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その昔、細川護熙とかいう総理大臣が国民福祉税構想なるものを突如発表したことに対し、総理の女房たる武村正義官房長官が「過ちをあらたむるに、憚る事なかれ」と、痛烈に皮肉ったことが思い起こされるようなニュース。「百害あって一利なし」たるコピーコントロールCDを生み出したエイベックス株式会社が、今後、CCCDを弾力的に採用することになったことは以前の日記でも書きましたが、本日、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントが、独自のネットワーク認証型CCCD「レーベルゲートCD」の発売を、すべて止めることにしたそうです。ソニー・ミュージックエンタテインメントのプレスリリース は、こちらです。今後は、2004年10月発売タイトル分の一部から段階的にレーベルゲートCDでの発売を終了し、11月17日以降発売する新譜については、全て通常のコンパクト・ディスクとして発売するそうです。 この決定についてソニーは、「著作権保護に対して、多くの音楽ユーザーの意識が高まり、一時の混乱期を脱したため」と発表しています。これはもしかして、例の著作権法改正への反対世論が高まったことが、かえって消費者(音楽リスナー)の間に著作権保護への認識が広まった?なんてことではないでしょうけれど…。それにしても、CCCD廃止決定は素直に評価したいですけれど、「過ちをあらたむるに、憚る事なかれ」とはよく言ったものです。---------------------------------------------------夜は、大手町サンケイビル・メトロスクエアB2Fガーデンで行われた奥華子さんのライブに行ってきました。5月に亀戸のサンストリートで見て以来、ひさしぶりです。セットリスト1.愛されていたい2.小さな星3.花火4.伝えたい言葉5.その手~休憩6.鏡7.忘れられた記念日8.涙の色9.楔10笑って笑って~アンコール11.片想い12.愛のしずく10月2日よりオンエアーされる「TEPCOひかり」の新CMに採用された彼女作曲の歌も特別サービスで披露。会場は地上に吹き抜け構造の地下2階ホール。7時に始まったライブは15分の休憩をはさみ、8時40分ごろに終了。無料で、こんなに多くの曲が聞けたことに感謝。150人位のオーディエンスの半分以上は男性で、私のような会社帰りのサラリーマンも多かったです。8月27日に発売された初シングル「花火」もゲット。「自主制作CD vol.1」と共にサインをいただき、握手もしてもらいました。不思議と癒される歌声に、純愛を詠った素直な歌詞、明瞭なメロディにピアノ弾き語り。将来、必ず大ブレークするシンガー・ソングライターであると実感しました。奥華子。千葉県出身シンガーソングライター。5歳からピアノを弾き始める。その後、作詞作曲に興味を持ち始め、オリジナルの楽曲創作を開始する。津田沼・柏・船橋を中心に路上ライブを続け、自主製作CDは平均でも250枚以上売れるようになり、今までの路上での売り上げの最高枚数はなんと1日で402枚という記録も持つ。現在の路上での総売上枚数は8000枚を越えている、今もっとも注目の路上アーティスト。東京、神奈川、千葉、埼玉と活動拠点を広げながら、キーボードとアンプを両手に街から街へと路上ライブを行っている。2004年8月26日にシングル「花火」をインディーズで全国発売。このCM(↓)の歌を歌っているのは、じつは彼女です。テプコ1テプコ2
2004.09.30
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ジョンって、ウェットン?レノン?ロートン?もしかしてアンダーソン?などと、いろいろ詮索してしまった方もいらしゃるかもしれませんが…。もちろんノレンじゃなくて…レノンのほうです。今日届いたCDは、またまたジョン・レノンの最新作(というか発掘音源)の、「LOVE JOHN LENNON ACOUSTIC」で、もちろんコピーコントロールCDです。簡単に言ってしまうと、昨日紹介した「ロックン・ロール」よりは完成度が低いです。まるでデモテープを聴いているような感じです。しかし静かに聞き込んでみると、あたかもレノンが目の前でギターを弾きながら新曲を歌ってくれているような情景が瞼の裏に浮かびます。収録曲1.Working Class Hero 労働者階級の英雄2.Love ラヴ3.Well Well Well ウェル・ウェル・ウェル(初登場音源)4.Look At Me ルック・アット・ミー5.God ゴッド(初登場音源)6.My Mummy's Dead 母の死(初登場音源)7.Cold Turkey コールド・ターキー(冷たい七面鳥)(初登場音源)8.The Luck Of The Irish ラック・オブ・ジ・アイリッシュ(ライヴ)9.John Sinclair(LIVE) ジョン・シンクレア(ライヴ)10.Woman Is The Nigger Of The World 女は世界の奴隷か?11.What You Got ホワット・ユー・ガット(初登場音源)12.Watching The Wheels ウォッチング・ザ・ホイールズ13.Dear Yoko 愛するヨーコ (初登場音源)14.Real Love リアル・ラヴ (初登場音源)15.Imagine(LIVE) イマジン(ライヴ)16.It's Real イッツ・リアル搾取される階級を生み出した資本主義社会の矛盾を突いた1曲目。学生時代にこの曲を聞いて、何度、勇気づけられたことか。「資本家よ、くそくらえ」ってな心境でした。(でも私は左翼ではありませんでした。^^;)「ジョンの魂」に収録されている「God」「My Mummy's Dead」の完奏バージョン。そして「Imagine」のギター弾き語りヴァージョン。曲ごとにコードが記載されているのもうれしいこと。なんと「Imagine Peace」と書かれたピックも初回限定盤にかぎり付属しています。あたかもCD聞きながらギターを弾いてくれと言わんばかり。ってなわけで、天国にいるはずのジョンと何曲かセッションしてみました…♪
2004.09.29
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ジョン・レノンの名作カバー集「ロックンロール」(リミックス&デジタル・リマスタリング・ヴァージョン)を買ってきました。元ビートルズのジョン・レノンが、ロックンロール・ヒーロー達へ敬意を表して1975年にリリースしたトリビュート・アルバム。ヨーコ・オノ夫人の監修で、ジョンの歌声や演奏がリミックス&リマスターされました。既存盤に比べると各楽器の輪郭がはっきりと捉えられるようになり、ジョンの声にも独特な艶のようなものが一層感じらる仕上がりになっています。収録曲1. ビー・バップ・ア・ルーラ(既存盤にはなかったジョンのカウントでスタート)2. スタンド・バイ・ミー(ベースやバスドラの音が強調され、スウィングするリズムがより印象的に…)3. メドレー:(a)リップ・イット・アップ (b)レディ・テディ(スネアの音がより前に出て、ノリのいいロックに変貌)4. ユー・キャント・キャッチ・ミー(フィル・スペクターによるエコー抜きが施され、ジョンの声がよりクリアになり、ギターのオブリガートもはっきり聞こえる)5. エイント・ザット・ア・シェイム(跳ねるようなピアノの音がより強調され、エンディングをコミカルにストップさせるジョンの声などもよく聞き取れる)6. 踊ろよベイビー(ギターのカッティングエッジとベースの音が強調されたことによりレゲエっぽく変身)7. スウィート・リトル・シックスティーン(リズム隊のグルーヴ感が強調されて、セクシーさが強調されている)8. スリッピン・アンド・スライディン(ピアノの連打とホーンセクションのリフが、よく聞こえる)9. ペギー・スー(ジョンの声がクリアになり、ベースのメロディラインもよく聞き取れる)10. メドレー:(a)悲しき叫び (b)センド・ミー・サム・ラヴィン(ギターやベースの音が強調されていて、心地よいロックに仕上がっている)11. ボニー・モロニー(エコーのかかったスライドギターのサウンドがはっきりと浮かび上がる)12. ヤ・ヤ(ベースの音が強調され、跳ねるような軽快なリズム感が強調されている)13. ジャスト・ビコーズ(レノンのシャウトする歌声がクリアになり、感動的)<ボーナストラック>1. エンジェル・ベイビー (アルバム『メンローヴ・アヴェニュー』より)2. トゥ・ノウ・ハー・イズ・トゥ・ラヴ・ハー (アルバム『メンローヴ・アヴェニュー』より)3.マイ・ベイビー・レフト・ミー (初登場音源)4.ジャスト・ビコーズ (リプライズ)日本盤特典として、オノ・ヨーコ最新インタビュー日本語解説、歌詞・対訳などが付くほか、さらに初回盤特典として、ペーパーCDケースが付属しています。ボーナストラック4曲のうち、2曲は1986年発表の未発表作品集『メンローヴ・アヴェニュー』からのリマスターで、1曲は同作品収録曲「マイ・ベイビー・レフト・ミー」の別ヴァージョン。最後の1曲、「ジャスト・ビコーズ」はリンゴ、ポール、ジョージへ宛てたスペシャルメッセージが収録されています。ただし、コピーコントロールCDなので要注意です。
2004.09.28
