法喜が語る

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インドネシア巡礼2


スク-レリーフ
ソロのバスターミナルは各セクション毎に使用料を取るので面倒である。スク-遺跡に行きたいとバイクタクシーに言ったら、OKとは言うが途中で降ろされた。俺はバスで行こうと考えて、バスのところまでと伝えたつもりだが、彼はスク-まで行こうとしていたらしい。とんでもない。早朝のバイクは寒すぎる。私は徒歩でバスターミナルにもどり、サムローを捕まえバスターミナルに向かわせたが、鉄道駅につれて行かれて、バスでは行けないのかと聞いたら元のバスターミナルに戻ってきた。結局はじめのバスターミナルからスク-に行けたのである。地球の歩き方の書き方がさっぱり分からなく時間のロスをしてしまった。しかしスク-行きのバスは途中乗換えが必要らしくて、車掌はそんなこと知らん顔で終点まで行ってしまい、戻ってバスの乗り換え。スク-行きのバスになんとか乗り換え、今度は降りる所を通りすぎた。こちらの車掌はまったくどこで降りるか教えてくれない。タイなんかでどこに行くかと伝えとけば普通に教えてくれぬのに。スク-の遺跡はバス停からひたすら山を上ったところ。2キロと近いのではあるが、なにぶん急な斜面なので疲れる。歩くのが嫌な人はバイクが待機しているのでそれを利用してもいい。遺跡の面積じたいは大きくはないが、ピラミッドとレリーフは一見の価値あり。もやが無ければ遺跡からの風景が格別である。ここの遺跡にはペニスを握っている像や、ペニスとおまんこのレリーフなどがある。ソロからジョクジャに向かう途中、プランバナンがある。こちらの方が遺跡の規模も大きく、夜遺跡をバックにラーマヤナをみれるステージもある。しかし私は残念ながら公演日でなかったので見れなかった。宿を遺跡の前にとって遺跡を見学したら、あとは何もする事がない。町は街道沿いの遺跡の近辺に広がるだけで、遺跡の町である。夜は自転車で食べるところを探したが、たかが知れている。宿に近い食堂でわけのわからぬまま注文した。自分ですら何を注文したか分かっていなかったので、持ってきたものから食べていたら、お腹いっぱいになってしまった。おでんみたいのやらいろりろ食べた。全て食べきれなくかなり残して会計をしたら予定よりもかなり多く請求された。インドネシアでは注文しなくても料理を持ってきて食べた分だけ払うシステムがある。しかし私は何を注文したかわからず食べたので余分な物まで手をつけてしまった。値段はたかが知れているが変なシステムだ。
翌朝ジョクジャのバスターミナルへ向かった。朝食はマックである。やはり落ち着く。フルーリーがちゃんとかき混ざっていなかったが、まあいいだろう。ボロブドゥ-ルへのバスはかなりぼられた。インドネシアは本当に平気でぼってくる。公共のバスですら倍取ってくるのだから信じられない。特に行きは値段を知らないので危険だ。帰りは普通の値段で乗れるので、行きにぼられた事をようやくその時に知る事が出来る。ボロブではバスターミナルからリキシャに乗って宿へ。たまたま自分が行こうとしていた名刺を持っていたので即決。宿は少しくたびれていた。しかし遺跡の前に面しているので便利である。こちらのATMは上に大きなアンテナがついていて面白い。まずは自転車を借りて周りの遺跡を見て周った。ボロブは翌朝見ることにしていたので、あちこち自転車で見て回ったが、何にもない。ただ見るところは非常に色っぽい仏像ぐらいだろう。少し股を開いてるのがなんとも言えない。山の方から遺跡をみたら小さくて絵にならない。必死に坂道を登ったにもかかわらず行き止まり。帰りは脇道にそれたが単なる田舎町。うんこを溶かして練っている人が居たが、臭くてたまらなかった。遺跡の前にはかき氷の旗が立っていたので入ってみたらかき氷などない。飯とアイスを注文したらアイスを先に持ってきたので、それは後で食べると言ってもわけがわからない様子。今は要らないといってるのに・・・だいたい飯の前にアイスは食べないだろう。夕方バクソを食べていると蚊の攻撃で味わう暇も無かった。雨が降ってきたので、昼間食べたところでビールを飲んで宿に戻って直ぐに眠った。
