに足を突っ込んだら膝まで潜ってしまった、靴は100%浸水。雨に関してこれほど悲惨な登山は過去にない。

09:50滝ノ小屋への分岐、下山者2人に会う。頂上小屋から4時間かかったとのこと、登山道の状況について教えてもらう。森林限界は過ぎているが、ガスがかかって視界は利かない。

八丁坂を登るうちに雨の降り方が収まってくる。10:40河原宿小屋。カップラーメン400円を頼み、パンと併せて昼食とする。小屋には毛布に包まった宿泊者が2人、こういう日は停滞が正解かも。

小屋を出ると雨が止んでいて視界は500メ-トルくらい、これから向かう雪渓も見える。岩に塗られた黄色いペンキの目印を頼りに登り続けると、雪渓の端で目印が途切れている。ここから雪渓を登るということらしいが、踏み跡が見つからない。また濃くなってきたガスのため雪渓の対岸も見えない。

取り敢えず雪渓を登ってみるが、踏み跡は全然見つからない。10分ほど探し回って不安になりだしたところで、熊鈴の音が聞こえてくる。誰かいるということだから音の方へ向かうと・・・対岸の黄色い目印、ふぅ~助かった。熊鈴の人影がガスの向こうにぼんやり浮かぶ、下山者らしい。



アザミ坂の急登になると、いよいよペースダウン。祓川ヒュッテは諦めて、15分毎に休憩。青空も広がるようになり、酒田方面の平野・海岸線・海の大パノラマが見渡せる。これほどの展望はどこの山以来だろう。色とりどりの花々を愛でる余裕も生まれる。

14:00伏拝岳到着、河原宿小屋から3時間もかかった。ちょうど鳥海湖方向からの男性登山者と合流、一緒に山頂小屋へ向かう。岩手からのAさんで50代半ば、吹浦口からとのこと。

14:30大物忌神社御室小屋に到着、宿泊代3500円プラス夕食代1300円を払う。Aさんの隣に場所を確保、1本600円のビールをご馳走してくれる。濡れた装備の整理と雑談で時間を過ごす。

この日の宿泊者は30人くらい、天気が悪かったおかげで部屋を広々と使える。17:30、1300円とは思えない質素な夕食。19:00には消灯、就寝。深夜トイレに行くと満天の星空、天の川も見えた。


升田→鳥海山々頂:15.6km(東北一周徒歩旅行累計331.2km)





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Last updated  2005.08.29 10:10:22
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