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2014.05.03
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【送料無料】太平洋の薔薇(下) [ 笹本稜平 ]

読了。
いやー、面白かったです。
手に汗握る、悪天候下での航行シーン。
もう想像するだけでヘトヘトになる感じなんですが、そのうえこの下巻では、ついにとある問題が表面化!
そして追う者たち!

まとまった時間がとれないまま、ちょっとずつしか読むことができず、結局読み終わるまで2ヶ月ぐらい?続きが気になって仕方ない状態が長かったです。
でも、ようやっと読み終えて、やっとすっきり。


まあ、いってしまえばありふれたしめくくりかもしれませんが、あまり複雑にしてしまうと救いが無いというか、しんどすぎてだめなんじゃないかなと思います。やはり、小説はこうあっていいんじゃないかなと納得もあって、私はほっとしました。

もやっとした書き方しかできませんが、ぜひとも気になった人は実際に読んでみてもらいたいから、詳しく書きたくありません。

せめてというか、この巻でのいくつかある印象的な部分から、ちょびっと取り出すことにします。
p.26

「結構です。なにもしないでください。そちらから情報を流されると追跡中であることを敵に察知されます。こちらにはヘリがあり、SST1個小隊が乗船しています。30ノットの高速警備救難艇も搭載している。沿岸国の海上警備当局にはこれだけの装備も人員もありません。ジャパン・コーストガードの面目にかけて、この事案は我々の手で解決します」


p.220-221

「報告します。第十管区海上保安本部所属PLH13かいもんは、日本海南部で主機関に故障発生。修復には一両日かかる模様。これより洋上にて修理作業に入ります。本庁合同捜索本部指揮下よりの離脱許可を要請します」
本岡が押し黙る。矢吹の体内時計でたっぷり5秒の間が空いた。
「第十管区海上保安本部所属PLH13かいもんに対し本部指揮下よりの離脱を許可する。ただし、状況は副本部長本岡まで随時報告せよ。無事帰還を祈る−−」
本岡は命令口調でそこまで言うと、突然堪えきれないように高笑いした。
「やるな、矢吹。こうなったら絶対にパシフィックローズをとっ捕まえろよ。さもなきゃ俺もお前も首が飛ぶ」


かーっ!
アニメ化しないかなぁ。






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最終更新日  2014.05.03 14:44:36
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