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2013.12.19
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【送料無料】富士学校まめたん研究分室 [ 芝村裕吏 ]

なじみの本屋で周回していて目にとまったので、買って読んでみました。
おお!アタリだ。
時期的に、どこぞの戦車道みたいな流れだったりして?とよぎりつつも、それでも買ってみたというのは、表紙絵の「まめたん」のおかげかもしれません。

ちょっと、ねらってるのかそうでもないのか、と思う描写がありましたが(あ、他の作品を意識してという意味ではありません)、全体としてはサクサクと読める、ちょっとゆるーい空気の作品でした。まとまった時間があればぱーっと読み切ってしまうと思います。

現実の設定とは違った日本の自衛隊…というか、技本方面…いや、装備開発を題材にして、かなり「お話」として作り上げられています。個人的に、装備開発の題材で何か!と待っているところでもありましたので、そうそうこういう方向のはアリだよなーって思いもしました。できればもうちょっと、ドキュメンタリーちっくなのが読みたいですが、なかなかネタ的に難しいから、この作品のように楽しめる(んですよ。)ものもいいですね。

帯に書かれている誘い文句は次の通り。
「めんどくさいアラサー天才工学系女子の、ロボ戦車開発&恋愛。さらには極東危機!」



読みながらあちこちにチェック箇所があったのですが、読むことを中断するのが惜しくて、マークをつけられませんでした。そんな中でもマークしたのは次の通り。

 そこにどんなロボット戦車を投入するか。それが問題になる。
 ペンを回す。考える。電卓を見る。また考える。
 どこにどうプレゼンするか。それが問題だ。現場が欲しい物を企画するか、上層部が欲しい物を企画するか、政治が欲しい物を企画するかで、方向性は自ずと変わる。最終的には全部と調整して妥当なものを作るにせよ、最初の足がかりとしてどこに向けて企画するかはとても大切になる。
 偉そうに言っているが、これはここ数年で激変した技本解体後の(防衛技術)研究企画で先輩や上司が四苦八苦しているものの受け売りだ。(後略)
」p.45

 富士学校での新兵器開発会議で災害救助について意見が出ていたことを思い出す。新兵器の開発で災害救助の意見が出るのは日本だけだろう。私はそういうところが好きだ。技術的に面白そう。
」p.184

で、ここで開発している新兵器というのが、愛称「まめたん」なのです。

活躍するのでしょうか。
詳しくは、作品を読んでみてください。
まあでも、あんまり期待すると肩すかしをくらった気分になりそうな作品ではあります。色々と好みが分かれるかも。だから、あんまりこうやって記事にするのは良くないかもしれないですが、個人的には、先に書いたように「アタリ」だったので、書かずにおくということはできませんでした。





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最終更新日  2013.12.19 20:38:34
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