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元ジェネシスのピーター・ガブリエルのビデオ・クリップ集が、リリースされる(11月10日)ことは9月9日の日記で紹介しましたが、未確定だった収録曲が決定しました。以下の通りです。・Father, Son ・Sledgehammer ・Blood Of Eden ・I Don't Remember ・Big Time ・Lovetown ・Red Rain ・In Your Eyes ・Don't Give Up ・The Barry Williams Show ・Washing Of The Water ・Biko ・Kiss That Frog ・Mercy Street ・Growing Up ・Shaking The Tree ・Shock the Monkey ・Steam ・The Drop ・Zaar ・Solsbury Hill ・Digging In The Dirt 【映像特典】 ・Games Without Frontiers (Live 2004) ・Modern Love ・The Nest That sailed the Sky ・Trailer for Growing up Live ・Trailer for Growing UP On Tour A Family Portrait ・Trailer for Secret World Live ・Games Live『プレイ(PLAY-PETER GABRIEL'S TOP 20)』というタイトルが付いた本作は、11月10日に日本盤(WPBR-90394 \4,410(税込))がリリースされる予定です。<2004/10/25追加情報> 日本盤の発売日が11月24日に延期されました。<2004/11/10追加情報> 日本盤の発売日がさらに12月1日に延期されました。
2004.09.27
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クイーンのカバーバンド「FLASH!」のライブを観戦してきました。昼間は子供と幕張メッセで開催されたの「東京ゲームショー」に行った後、有楽町線とJR埼京線を乗り継いで、十条のライブハウスじゆう造へとのりこみました。すでにROYさんの「成り切りフレディのカラオケパフォーマンス」は開始していましたが、ひげに胸毛までフレディそっくりに扮していて、涙が出るほど笑わせていただきました。さて「FLASH!」は初めて観るのですが、アマチュアとは思えない、完璧な演奏に圧倒されました。それも2時間に及ぶ長時間のライブ。今日はクイーンの名盤「世界に捧ぐ」をフィーチュアしたライブツアーの再演だそうで、セットリストは以下の通りです。SE(We Will Rock You ー Studio)We Will Rock You (Fast)Brighton RockSomebody To LoveDeath On Two Legs~Killer Queen~Good Old Fashioned Lover Boy~I'm In Love With My Car~Get Down Make Love~The Millionaire Waltz~You're My Best FriendSpread Your WingsIt's Late The Loser In The EndDear Friends~Teo Toriatte(P&Vo.Jiyuta - Solo)Now I'm HereLove Of My Life'39My Melancholy BluesWhite Man (inc:V.Solo, G.Solo)~The Prophet's SongStone Cold CrazyBohemian RhapsodyKeep Yourself AliveTie Your Mother DownSheer Heart Attack (with ROY!)<アンコール>We Will Rock You (Slow)We Are The Champions (with ROY!)God Save The Queen以上27曲!ただただ唖然としていました。ミカゲ・マーキュリーさんのヴォーカルとピアノは、声が違うという点を除けば、100%フレディ・マーキュリーの世界。フレディが生きていたら、「女性なのに、よくぞここまで!」と、とても喜んでくれただろうなあと思います。じゆう太・ディーコンさんのベースはジョン・ディーコンよりもフレーズが多く、音もストレートなロックという感じの正統派スタイル。もしもジョン・ウェットンがクイーンのカバーをやったら、こういう弾き方になるでしょうというプレイ。(笑)(なんて思っているのは私だけだったでしょう…^^;)ピアノでの弾き語りもベーシストならではの一芸ですね~。とても良かった。ドラムのソルジャー・テイラーさんは今日が誕生日。会場から花束が届いていました。はっきり言って、本家よりも手数が多かったんじゃないでしょうか。HOYABEE MAYさんは、とてもハンサムなギタリスト。ひょっとして、どこかの劇団に所属していませんか?(笑)ブライアン・メイのギタープレイはテクニックも大事だけれど、音色とか雰囲気を出すのが難しいと思いますけれど、それが完璧にできていてびっくりです。「ラブ・オブ・マイ・ライフ」のアコギプレイの頼りなさ(?)までそっくり。(爆)セットリストの中では、クイーンを聞き始めたころにはまっていた、「Spread Your Wings~It's Late」の流れに感涙でした。この両曲は私のフェイヴァリット・ナンバーです。 いっしょに歌わせていただきました。欲を言わせていただければ、もうちょっとミスってくれたほうが、もっとバンドに愛着が湧くのになあ…(笑)などと。(あ、独り言ですよ~)
2004.09.26
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自宅で使っているVAIO(PCV-RX61)にウィンドウズXPサービスパック2を導入したのですが…。導入にはダウンロードからインストールまで、30~40分位かかりました。ファイルの点検とかバックアップ、復元ポイントなどを設定するため、時間がかかります。で、良かった点としては、・セキュリティ機能の強化(これまでウィルスソフトでしか得られなかったファイアウォール機能が付属しています。)・ポップアップ広告を自動で非表示にできる。(デフォルトでは非表示ですが、表示したいサイトの場合には、個別に表示するように設定できます。)という所。で、問題点としては、・iLinkで接続している周辺機器のプラグイン&オフができなくなった。(PCを立ち上げた後、接続しても認識してくれません。ディバイスマネージャーでドライバーの状態を見てみるとエラー表示がでています。解決法としては、PCを立ち上げる前に接続機器をつなげて、機器の電源もオンにしてPCのスィッチを入れる必要があります。)・USB接続機器に関しては、この種のトラブルはありません。と、いまのところ、この程度です。ちょっと面倒くさいけれど、無料でセキュリティ機能が強化されているのですから、満足しなければいけないのかなと思います。ドライバーの不具合については、いずれメ-カーのほうで対応してくれることを願いつつ。
2004.09.25
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普通の国なら、とっくのとうに大統領になっていてもおかしくない民主化運動家。軍事政権によって過去10数年にわたり自宅軟禁状態にされている、ミャンマーのアウン・サン・スーチー女史のためのチャリティー・アルバム「For the Lady: Dedicated to Freeing Aung San Suu Kyi and the Courageous People of Burma」が、USにて10月26日にリリースされるそうです。(CDジャーナル情報)このアルバムには、U2、コールドプレイ、ピーター・ガブリエル、エリック・クラプトン、トラヴィス、スティング、アヴリル・ラヴィーンらが参加。そしてR.E.M.、パール・ジャム、ポール・マッカートニーらが貴重なライヴ音源を、オーディオ・スレイヴのトム・モレロのソロ・プロジェクト“the Nightwatchman”が新曲をそれぞれ提供する予定です。曲リスト:☆ディスク1 (01) U2 - Walk On (02) Pearl Jam - Betterman (live) (03) Coldplay - In My Place (04) Ani DiFranco - In the Way (05) Bright Eyes - No Lies, Just Love (06) R.E.M. - Drive (live) (07) Avril Lavigne - Complicated (08) Talib Kweli featuring John Legend - Around My Way (09) Lili Haydn - Unfolding Grace (10) Peter Gabriel - Here Comes the Flood (11) Natalie Merchant - Motherland (12) Mana - Cuando Los Angeles Lloran (13) Rebecca Fanya - Paper Airplanes (14) Ben Harper - Oppression (live) ☆ディスク2 (01) Paul McCartney - Freedom (live) (02) The Nightwatchman - Let Freedom Ring (03) Eric Clapton - Wonderful Tonight (04) Sting - Fragilidad (05) Bonnie Raitt - Angel From Montgomery (live) (06) Damien Rice - Lonely Soldier (live) (07) Travis - The Cage (08) Guster - Keep It Together (09) Hour Cast - Memories and Lies (10) Indigo Girls - Perfect World (live) (11) Better Than Ezra - Get You In (live) (12) Matchbox Twenty - So Sad, So Lonely (13) Mun Awng - Tempest of Blood 豪華なラインナップですね。なお、本作による収益金は、非営利団体U.S. Campaign for Burmaに寄付される予定。
2004.09.24
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仕事を早々に切り上げて、沼袋のライブハウス・SANCTUARYで行われたジェネシスのカバーバンド、SIXTROTのライブを見てきました。電車の中で上司から携帯に電話がかかってきて、しかたなく途中下車して話していたので、現地到着が予定より15分ほど遅れてしまいました。なので、2曲目からの観戦となりました。(1曲目は「Watcher Of The Skies」だったそうです。)その2曲目は「Nursery Cryme」から「Return Of The Giant Hogweed」。変拍子だらけの難しい曲なのに、いとも簡単に演奏してしまう、このバンドの演奏能力にただ圧倒されるばかり。3曲目は「Selling England By The Pound(月影の騎士)から、ポップな1曲「I Know What I Like」。さすがにウェットン・ファンにもお馴染みのこの曲、いっしょに歌わせてもらいました。フィル・コリンズばりのタンバリン・パフォーマンスもやってくれたら、もっと最高でした。(が、欲張りすぎと言うものでしょう)4曲目も同アルバムからピアノの旋律が美しい「Firth Of Fifth」。最近のハケットはソロ部分しか演奏してくれないので不満だったのですが、さすがはSIXTROT、イントロから完コピでございます。(笑)この歌の歌詞はジョン・ウェットンもカンペを見なければ歌えないほど難しいのに、ヴォーカルのschizoさん、完全に覚えていてすごいと思いました。ラストは再び「Nursery Cryme」から名曲「Fountain Of Salmacis」。妖精が舞い降りてくるかのようなイントロからの流れは、まさに王道ですね。Palさんのフルートが見事に決まって、エンディングもお見事でした。しっかりとリズムをキープするドラミングに、偏屈なラインを刻むベース、バンクスの手癖まで真似て透明なシンセサウンドを紡ぎ出すキーボード、ライトハンド奏法まで繰り出してハケットを完コピしたギタリスト、見れば見るほどピーガブにしか見えないヴォーカル、音色だけ聞けばイアン・マクドナルドかと錯覚してしまうフルート、少々緊張していたようなところも見受けられましたが、複雑怪奇なジェネシスのサウンドを再現した努力に拍手を送りたいです。セットリストが間違っていましたら、補足をお願いします。(って、覚えていないのかい?^^;)こんどはガブリエル脱退後の2枚のアルバムからも選曲してほしいです。
2004.09.23
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まだ9月なのに、もう11月号を出してしまうのが、この雑誌のすごい所。最新号(No.62)は、「プログレシッヴ・ロック」の大特集。ざっと目次だけをみても、・プログレッシヴ・ロック~創造と構築の美学(AESTHICS OF PROGRESSIVE ROCK)・プログレッシヴ・ロックなるもの(WHAT IS PROGRESSIVE ROCK?)・プログレッシヴ・ロックの誕生(BIRTH OF PROGRESSIVE ROCK)・プログレッシヴ・ロックとニューウェイヴの関係性(PROGRESSIVE ROCK & NEW WAVE)・ロック・アヴァンギャルドの系譜(STREAM OF AVANT-GARDE ROCK)・プログレの世界的な広がりと地域的傾向(SPREAD OF PROGRESSIVE ROCK)・カンタベリー・ミュージック~ジャズ・ロック起源(ORIGIN OF BRITISH JAZZ ROCK)・プログレッシヴ・ロック必携映像作品(PROGRESSIVE ROCK FILMS)・プロクレッシヴ・ロック・アルバム選(PROGRESSIVE ROCK ALBUMS YESTERDAY & TODAY)・ニューカマーと再結成した往年のグループ(NEW COMER AND RE-BIRTH)これはもう趣味を超えて学問の領域に入っている感じ。知的欲求を刺激してくれる評論家の分析記事が満載です。編集長の岩本氏はプログレ出現に大きく関与した要素として、1.ジャズ、クラシック、現代音楽、アヴァンギャルドなど他の音楽ジャンルとの融合2.テーマ性(「3分間のお話」から「30分を超える物語」へと変貌させた)3.テクノロジーという技術の進歩を享受(シンセやメロとトロンの導入)4.ジャケットのアートワーク以上の4つを挙げています。まさにビートルズの「サージェント・ペパーズ」が新たな地平へと導き、ムーディ・ブルースの「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」、キング・クリムゾンの「クリムゾンキングの宮殿」に結実すると。さらに赤岩氏は、クラシック音楽古典の手法や現代音楽などの精神性をロックに融合させようとしたのがプログレの誕生だったと説く。「ブルースオリエンテッドではなく、クラシックオリエンテッドな音楽をやりたかった」と語る、キース・エマーソンの言葉にもプログレの特徴が現れていると思います。一読の価値がある特集です。
2004.09.22
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「楽聖」と「歌姫」の来日公演を1ヵ月後にひかえて、関連CDを買いまくっています。国内盤の最新ベスト盤「ブラックモアズ・ナイト/オール・フォー・ワン~ベスト・オブ・ブラックモアズ・ナイト~」は、楽聖自ら厳選した珠玉の12曲に、ライブ1曲、未発表曲2曲、さらに、おまけ映像として「ウェイ・トゥ・マンダレー」のプロモクリップも収録。トラックリスト:1.ALL FOR ONE2.WRITTEN IN THE STARS3.ALL BECAUSE OF YOU4.WRITING ON THE WALL5.UNDER A VIOLET MOON6.SHADOW OF THE MOON7.GONE WITH THE WIND8.WAY TO MANDALAY9.SPANISH NIGHTS (I REMEMBER IT WELL)10.NO SECOND CHANCE11.RAINBOW BLUES12.WAITING JUST FOR YOU13.16TH CENTURY GREENSLEEVES(Live)14.ALL BECAUSE OF YOU(New Remix)15.ONCE IN A MILLION YEARS (Wenn Aus Liebe Sehnsucht wird) 15曲目はドイツの女性シンガーが、97年にヒットさせた曲。シンデレラを読んでいるかのような美しいラヴソング。さて、さらにすごいのがドイツ盤のベストCD「Beyond The Sunset~The Romantic Collection / Blackmore'S Night」という一品。CD+DVD+クリスマス・ソング集(CD)の3枚組なのに、アマゾンでは税込み&送料免除で、たったの1,571円で買えます。こんな価格で儲けが出るのかと心配になってしまうくらいです。収録曲も、先に紹介した国内盤とのダブリが少ないのもいいですね。ディスク1(CD)1.Once In A Million Years (Neuer Song)2.Be Mine Tonight3.Wish You Were Here4.Waiting Just For You5.Durch Den Wald Zum Bach Haus6.Ghost Of A Rose (Neu Aufgenommene Version)7.Spirit Of The Sea8.I Still Remember9.Castles And Dreams10.Beyond The Sunset11.Again Someday12.Diamonds And Rust13.Now And Then14.All Because Of Youディスク2(DVD、2002年7月25日のドイツ公演映像)1.Written In The Stars2.Morning Star3.Play Minstrel Play4.Minstrel Hall5.Under A Violet Moonディスク3(CD)1.Emanuel2.We Three Kings3.Christmas Eveリッチー・ブラックモアがブラックモアズ・ナイトを始動させて早くも8年。もう彼にパープルやレインボウを期待しているファンはいないでしょう。私は楽聖ではないけれど、学生時代にはよく友人と、フォーク、トラッド、ゴスペルなどを好んで演奏しました。なので女性ヴォーカルをメインにしたアコギ路線が一番しっくりきます。(^^♪
2004.09.21
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昨日の日記と関連がありますが、ジョン・ウェットンに大きな影響を与えた音楽は、ずばりバッハ、ビートルズ、ビーチボーイズ(ブライアン・ウィルソン)の3つです。バッハからは音楽の構成、ビートルズからはメロディックロック、そしてビーチボーイズからはシンフォニック・サウンド(コーラス)の部分で、大きな影響を受けたそうです。ジョンは、1999年10月号のイギリスファンクラブ会報で、ファンの質問に回答する形で以下のように語っています。All of these pieces of music are placed in terms ofimpact of first listening - FOR ME!All helped shape my concept,melodic sense,and form of music,as far as consciousness and imagination could run.1.She Loves You - The Beatles (With The Beatles)2.God only Knows - The Beach Boys (Pet Sounds)3.Air “on a G String”- J.S.Bach(バッハ作「G線上のアリア」4.Blue - Joni Mitchell(Blue)5.Eleanor Rigby - The Beatles (Revolver)6.Pavane - Faure(フォーレ作「パヴァーヌ」)7.What's Going On - Marvin Gaye (What's Going On)8.Surf's Up - The Beach Boys (Surf's Up)9.Unfaithful Servant - The Band (The Band)10.Hotel California - Eagles(Hotel California)10.Badge - Cream (Disraeli Gears)12.NO Face,NO Name,NO Number - Traffic(Mr. Fantasy)この中でもビーチ・ボーイズの「神のみぞ知る」(God only Knows)には、人生が変わってしまうほどの多大な影響を受けたそうです。「G線上のアリア」と「パヴァーヌ」は、ロックを聞き始める前からのお気に入りだそうです。「パヴァーヌ」は、クリムゾン名曲「スターレス」の原型のような静かで美しい曲。ジョニ・ミッチェルはジョンにとって永遠のヒロインだそうで、個人的な考えを歌で表現する手法を学んだそうです。とくにソロミュージシャンとしてのジョンの作風に、少なからぬ影響を与えたと言えるでしょう。ちなみにジョンは、1983年、エイジアがデトロイトでライブを行った時に、ジョニと感動の出会いをしたそうです。ザ・バンドの曲「The Unfaithful Servant」については、ロビー・ロバートソンが主導していた時代のベストソングだと評しています。イーグルスとクリームの代表曲が選ばれた理由は、これらの曲では、最高のギターソロが聞けるからということらしい。ちなみに2年前のファン・コンヴェンションでは、ファンからの質問に対して、ドン・ヘンリーが一番好きなソングライターであると答えていました。 このほか、別のインタビューでは、好きなミュージシャンとして、スティーヴ・ウィンウッド(ヴォイス)ピーター・ガブリエル(ヴォイス)ロジャー・ウォーターズ(ソングライティング)アニー・レノックス(ソングライティング)なども挙げていました。
2004.09.20
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ビーチ・ボーイズの頭脳ともいえるブライアン・ウィルソンが、37年前に着手しながらも幻に終わった「スマイル」が、いよいよ10月6日にワーナーミュージック・ジャパンからリリースされます。67年の名作「ペット・サウンド」リリース後に発売が予定され、先行シングルとして「グッド・バイブレーション」がリリースされ、全米No.1を獲得するヒットになりました。しかし、ブライアン・ウィルソンが精神的破錠をきたし、制作は中断。ファンや評論家の間では、最高最後の未完成作品として語り継がれていた伝説の作品。このたび37年ぶりに、ブライアン・ウィルソン自らが全曲ニュー・レコーディング。すでにライブでも、彼のツアー・バンドであるten-piece band(ワンダーミンツのメンバーが中心)らと共に演奏し、話題を集めています。レコーディングもこれらのメンバーが担当しているので、完璧ですね。収録曲:アワ・プレイヤー英雄と悪漢ロール・プリマス・ロックバーンヤードオールド・マスター・ペインター/ユー・アー・マイ・サンシャインキャビン・エッセンスワンダフルソング・フォー・チルドレンチャイルド・イズ・ファザー・オブ・ザ・マンサーフズ・アップアイム・イン・グレイト・シェイプ/アイ・ウォナ・ビー・アラウンド/ワークショップベガ-テーブルズオン・ア・ホリデイウィンド・チャイムズミセス・オレアリーズ・カウイン・ブルー・ハワイグッド・バイブレーション ボーナス・トラック(国内盤): 英雄と悪漢(インストゥルメンタル)キャビン・エッセンス(インストゥルメンタル) アルバム「スマイル」の公式HPでは、サンプル音源を聞くことができます。(ただし、メールアドレスで会員登録が必要です。) なお Amazon.co.uk限定で「スマイル」のスペシャル・リミテッド・エディションが10月4日にリリースされるそうです。この限定ヴァージョン、3Dシャドーボックスというブックレットからのアートワークを散りばめた箱に収められた豪華な仕様になっているとか。 ブライアン・ウィルソンといえば、名作「ペット・サウンズ」を全曲演奏したライブがとても感動的です。DVDでもリリースされています。(↓)ブライアンによれば「ペット・サウンズ」は、ビートルズの「ラバー・ソウル」に影響を受けて作られたもの。さらに「ペット・サウンズ」は、ビートルズの「サージェント・ペパー~」に影響を与えたそうです。ということは、この「スマイル」は「ペパーズ」に刺激されたものでしょうか。ブライアン・ウィルソンといえばジョン・ウェットンの作曲手法にも、大きな影響を与えたソングライターでもあります。なので、ウェットン・ファンはもちろんプログレ・ファンも注目!?
2004.09.19
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フランスのレコード会社EMI Franceと音楽販売業者Fnacが、自社商品のCDに一部のオーディオで再生できないコピー防止技術を採用した疑いで、司法当局の捜査を受けているそうです。(ヤフーニュースより)競争局不正防止担当部門 (DDCCRF)の地方支局が、消費者の苦情を受けて、この件の調査を行ってきたのですが、その結果報告を受けて予審判事が7月31日(現地時間)に両社に対する捜査を命じたそうです。ニュースによれば、このような動きはコピー防止技術をめぐり、レコード会社やCD販売業者に対して欧州でとられてきた手段のなかで、最も手厳しいものの一つだそうです。個人利用のためのコピーは、フランスを含む一部の国の著作権法の下で許されている行為なので、レコード会社がコピー防止技術を導入したことに反発。特に、コピー防止のようなデジタル権利管理(DRM)技術のせいで、Hi-Fiシステムやコンピュータ、カーステレオなどの機器で再生できない問題があり、再生時の問題に関する苦情が当局に相次いで届けられたそうです。当局自らこのことを検証し、判事はその結果を受けてEMI Music FranceとFnacを不正行為の容疑で司法調査するよう命じたとのこと。消費者団体の弁護士によると、この容疑により企業幹部は2年以内の懲役と約45000ドルの罰金に処される可能性があり、問題のCDも市場から回収するよう求められているそうです。消費者の利益を第一に考えて行動してくれるフランスの司法当局。業界と癒着して消費者のことを考えない、どっかの国の行政とは大違いです…。
2004.09.18
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2年前、日本の音楽業界では初めてCCCD(コピーコントロールCD)を発売したエイベックス株式会社が、今後、CCCDの採用について見直しを図ることになったそうです。これは本日公式HPなどで発表されたもの。エイベックスによると、今までは全作品にコピーコントロール機能を施していたが、9月以降は商品ごとにコピーコントロールをかけるか否かについて、弾力的に決定していくとのことです。これについて同社は、(1)「著作権の重要性を啓発し、悪意なく行われているカジュアルコピーを防ぐ、当初の目的が一定の成果をあげることができた」(2)「iPodに代表されるようなHDDミュージックプレーヤーのさらなる普及を予想しており、新しい音楽の楽しみ方に対応すること」などを理由に挙げています。 今後、エイベックスは、SACD(スーパーオーディオCD)DVDオーディオを積極的に採用するほか、SACDはCDとの、DVDオーディオはDVDビデオとのハイブリッド仕様にするほか、5.1chサラウンド対応の音源も収録していくとか。さらに、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)も17日、CDに付けていたコピー禁止機能を全面的に廃止する方向で検討に入ったとのこと。やはり「iPod」など携帯型デジタル音楽プレーヤーが人気を集める中、コピー禁止機能があると音楽を取り込めないことから、顧客離れにつながりかねないと判断したそうです。なお、東芝EMIやユニバーサルミュージックは、これまでも商品ごとに判断しており、方針の変更はないとのこと。ということは、今までCCCDでリリースされた作品が、ノーマルCDで再発されて、リスナーが二重三重の出費を強いられるなんてこともありうるかもしれません。オーディオ機器を破壊してきたCCCDがなくなるのはいいですが、だったら最初からこんな欠陥品は作るべきじゃなかったと言いたいです。こんなことでしか著作権を守れなかったレコード業界の対応は、常に後手後手に回っているとしか思えませんが…。リスナーはプロ野球選手みたいにストもできませんしね。対抗手段としては、せいぜい不買運動ってところでしょうが、個人の趣味が多様化している今日では、あまり力を発揮できないような…。
2004.09.17