朝もやの中ボロブに入ったらもう結構入場していた。遺跡は公園の中にあり、どでかい遺跡に上ればあちこちみわたせた。遺跡の警備の人は平気でタバコを吸っていたが、普通禁煙ではないのだろうか?全く世界遺産なんて気にしていないようだった。まムスリムの警備員に仏教遺跡をどうしろというのもなんだが。
昼にジョクジャに移動した。バスターミナルから安宿街まで人力車に乗って移動。なかなか宿が見つからなく雨まで降ってきた。やっとの事で寝るところを見つけ久しぶりにインターネットをした。翌日パガンダランに移動したくトラベルを申し込むが人数がはっきりしなく俺一人だとトラベルでの移動は出来ないらしい。あと2人行くかもしれないから多分大丈夫と言われた。べチャで水の宮殿へ向かった。宮殿と言うからもっと凄いものかと思ったらこじんまりしている上に改装していた。帰りにラーマヤナのショーを食事付きで申し込んだ。宿に一回帰り再びラーマヤナを見に出かける。料理はまあまあだった。しかしウエイトレスにインドネシアで初めてメチャクチャ綺麗な人がいて目の保養になった。ラーマヤナは何か学生の演劇みたいでいまいち。雨も少し降ってくるし。
朝無事にパガンダランに向けて出発。ここは自然保護区とグリーンキャにオンが有名なところ。宿は途中乗ってきた案内人につれられてきたところが結構良いところだったので安易に決めてしまった。しかしなんとここの案内人はマージン50%取っているとのことが後で判明。おそろしや。SAKURAに泊まる人はトラベルで着た時案内人を無視する事。これが大切。街は海岸に面していて、半島になっている東西は海。この街に入るのには入域料を取られる。私が行った時期は閑散としていた。グリーンキャニオンはいま時期でなくて緑ではないといわれたので、翌日の自然保護区ツアーを申し込む。後はする事無し。夕飯にシーフードやを探すがなにかパッとしない。しょうがなく入った店でビールとえび炒め、ビーフンを頼むが結構高かった。
あいにくの雨。ツアーにも行けなく、移動する事にした。目的地はチパナスである。ここは温泉郷でゲストハウスの個室にも常に温泉が流れてきている。途中の風景は私がインドネシア滞在中で一番美しいものだった。富士山のような山のふもとに田園が広がり緑が最高に気持ちがいい。インドネシアなのに懐かしい気持ちになった。温泉郷はまさに村。何にも無くて、夕食はさびしいものになった。サテ―と麺のみ。宿に帰って温泉につかりながらビールを飲むが、なんせユニットの温泉。目の前には便器である。これには参りました。
バンドゥンで航空券の再確認をして。(パガンダランの旅行会社は表にリコンファームと書いてあるのに、意味がわからないらしくて出来なかった。)バンドゥンは乗り換えだけで、街は見なかった。この街大きいがタクシーがなかなかつかまらない。いよいよジャカルタに戻る前にボゴールで一泊。なんでもジャカルタより宿が安いと言うので寄ってみたが、バスターミナルに着いたのが既に夜遅く。大雨にあい渋滞もあってこんな時間になってしまった。タクシーを捕まえて地球の歩き方を見せて行き場所を提示してもわからないと言うではないか。分かってもそこには行きたくないと拒否する。ここら辺のタクシーはみな長距離でジャカルタに向かう客を拾いたいみたいだ。これには私も参った。歩こうかと思ったがなんせ方角がわからない。到着してから1時間ぐらい途方にくれてやっと宿についた。ボゴールは何もない。植物園だけである。宿の飯を食い、失敗したと思った。
植物園は大きい事は確かだが、見物はたいしてない。どちらかと言えば公園である。私はインドネシア人料金で入ったので文句は言えないが。午後列車でジャカルタへ向かう。宿へはタクシーを使うがはじめとんでもない方向に向かって驚いたが勘違いらしい。安宿街というからカオサンイメージしていたが全然違った。まるでカセムサンみたいだ。ジャカルタは一泊のみ。翌日バンコクに帰国する。特に見るものがないので、サリナデパートとSOGOへ。しかし本当に参ったする事がない。インターネットをして、デイアフタートモローをみた。映画なんかバンコクの倍以上する。高すぎる。食事も屋台以外は割高。ジャカルタは観光の街ではない。


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