ASTRALPHASIA - プログレ日記(Prog Blog)

2006.08.07
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カテゴリ: Progressive Rock


クリムゾンの音楽性を分析した単行本
「キング・クリムゾン / 至高の音宇宙を求めて」の著者でもある
北村昌士氏が6月17日、心臓疾患により逝去されたそうです。享年49歳。


新興楽譜出版社から1981年に出版されたこの本は、
クリムゾンに関する情報が少なかった当時においては、
ファンの間ではバイブル扱いされるほど人気を得ました。
当時、しがない英文科の学生だった私もこの本を元に
哲学のレポートを書いたことがあったっけ…。^^;


「太陽と戦慄パート2」を陽と陰の対極、
つまりフリップのギターとクロスのバイオリンを
男性と女性の交わりと捉えた分析は鋭かったですね。


歴代メンバーのディスコグラフィが充実していて、
ジョン・ウェットンがユーライア・ヒープに在籍したことや、
各メンバーの足跡を知ったのもこの本がはじめてだったと思います。
思えばクリムゾンコレクター人生はこの本から始まったのかも…。


北村氏は1977年、「FOOL'S MATE」を創刊、編集長をしながら
YBO2 などの音楽活動もされていたそうです。


インタビュー


また85年に編集を離れてからは、トランスレコードやSSEなどの自主レーベルを運営、
みずからの作品のみならず多彩なアーティストの作品を世に送りました。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。







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最終更新日  2006.08.08 00:10:07
コメント(6) | コメントを書く
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謹んでご冥福を御祈り申し上げます  
chop100  さん
北村さんを初めて知ったのは私も70年代のフールズメイト創刊当時でした。実際に2号からは暫く購入していましたし、年賀状に出したフレッド・フリスの多重露光の作品で編集部から2度ばかり撮影の依頼を受けたりもしました。ご本人をお見掛けしたのはクリムゾン初来日時の渋谷公会堂でのリハーサル前でした。
私も氏のクリムゾン本は発売当時本当に読み込んだものでした。 (2006.08.08 01:48:45)

50歳プログレジャーの愛読書変遷  
しんちゃん さん
70年代初期は「21センチュリー・スキッゾイド・マガジン」と銘打たれたロッキンオン。
70年代後半、ロッキンオンに裏切られ、ピーターハミルを標榜するフールズ・メイトへ。
80年代中期、今度はフールズメイトに裏切られマーキーへ。
90年代中期、マーキーに裏切られアークエンジェルへ。しかし21世紀を待たずして廃刊。
現在、ストレンジデイズからプログレ記事を拾い読み。 (2006.08.08 16:10:16)

Re:謹んでご冥福を御祈り申し上げます(08/07)  
ken_wetton  さん
chop100さん、こんばんは。

>北村さんを初めて知ったのは私も70年代のフールズメイト創刊当時でした。実際に2号からは暫く購入していましたし、年賀状に出したフレッド・フリスの多重露光の作品で編集部から2度ばかり撮影の依頼を受けたりもしました。

すごいですねえ。

>ご本人をお見掛けしたのはクリムゾン初来日時の渋谷公会堂でのリハーサル前でした。

なるほど。

>私も氏のクリムゾン本は発売当時本当に読み込んだものでした。

そうですよね。
バイブルみたいな書物でしたよねえ。
(2006.08.08 23:43:38)

Re:50歳プログレジャーの愛読書変遷(08/07)  
ken_wetton  さん
しんちゃんさん、こんばんは。

>70年代初期は「21センチュリー・スキッゾイド・マガジン」と銘打たれたロッキンオン。

それは知りませんでした。

>70年代後半、ロッキンオンに裏切られ、ピーターハミルを標榜するフールズ・メイトへ。

なるほどー。

>80年代中期、今度はフールズメイトに裏切られマーキーへ。

わかります、わかります。

>90年代中期、マーキーに裏切られアークエンジェルへ。しかし21世紀を待たずして廃刊。

短命でしたよねえ。

>現在、ストレンジデイズからプログレ記事を拾い読み。

おんなじです。(笑)
ストデは長続きしていますよね。
プログレに特化しないところが成功した原因かもしれませんね。
(2006.08.08 23:45:28)

お悔やみ申し上げます。  
つるみん さん
ショッキングなニュースですね。
フールズ・メイトを初めて買ったのは86年頃です。
ピーター・ハミルのインタビューやプログレのDiscレビュー位は載ってました。それよりその頃Faustの1stの国内LPを買い、北村氏のライナーを読んで、カルチャー・ショックを受けました。ロックの解説に
こんな小難しい思想をぶちあげるなんて・・しかも
細かい字で延々。何しろバロウズやカウンター・カルチャー、ドラッグ、といった世界・コトバ自体もそれが初めて。Faustそのものも凄かった訳ですが。
そこから遡ってフールズ・メイトのバックナンバー
(初期)を買いました。難解な雑誌でした。
YBO2も4タイトルくらい聴きました。
大学時代、OBの方とやったバンドのBassはYBO2関係の人とバンドを組んだ事があり、北村氏と知り合いだったそうです。
惜しい人を亡くしました。 (2006.08.09 01:08:10)

Re:お悔やみ申し上げます。(08/07)  
ken_wetton  さん
つるみんさん、こんばんは。

>ショッキングなニュースですね。

はい。

>フールズ・メイトを初めて買ったのは86年頃です。

おー、さすがですね。

>ピーター・ハミルのインタビューやプログレのDiscレビュー位は載ってました。それよりその頃Faustの1stの国内LPを買い、北村氏のライナーを読んで、カルチャー・ショックを受けました。ロックの解説に
>こんな小難しい思想をぶちあげるなんて・・しかも
>細かい字で延々。何しろバロウズやカウンター・カルチャー、ドラッグ、といった世界・コトバ自体もそれが初めて。Faustそのものも凄かった訳ですが。

そうですよね。
そこまで難しく考えなくても…、などと思ってしまいますよね。

>そこから遡ってフールズ・メイトのバックナンバー
>(初期)を買いました。難解な雑誌でした。
>YBO2も4タイトルくらい聴きました。

さすがです。

>大学時代、OBの方とやったバンドのBassはYBO2関係の人とバンドを組んだ事があり、北村氏と知り合いだったそうです。
>惜しい人を亡くしました。

同感です。
(2006.08.09 19:58:00)

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