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クイーンのコピーバンドとして有名な"FLASH!"が、この秋に2本もライブを敢行します。<第1弾>月 日 9月26日(日)会 場 ライブハウス自由造(JR埼京線 十条駅 徒歩1分)MAP18:00~ ROY…コスフレ(成り切りフレディのカラオケパフォーマンス)19:00~ FLASH! …「世界に捧ぐ」ツアーの再現で約2時間!前売券 1500円当日券 2000円*中学生以下無料*(共に別途ドリンク代500円が必要です)<第2弾>月 日 10月10日(日)会 場 目黒LIVE STATION(JR山手線 目黒駅 徒歩3分)13:00~ FLASH! (Queen)13:55~ SAKK (Racer X)14:50~ LIZZY BOYS(Thin Lizzy) 前売券 1500円当日券 1800円いずれもチケット等の詳細はFLASH!のホームページから、お願いします。10月10日はユーライア・ヒープ祭と重なりますが、FLASH!のほうは昼間なので、ハシゴで観るのも一興かも…(笑)。バンドのベーシスト、ジョン・ディーコン役のじゆう太さんによると、FLASH!は、この10月10日のライブをもって活動休止となるそうです。個人的に「世界に捧ぐ」はクイーンのアルバムの中でも一番好きなので、これはぜひ見に行きたいと思います~♪
2004.09.16
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今日、一番驚いたニュース。楽天の三木谷浩史社長が、プロ野球球団の経営参入について検討を開始するとは。ニュースによれば、球団の本拠地や受け皿会社の設立など「詳細は何も決まっていない」そうですが、オリックスと大阪近鉄の合併で、地元球団が消滅する神戸を本拠地として検討しているとか。日本プロ野球選手会は団体交渉で、経営者側と「新規参入球団の加盟促進を積極的に検討する」ことで暫定合意しているので、条件次第では、楽天の参入に道が開かれるかもしれません。楽天としては、プロ野球経営への参入で知名度を高め、ネット仮想商店街の顧客を増やせるメリットがあるかもしれません。オリックスと近鉄の球団合併から漏れた選手などを獲得し、神戸を本拠地にして、日本プロ野球組織(NPB)に加盟申請するらしい。タイムリミットは29日に開催予定のプロ野球オーナー会議。それまでに参入の是非を決めるそうですが、楽天単独でチームなど作れるのでしょうか?今月中に新球団の参加申請をする「ライブドア」や「シダックス」との共同経営を模索してもよいかも。三木谷社長は神戸出身で、サッカーJリーグのヴィッセル神戸を経営している。ただしJリーグとプロ野球の兼営が認められるかは不明。プロ野球の根来泰周コミッショナーは、楽天が申請すれば「どういう企業でも審査はする」としつつも、「時間的に見て、来季からということは難しい」と、来年からの公式戦参加には否定的。さらに楽天の株価が前日比19000円安の737,000円に下落。球団経営が業績に悪影響を及ぼすとの投資家の判断でしょう。もうすこし、楽天的(楽観的)な経営見通しが出れば上昇するかもしれませんが。でも楽天が球団を作ったら広場の参加者には何か特典があればいいのにな。無料入場券は無理としても、日記を書いている人には割引制度を作るとか…(笑)じつは私、西本幸雄監督時代の近鉄バファローズのファンでした。「江夏の21球」とかいう日本シリーズでの敗戦で有名かもしれませんが、当時の近鉄は、赤鬼・マニエル、佐々木、栗橋、平野、羽田、小川、梨田、有田など一癖も二癖もある打者と、鈴木(啓二)、井本、村田、久保など、不安定だったけど(笑)ハートの強い投手がたくさんいて、とても個性的で強いチームでした。選手たちが西本監督を親父のように慕っていて、不屈の闘志と団結力で盛り上げていた。監督を一度でいいから、日本一にしてあげたかったけれどね…。その近鉄が消えてしまう。時代の流れとはいえ、悲しいことですね。
2004.09.15
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クリムゾン・ファンにとっては、待望のアンソロジー・ボックス『The 21st Century Guide To King Crimson』がリマスターされて、いよいよUKとアメリカで10月にリリースされるそうです。(CDジャーナル情報)(DGMからも、オフィシャル・アナウンスメントがありました。)ずっと廃盤状態が続いているアンソロジー・ボックス『紅伝説 1969-1984~ジ・エッセンシャル・キング・クリムゾン』(91年)を、全曲リマスターして、さらに未公開ライブ音源などのボーナス・トラックをつけた豪華版になる模様。91年のボックス・セットには、69年のデビューから80年代の新生クリムゾンが84年に解散するまでの、スタジオおよびライブ音源などが収録されていましたが、今回のリニューアル版は、2つのボックスに分けられ、第1弾は、1969~74年までをフィーチャーした『The 21st Century Guide To King Crimson Vol. One 1969-1974』というタイトルで、10月25~26日にCD4枚組で、アメリカとUKでリリースされる予定です。第2弾(75年以降、CD4枚組)のリリースは、今のところ未定です。第1弾には『クリムゾン・キングの宮殿』、『ポセイドンのめざめ』、『リザード』、『アイランド』、『太陽と戦慄』、『暗黒の世界』、『レッド』の7枚のオリジナル・アルバムからピックアップされた曲に加えて、74年までの新しく発掘されたライヴ音源も新しく収録される予定です。また、豪華ブックレットも付属する予定となっており、未公開写真やロバート・フリップによる紹介文などが掲載されるとか。国内盤は未定ですが、ユニヴァーサルからリリースされることは、ほぼ間違いないとのこと。輸入盤が10月なら国内盤は早くて11月下旬でしょう。気長に待つことにします。^^;
2004.09.14
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ジェネシスのコピーバンド「SIXTROT」が9月23日(祝日)にライブを行います。「sixtrot」は初期ジェネシスの楽曲を中心にカバーするフルート入り6人編成のバンド。今回はフルートソロをフィーチュアしたあの名曲も演奏するそうです。ふるってご観戦ください。イベント名 <Sparkling Spirits> 日付: 9月23日(木)時間: 17:00開場 17:30開演料金: 前売り \1600+Drink、当日 \1800+Drink会場: live house SANCTUARY 西武新宿線 沼袋駅北口下車 沼袋商店街を新青梅街道に向かって、徒歩5分程度出演: SIXTROTwithSecret Loser (tribute to Black Sabbath)BRAIN DAMD!GATTENDAR feat.SPこめおタリバン以上の5バンドSIXTROTはトップで出演します。(17:30~)置チケは、上記HPのBBSへ書き込むか、メンバーへのメールにてお願いします。
2004.09.13
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鬼才・マイク・オールドフィールドのこれまでのキャリアを集大成したビデオクリップ集「Best of」が、10月にEMIからリリースされるそうです。Amazon.UKのサイトでは、すでに収録曲の一部が発表されています。「The Space Movie」「The Wind Chimes」「Innocent Animated Version」という3つのビデオ作品を1枚のDVDに収めた内容になりそうです。収録予定曲:Tubular Bells (Part 1)Don AlfonsoIn Dolci JubiloPortsmouthWilliam Tell OvertureGuiltyBlue PeterWonderful LandFive Miles OutMoonlight ShadowShadow On The WallCrimes Of PassionTrick Of The LightTo FranceEtudePictures In The DarkShineInnocentEarth MovingHeavens Openマイクファンにとっては、「あっと驚く為五郎」(古い!)的選曲ですね。(笑)「Heavens Open」ってマイクがリードヴォーカルをとっているはずだけど、ビデオクリップも制作していたんですね! あとウェットン系「ファミリー」ファン(?)にとっては、泡吹きヴォーカリスト、ロジャー・チャップマンが歌う「Shadow On The Wall」が見ものですね。これだけの内容なら国内盤もリリースされそうですが、いまのところわかりません。こちらも(↓)名作
2004.09.12
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ソナチアンの皆様、たまにはこれで一服しましょう。(笑)http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Oak/2070/huyusona.swf内容がないようですが、笑えますね。-------------------------------今晩、NHKが放送した「グランドフィナーレ」(録画放送)で発表された「あなたが選ぶ冬のソナタ」のランキングは以下の通り。<10位>最終回のラスト、ユジンが考案した「不可能な家」で、チュンサンとユジンが感動の再会を果たすシーン。(涙なしでは見れません…)<9位>雪製造車が撒く雪の中、ミニョンが「雪の中なら誰も聞こえないですよ」とユジンに語りかけるシーン。雪の中、1人泣くユジン。<8位> ミニョンがユジンに「ぼくを好きな理由は?」「ほんとに好きなときは、理由なんて、わからないんですよ」と、語りかけるシーン。<7位> ミニョンがマフラーをユジンに巻いてあげて、「人生には分かれ道に立つ瞬間があるでしょ」「決められないときは、手を引かれた方にいけばいいんですよ。こんな風に」と、ユジンの手を引くミニョン。(まさにエイジアでいうところの「The Heat Goes On」の世界…)<6位>ミニョンがユジンに「他の星がみんな動いてもポラリスは同じ所にあるでしょう。