アサハカな論考もしくは非生産的妄想

アサハカな論考もしくは非生産的妄想

April 4, 2004
XML
テーマ: 新撰組!(307)
カテゴリ: カテゴリ未分類
今回は手放しで面白かったと言いたい。


まず注目すべきは、土方の開眼。
今までこれといった剣技を披露する機会もなく、女にだらしないという印象だった土方。彼がなぜ試衛館の中で近藤に次ぐ立場にあるのかいまひとつ説明不足だった点が否めなかったが(せいぜい近藤の幼なじみであるという程度)、今回はついにその実務能力を存分に発揮し、いよいよ存在感を強烈に顕わしてきた。
試衛館の面々をてきぱきと適材適所に振り分け、難題をことごとく処理していく。
山南は気に入らないが、目的遂行のためにはあっさりと助け舟を出す。
村上俊五郎なる男の素性もいつの間にか調べ上げていた。
親分の出る幕をきっちりと心得て、威厳を発揮する場面を効果的に演出した。

すべては、近藤を浪士組の中で一目置かれる存在にするため。

そして近藤は土方についに言った。
「土方君」。

さらに近藤は、藤堂に向かっても大将らしい一言を。
「任せておけ」。
#しかし、藤堂はドジキャラに甘んじててもいいのか?

なお、小ネタだが、にやりとさせられたこと。
芹沢が沖田に対して「月代、似合ってないぞ」。
そうだ! 実は僕もそう思っていた(笑)。

閑話休題。

そして、今回の見せ場は何と言ってもコレ。
篝火を前に対峙する芹沢と近藤!


佐藤浩市の凄みのある立ち振る舞いはもちろんだが、
なんのなんの、香取慎吾も負けていなかった。
近藤の成長ぶりを香取が絶妙に演じているのか、
それとも単に演技がうまくなったということか。
ベテラン俳優がこれを演じるとちょっと嫌味だが、


ともかく、たがいに一歩も退かぬという迫力が充分感じられ、ついつい目が離せない。
静かで激しいこの対決は、これを見守る人々に、この二人こそが浪士組の実力者だと認めさせるに充分だった。

やがて近藤の器量を見抜いた芹沢は着地点を模索し始める。
降り掛かる火の粉に先に声を上げたのは芹沢。
ここが潮時。
双方の参謀格である土方と新見もあうんの呼吸。
事後処理における試衛館グループのチームワークも見事。
近藤の株はぐんと上がった。

#新たに芹沢にあてがわれた部屋が
 殿内の布団部屋だったというのがひそかに笑える。

最後は自分が始末を付けると息巻いた佐々木只三郎も、
自分がいないとまとまらないと自負していた清河八郎も、
そして何より彼と直接相対した芹沢鴨も、
みな、近藤という男を意識し始めざるをえなくなった。

近藤さんを浪士組の中で一目置かれる存在にする―
土方の目論見どおりになってきた。

そして次週から、舞台はいよいよ京都へ。
風格と威厳を備えつつある近藤が、ついに頭角をあらわす。

*******
ついでに痛快ごとをもうひとつ。

ドラゴンズ、今日も勝った!
しかも立浪の劇的な延長サヨナラ!
川上憲伸が150球を超える魂の完投!
大歓声の中で決めた川相の職人技の送りバント!
優勝した1999年以来の開幕3連勝だ!

・・・ということで、この熱戦を見続けていたため、
新選組!はビデオに録って試合終了後に見たのであった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 5, 2004 02:55:02 AM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

乗らない騎手@ ちょっとは木馬隠せw あのー、三 角 木 馬が家にあるってどん…
リナ@ 今日は苺ぱんちゅ http://kuri.backblack.net/i9q5fg2/ 今…
通な俺@ 愛 液ごちそうたまでしたw http://hiru.kamerock.net/l83orqf/ フ○…
しおん@ ヤホヤホぉ★ こっちゎ今2人なんだけどぉ アッチの話…
バーサーカー@ ヌォォオオ!!!!!! http://bite.bnpnstore.com/nexnc09/ お…

Favorite Blog

かくの如き語りき トーベのミーさん
第1の扉@佐藤研 報告者@佐藤研さん
蘇芳色(SUOUIRO)~… 蘇芳色さん

Profile

quackey

quackey


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: