わたしの足跡

わたしの足跡

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March 8, 2005
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今日は久しぶりに雪も雨も降らず、良いお天気でした。

出かけなければならないお仕事を済ませる事にしました。

という事で・・・本を読む時間が出来ました。。。

本棚を見渡し・・・古い本を持って出かけました。

武者小路実篤の『真理先生』です。

抜粋

「僕はあたりまえのこときり言いたくない。今の人はあたりまえの事をしらなすぎる。

何でもひとつひねくらないと承知しない。糸巻きから糸を出すように喋るのでは我慢が出来ない。わざと糸をこんがらしてその糸をほどく競争をしているようなものだ。

あたりまえでない事を尤もらしく言うと、わけがわからないので感心する。



「今の世の中は人生の美を知らない人々によって作られているので醜いことだらけ、悲惨なことだらけと言えるかもしれないが、それは人生が悪いのではなく、人間が愚か。自分のうっぱりを気にしないで他人の目の中の塵(ちり)を気にするものが実に多い。好んで自分を不幸にしているもの。真理に背中を向けているものが多い。」

「私達の精神は真理だけに従順。人間の肉体を輝くものにする為には、やはり真理が必要で、精神が美しく生きない肉体は、贅肉の固まりのように私には思われる。」

「真理なくして何処に人生があるか。」

「真理の力、我等の内心の力、それが合致して、其処に美しい花が咲き、実を結ぶ世界、私はいかなる時もその世界の実現を信じている。」

「理屈ではなく、実感で全心全身で人生を肯定出来る道をお歩きなさい。」

武者小路実篤の作品は私は割と好んで読んでいました。

久しぶりに読むと何かホッとするものがあります。

美しい世界に導かれるように思います。

この抜粋の始めにありましたが、本当はとても簡単な事、単純な事を好んで難しくする風潮があるように思います。

ですから、こういう作品に触れると安心感のようなものを与えてくれるのかもしれません。


外出先からから戻りましたら、近所の方々がとても明るい笑顔で明るく迎えて下さいました。



有り難うございました。







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Last updated  July 6, 2007 07:51:26 AM
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