ほかのみんなが、ユジンさんを許せないと言って、あなたのもとを去っていっても、ぼくが同じ場所で待っていたら道に迷わないよね。ぼくを信じてくれますね」<5位>ミニョンがポラリスネックレスを雪玉に入れて、ユジンにぽんと投げ渡すシーン。ミニョン「ホントにプレゼントだよ。なくすところだった。受けとって」雪玉を割るようにジェスチャーするミニョン。<4位>教会で二人。ユジン「早くお祈りして」、チュンサン「言うこと考えているんだ」(韓国語版では、「心の中で祈ってるんだよ」と言っていますね)ジュンサン「ぼくは一人女性を愛しています。その人とおじいさん、おばあさんになるまで、一緒に過ごしたい。その人と、ぼくとのよく似た子供の父親になりたい。愛する人とその子供の、戦う手ととなり、丈夫な足となりたいのです」<3位>ミニョン「ユジンさんは結婚したら、どんな家に住みたいんですか?」「好きな人が出来たら、寝室はこう、キッチンがこうとか考えるでしょ」ユジン「そうですか?本当に好きになったらそういうのは重要ではないでしょ。形は関係ないんです。好きな人の心の中が、一番住みやすい家だと思います」<2位>ユジン「わたし、ミニョンさんには、ごめんななさいとは言わないから。わたしの大事な物を持って行ったから。私の心をもっていったから。だから、わたしあやまりません。…愛しています」<1位>雪の中でのデートで、高校生のチュンサンとユジンが初めてキスするシーン。ユジン「雪だるま、チュンサンに言いたいことがあるんだって。あとでおしえてあげる。」チュンサンが雪だるま同士キスをさせる。チュンサンが「お前、いいなあ」と雪だるまを妬む表情をみせると、ユジンがジュンサンの頬にキス。「?」とふりむいたユジンの唇に、キスするジュンサン。(ユン・ソクホ監督は「小鳥同士がついばみあうような、若い人達のキスを表現したかった」と語る)予想通りでしたか?私はミニョンがチュンサンだと確信したユジンが、アメリカに立つチュンサンを空港でつかまえるシーンに、一番、感動しました。
2004.09.11
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ブライアン・フェリーを除くロキシー・ミュージックの歴代メンバー(ブライアン・イーノ、アンディ・マッケイ、ポール・トンプソン)が勢ぞろいした、フィル・マンザネラのニュー・アルバム「6PM」が、国内盤(VACK-1285)として10月27日にリリースされることになりました。値段は\2,548(税込)。国内盤のみボーナス・トラックが追加収録されるそうです。ロキシー以外にも、デヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)やロバート・ワイアット(元ソフトマシーン、マッチッグ・モール)、プリテンダーズのクリッシー・ハインドなども参加。輸入盤については7月12日の日記で既報です。
2004.09.10
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元ジェネシスのメンバーというよりは、もはやソロ・ミュージシャンとして大成しているピーター・ガブリエルのビデオ・クリップ集が、DVDで11月10日(国内盤)にリリースされます。 ジェネシス時代の作風から一変して、独自の世界を築いた「III」から、大ヒット作「SO」はもちろん、最近までの曲のクリップも網羅した、映像版グレイテスト・ヒッツ的な作品になるとのことです。CDジャーナルに掲載された現時点での収録予定曲は以下のとおり。 ・「ショック・ザ・モンキー」 ・「アイ・ドント・リメンバー」 ・「スレッジハンマー」 ・「ビッグ・タイム」 ・「この夢の果て」 ・「スティーム」 ・「キス・ザット・フロッグ」 ・「グローイング・アップ」 ・「ザ・バリー・ウイリアムズ・ショウ」 ・「ドント・ギヴ・アップ」 ・「マーシー・ストリート」 ・「レッド・レイン」 ・「エデンの情熱」 ・「ラヴタウン」 ・「ツァール」 斬新性で話題を集めた「スレッジハンマー」や、ケイト・ブッシュとの熱い絡み(笑)がすごい「ドント・ギヴ・アップ」など、とてもエキセントリックな作品が網羅されそうですね。 「プレイ(PLAY-PETER GABRIEL'S TOP 20)」という仮題が付けられた本作の国内盤(WPBR-90394)は、11月10日に\4,410(税込)でリリースされる予定です。オフィシャルサイトpgloveさん情報で、なんとここでプロモクリップを見ることができます。 ライブエイド、イーグルス紙ジャケ群、カンタベリー・シリーズなど、巨額の出費が強いられそうな秋です。
2004.09.09
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3年近くに渡って音楽業界をウォッチしてきた「音楽配信メモ」の管理人様が、これまで、輸入盤規制法やCCCD、ファイル交換ソフト、違法コピーなど、現在の音楽業界が直面する問題を解説した『だれが「音楽」を殺すのか?』という本が、翔泳社から9月21日(火)に発売されます。輸入盤規制問題の時には、このサイトには情報源として、かなりお世話になりました。専門用語の脚注も豊富になされているそうで、専門用語解説書としても活用できそうです。<書名> だれが「音楽」を殺すのか? <シリーズ> “NET TRAVELLERS 200X”第2弾 <著者> 津田大介(音楽配信メモ) <仕様> A5判×344ページ(並製、1色) <価格> 1,659円(本体価格 1,580円+消費税) <刊行予定日> 2004年9月21日 <ISBN> 4-7981-0703-4 <内容>迷走するオンガクのオキテレコード輸入権、CCCD、違法コピー第1章 レコード輸入権…洋盤が聴けなくなる? レコード輸入権とは何か 輸入権の導入経緯 輸入権問題とインターネットの力 法律が施行されたら本当に洋楽輸入盤が聴けなくなるのか 高橋健太郎インタビュー「輸入権問題の本質と音楽業界の今後」 第2章 CCCD…コピーできないCDの悲劇 なぜ突然こんなものが導入されるようになったのか? CCCDの仕組みと再生機器の問題 CCCDの音質は悪いのか? 音楽の制作現場とCCCD CCCDを導入する国、しない国 CCCDは本当に「過渡期」のメディアなのか? 曽我部恵一インタビュー「音楽のこれから」(転載) 第3章 違法コピーとファイル交換 まず「違法コピー」について考えよう 許せる違法コピー? 許せない違法コピー? ファイル交換ソフト「ナプスター」の衝撃 「ナプスター以後」のファイル交換ソフトと日本 ファイル交換ソフトは音楽業界の売上を落としたのか? 佐藤剛(FIVE D代表)インタビュー「音楽に愛を込めて」(転載) 第4章 音楽配信サービス…埋まらない日米の格差 音楽配信サービスの変遷 なぜ日本では音楽配信がブレイクしないのか? 日本独自で成功した音楽配信「着うた」 なぜiTMSが日本で始まらないのか? 終章 音楽のこれから いまでもトランジスタラジオは「キミの知らないメロディ」をキャッチしているか? 音楽メーカーと流通の問題 新しい音楽文化を創造する新しい政策やライセンス アーティストとリスナーの新しい信頼関係 デジタルコンテンツ時代を生きている音楽ファンにとって、必読の話題ばかりですね。
2004.09.08
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元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズがインターネット・オンリーで新曲を発表しました。 とりあえず彼の公式HPで、「TO KILL THE CHILD」「LEAVING BEIRUT」の2曲が試聴できます。これまでも反戦をテーマに曲を書いてきたロジャーらしく、この曲もイラク戦争を題材に制作された曲だそうです。後者はいかにも彼らしさが出ている歌メロが良いですね。ただしこれらの曲が、次作に収録されるかはまだ不明とのこと。(CDジャーナル情報)9月7日からitunes、Sony Connect、MusicMatch、Real/Rhapsody、Walmart.comなどで販売していく予定だそうですが、日本での購入はシステム的に難しいらしいです。いずれ彼のベスト盤(パート2)か、新作に収録されることになるかと思われます。インターネットを利用した楽曲のダウンロード販売は、ミュージシャン達の間で主流になりそうな勢いもありますが、プログレ界のカリスマともいえるロジャーまでもが、手をつけはじめたことにより、他のミュージシャンに与える影響は甚大なものがあると言えるでしょう。
2004.09.07
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約1週間ぶりに帰京しました。午後2時20分、羽田空港に到着したのですが、むっとくる暑さにびっくり。台風の影響かもしれませんが、けっこう残暑が厳しそうですね。行きも帰りも、台風が関東地方に接近する前に往復できたのは幸運でした。また義父の葬式をかねて妻方の兄弟姉妹、その家族たちと久しぶりに再会することができて、これも義父の計らいかなあと思いました。あと3年生きれば100歳というところでしたが、それでもこの歳まで生きれば大往生といえるでしょう。風水地理に精通しており、一見すると仙人のような雰囲気を漂わせていた義父ですが、生前は私に戦前の話などをよく聞かせてくれました。が、方言が混じっているので何を言っているのか正確に聞き取れず、わかったふりして無言でうなずいてることもありました。^^;休日が挟まって航空便のチケットを取るのに時間がかかり、出発が一日遅れてしまったので、妻に父親の最期を看取らせてあげることができなかったのが心残りでした。それでも、1週間の間、とても貴重な体験ができました。とりあえず、無事に戻ってきましたのでご安心ください。8月29日の書き込みに対し、お悔やみのお言葉を下さった方々、日記の内容を見て心配してくださった方々には、再度、心より感謝申し上げます。夜、スーパーに買い物に行った帰りに、なぜか「Don't Cry」を口ずさんでしまいました…(笑)いつのまにかアテネ・オリンピックは終わっていて、帰ってみたらロシアの惨劇とか、地震とか台風とか、いろいろ災難続きで大変ですが、プログレ日記は気ままに続けようと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
2004.09.06
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いままでCD化されなかったのが不思議とも言えるカーヴド・エアの隠れ名作「エア・カット(AIR CUT)」が、今月、韓国のM2uレコーズから、世界で初めてCD再発されるそうです。参考HP1500枚のみリリースの限定盤ですが、帯と解説付き国内盤(MAR 04951)も、ベル・アンティークから今月下旬に発売されるそうです。このアルバム、何と言っても当時17歳のエディ・ジョブソンによる独特なキーボード&ヴァイオリンプレイが収録されていて、プログレファンにとっては喉から手が出るほどほしいアルバムの一つと言われています。このM2uレコーズは、これまでCD化されていなかった各種のプログレ系レコードを発掘してきた由緒あるレーベルです。今回のエア・カットCD化がどのような経緯で許諾されたのか不明ですが、ミュージシャンサイドの許諾を得たオフィシャル・リリースならば快挙と言えますね。このアルバムの収録曲は以下の通りです。1. Purple Speed Queen2. Elfin Boy 3. Metamorphosis 4. World 5. Armin 6. UHF 7. Two-Three-Two 8. Easy ソーニャ・クリスティーナのセクシーな歌唱に、天を舞い宙を駆けるようなエディのヴァイオリンプレイがからんで、独特の音世界を構築している様は圧巻です。エディ作の「Metamorphosis」は圧巻です。のちのUKにつながるようなプログレです。 アナログ盤でしか聞けなかった名作が、リマスターCDでよみがえるのは、とてもうれしいことですね!HMVのサイト
2004.09.05
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欧米の大手レコード会社が、CDに代わる次世代の音楽メディアとして、「デュアルディスク」なるものを開発して話題になっています。片側がCDで、もう片側がミュージックビデオの映像などが収録できるDVDになっています。つまり1枚で音楽と映像の両方が楽しめるわけです。市場に流通しているほぼすべてのCDプレーヤーやDVDプレーヤーで使えるそうで、早ければ来月(10月)にも発売されるそうです。開発したのは、ソニー・BMG・ミュージック・エンターテインメント、ワーナー・ミュージック・グループ、ユニバーサル・ミュージック、EMIミュージックなどでつくる業界団体「デュアル・ディスク・コンソーシアム」。DVDの部分には、サラウンド方式で再生可能な高音質の「DVDオーディオ」機能に加え、プロモ映像やインタビュー、ライブ映像、関連HPヘのリンクなどが収録できるとか。ソニー・BMG・ミュージック・エンターテインメントのアンドリュー・ラック最高経営責任者は「ミュージシャンの創造的な表現様式を多彩にし、消費者にとっては、彼らが作品で訴える内容をより身近に感じることができるだろう」とコメント。世界の音楽業界は、CDの違法コピーやインターネットの無料ダウンロードなどでここ数年、売り上げが激減しています。世界76力国のレコード会社約1500社が加盟する「国際レコード産業連盟(IFPI)」が、4月に調べたところでは、世界のCDアルバムの売上高は前年に比べて6%減少しました。とりわけ米国市場では10%と減少幅が大きかったそうです。米アップルコンピュータのデジタル携帯音楽プレーヤー「IPOD」やその小型版「IPODミニ」などのように、楽曲の有料ダウンロードシステムも人気なので、CDの売り上げはますます減っていくものと予想されています。このような閉塞状況を打開するために開発されたデュアルディスクが、レコード業界の救世主となるかどうか、注目です。
2004.09.04
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「エイジア」という重い看板を掲げているゆえに、どんなに良い作品を作ったとしても、ネガティブに評価されてしまうのは、しかたのないところ。アルバムを出すたびに「ウェットンの呪縛から逃れた」だの、「過去の栄光を振り切って」だのと言われていたけれど、BURRN誌・最新号に掲載されたレヴューを読む限り、今回も正しく評価されていません。(それでも100点満点で50点という高得点をマークできたのはさすが…)メンバー達も、そろそろこの事に気づいてほしいのだけれど、「エイジア」というビッグネームを捨てたらそれこそ一巻の終わりだという恐怖感を振り払うことができないのかもしれない。今回の新作ですが、一聴してみて、これはエイジアではなくジョン・ペインのソロアルバムだと思ったのは、プロデューサーのクレジットがジョン・ペインになっているからかも。附属のDVDで本作の解説を担当しているのは、ほとんどペイン。ジェフは作曲と編曲でお手伝いしましたって感じで、そっけない。前作はジェフのアレンジが光る名曲もありましたが、今作にいたっては、「アルファ」におけるスティーヴ・ハウの役割程度。過去のエイジアのアルバムの中で、こんなにもジェフ・ダウンズの影が薄いアルバムはこれが初めてじゃないか。ハモンドB3の使用は、ストレートなロックスタイルを好む、ペインの指示によるものかもしれませんが。エイジアの核心ともいえるシンフォニック・サウンドは、このアルバムに限っては聞くことはできません。だからといって、この作品を駄作と評価してしまう気は毛頭ありません。(笑)やっとジェフが顔を出したって感じの軽快なロック「Midnight」、イントロが印象的な表題曲「Silent Nation」などは佳曲です。私はジョン・ペインの高音部へ移行した時のダミ声が大嫌いなのですが、ガナらず、リキまず、普通に歌ってくれるぶんには十分、聞けます。むしろエイジアのコピバンやってる立場としては、「ウェットンのコピーってこういうやり方もあるのね~」と、とても参考になることもあります。(爆)ジェフの個人サンクスとして「John Wetton」の名前がクレジットされているのが、ウェットン・ファンとしてはうれしい。ペインのほうにはSteve HoweやらCarl Palmerやら歴代メンバーへのサンクスが出てきますが、(なんとTony Levinも!)もちろん最高の敬意を表すべきウェットンの名前は、ありません。レヴュー(英語)ロック情報満載のMelodic Rock・ウェッブサイトのレヴュー日本盤は9月22日に、JVC/Victorからリリースされます。国内盤情報9月3日の時点で、Amazon.comのセールスランキングに100位で初登場した後、94位に上昇。9月9日の時点で、ドイツのアルバムチャートで、初登場77位にランキングされる。ペインによれば、エイジアとしては「アクア」以来のチャート入りだそうな。(続きは気が向いたら書きます…^^;)
2004.09.03
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ジョン・ウェットンのオフィシャルサイト情報から。今春、ユニヴァーサル・アメリカよりリリースされたエイジアのプロモクリップ集「20th Century Masters Video Collection」には、「ASTRA」のシングル曲「GO」のクリップが収録されなかったのですが、このたびウェットンのマネージャー、Martin Darvill氏にユニヴァーサルより、以下のような回答がありました。“The DVD is part of our Millennium DVD series which only includes 5 videos by each artist, and is generally limited to their 5 biggest hits. In the case of Asia, that translated to their biggest singles plus "Wildest Dreams," a rock radio from the group's most popular album”つまり、このDVDは「ミレニアム・DVD」シリーズの一つとして制作されていて、各アーチストのヒットソングを5曲に限定、収録するようになっている。エイジアの場合には最もポピュラーなアルバムからのシングル4曲に、「Wildest Dreams」をプラスして全5曲収録となったそうです。1stの「エイジア」と2ndの「アルファ」がヒットしたアルバムなので、この2枚からのシングル4曲に、「最も大胆な夢」をボーナストラックのような扱いで収録したわけですね。しかし、同シリーズの「スティクス」のDVDは6曲収録です。エイジアよりもヒット曲が多かったからでしょうか?エイジア・ファンとしては、ちょっと納得できない扱いですね。
2004.09.02
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飢餓で苦しむエチオピアを救うべく、85年にミュージシャンが集結して開催したチャリティイベント「Live Aid」が約20年の歳月を経てDVD化されます。85年7月13日、ロンドン・ウェンブリー・アリーナとフィラデルフィアJFKスタジアムの2ヶ所で開かれた「Live Aid」。チャールズ皇太子と、今は故人となってしまったダイアナ妃の列席の元、ロンドン・ウェンブリー・アリーナで開幕、追ってフィラデルフィアJFKスタジアムでも公演がスタート。両会場は衛星中継でやりとりをしながら演奏を進行させていきます。日本でもフジテレビで生中継されたそうですが、私は観ていません。参加アーティストQueenEric ClaptonU2Mick JaggerKeith RichardsBob DylanPhil CollinsBeach BoysDavid BowieThe WhoElvis CostelloMadonnaNeil YoungJudas PriestBlack SabbathDuran DuranHall & Oatesなど当時のスーパースターが勢揃いして、ロンドンでは「Do They Know It’s Christmas?」で、フィラデルフィアでは「We Are The World」でフィナーレを迎える感動のステージでした。 DVDは約8時間、ほぼ100曲にも及ぶ両会場でのパフォーマンスのほか、オーストラリアからのイン・エクセスなど2会場以外から中継されたパフォーマンス、ボブ・ゲルドフの活動を中心に追ったドキュメンタリー映像、「Do They Know It’s Christmas?」や「We Are The World」のヴィデオ・クリップも収録。日本盤(WPBR-90451~4・写真)は11月10日にリリースされる予定で初回限定プライス¥9,990(税込み)で発売されます。すでに某大型輸入ショップでは10%オフの期間限定特価での予約受付が始まっています。初回盤の在庫がなくなり次第、\12,600(税込)の通常価格へと移行してしまうそうです。DISC 11. BBC News report including Michael Buerk’s report from Ethiopia2. Band Aid ‘Do They Know It’s Christmas?’ (video)3. USA for Africa ‘We Are The World’ (video)4. Status Quo ‘Rockin’ All Over the World’, ‘Caroline’5. Style Council ‘Internationalists’, ‘Walls Come Tumbling Down’6. Boomtown Rats ‘I Don’t Like Mondays’, ‘Drag Me Down’7. Adam Ant ‘Vive Le Rock’ 8. Ultravox ‘Dancing With Tears In My Eyes’, ‘Vienna’9. Spandau Ballet ‘Only When you Leave’, ‘True’10. Elvis Costello ‘All You Need Is Love’11. Nik Kershaw ‘Wouldn’t It Be Good’12. Sade ‘Your Love Is King’13. Sting ‘Roxanne’14. Phil Collins ‘Against All Odds’15. Sting & Phil Collins ‘Every Breath You Take’16. Howard Jones ‘Hide and Seek’17. Bryan Ferry ‘Slave to Love’, ‘Jealous Guy’18. Paul Young ‘Do They Know It’s Christmas?’ (acappella version), ‘Come Back and Stay’19. Paul Young & Alison Moyet ‘That’s the Way Love Is’20. Paul Young ‘Every Time You Go Away’21. Bryan Adams ‘Kids Wanna Rock’, ‘Summer of 69’22. U2 ‘Sunday Bloody Sunday’, ‘Bad’DISC 21. Beach Boys ‘Wouldn’t It Be Nice’, ‘Good Vibrations’, ‘Surfin’ USA’2. Dire Straits & Sting ‘Money For Nothing’3. Dire Straits ‘Sultans of Swing’4. George Thorogood & The Destroyers ‘Madison Blues’5. Queen ‘Bohemian Rhapsody’, ‘Radio Gaga’, ‘Hammer To Fall’, ‘Crazy Little Thing Called Love’, ‘We Will Rock You’, ‘We Are The Champions’6. Simple Minds ‘Ghost Dancing’, ‘Don’t You Forget About Me’7. David Bowie ‘TVC15’, ‘Rebel Rebel’, ‘Modern Love’, ‘Heroes’8. CBC Footage (video) ‘Drive’ by the Cars9. Joan Baez ‘Amazing Grace’10. Pretenders ‘Stop Your Sobbing’, ‘Chain Gang’, ‘Middle Of The Road’11. The Who ‘Love Reign O’er Me’, ‘Won’t Get Fooled Again’12. Kenny Loggins ‘Footloose’13. Elton John ‘Bennie & The Jets’, ‘Rocket Man’14. Elton John & Kiki Dee ‘Don’t Go Breaking My Heart’15. Elton John & George Michael ‘Don’t Let The Sun Go Down On Me’DISC 31. Madonna ‘Holiday’, ‘Get Into The Groove’2. Freddie Mercury & Brian May ‘Is This The World We Created?’3. Paul McCartney ‘Let It Be’4. Band Aid UK Finale ‘Do They Know It’s Christmas?’5. Tom Petty & The Heartbreakers ‘American Girl’, ‘Refugee’6. Black Sabbath feat. Ozzy Osbourne ‘Paranoid’7. REO Speedwagon ‘Can’t Fight This Feeling’, ‘Roll With The Changes’8. Crosby Stills and Nash ‘Teach Your Children’, 9. Judas Priest ‘Living After Midnight’, ‘Green Manalishi’10. The Cars ‘Just What I Needed’, ‘Heartbreak City’11. Neil Young ‘The Needle &The Damage Done’, ‘Nothing is Perfect (in God’s Perfect Plan)’12. Thompson Twins, Steve Stevens, Nile Rodgers and Madonna ‘Revolution’13. Eric Clapton ‘White Room’, ‘She’s Waiting’, ‘Layla’14. Phil Collins (in Philadelphia) ‘In The Air Tonight’15. Duran Duran ‘Union Of The Snake’, ‘Save A Prayer’, ‘The Reflex’16. Patti Labelle ‘Imagine’, ‘Forever Young’ DISC 41. Hall &Oates ‘Maneater’ 2. Hall &Oates with Eddie Kendricks ‘Get Ready (Cos Here I Come)’3. Hall &Oates with Eddie Kendricks & David Ruffin ‘Ain’t Too Proud To Beg’, ‘My Girl’4. Mick Jagger ‘Just Another Night’, ‘Miss You’5. Mick Jagger and Tina Turner ‘State Of Shock’, ‘It’s Only Rock ‘n’ Roll’6. Bob Dylan, Keith Richards, Ron Wood ‘Blowin’ In The Wind’ 7. USA For Africa Finale ‘We Are The World’Extras1. INXS – from Australia ‘What You Need’, ‘Don’t Change’2. B.B. King from North Sea Jazz Festival ‘Why I Sing The Blues’, ‘Don’t Answer The Door’, ‘Rock Me Baby’3. Ashford & Simpson with Teddy Pendergrass ‘Reach Out And Touch’4. Cliff Richard from London ‘A World Of Difference’5. Bowie & Jagger ‘Dancing In The Street’ (video)6. Documentary: ‘Food and Trucks and Rock ‘n’ Roll’ただーし、DVD収録に難色を示したレッド・ツェッペリンの演奏曲は収録されないそうです。(しょっく!)<2004/10/25追加情報> 日本盤の発売日が、11月17日に延期されました。
2004.09.01
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