ASTRALPHASIA - プログレ日記(Prog Blog)

2006.09.14
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エイジアのオリジナルメンバー4人による全米公演ツアーも10日目。
ウェットンの歌声は天高く舞い、ハウのギターは蜂の如く急所を刺し、
ダウンズの鍵盤は豪華絢爛、パーマーの太鼓は地を揺らす。


9月12日、名所 Count Basie Theater でのライブ。(Red Bank, NJ)


ASIA 20060912


<セットリスト>

Pomp and Circumstance, Op.39 No.1 in D major(Intro music)
エルガーの「威風堂々」をバックに4人が颯爽と登場。

Time Again
一糸乱れぬ、完璧なアンサンブル。
ツアー初めの頃から比べれば、格段の進歩です。
ハウのリードギターにも余裕が感じられるほど。

Wildest Dreams
リズムが全く乱れません。
ウェットンのヴォーカルは少々疲れも感じさせます。が、上手いです。
パーマーのドラムはリズムと格闘しているみたいです。

One Step Closer
16分音符のユニゾンも息がぴったり合っています。
ハウ&ウェットンのハーモニーがゆったりしたテンポとマッチしています。
ハウもリードギターのフレーズを完璧に思い出したのか、もう間違えません。
演奏が終わると同時に思わず「ハウ!」と叫んでしまいました。(って、違?)

Roundabout(YES)
ツアー当初よりは大分まともに聞けるようになりました。(笑)
ウェットン、高音域ではちょっと苦しそうです。
パーマーのドラムはリズムキープに難がありますが、力強いです。

Without You
イントロの鍵盤、音がもっと暗くなりませんかねえ。
ウェットン、高音が苦しそう。ちょっと歌詞忘れも…。^^;
でもアンサンブルは完璧です。

Cutting It Fine
ハウのギターワークが冴え渡ります。
リズム隊のコンビネーションも抜群。
エンディングのダウンズのソロパートは感動的。

Steve Howe solo-Clap
うーん、またクラップですかあ。
いいかげん「Sketches In The Sun」を弾いてくれないかなあ。(笑)

Fanfare For The Common Man
オーディエンスの歓声がひときわ大きいです。
ハウとダウンズのソロ合戦はますますヒートアップ。
ウェットンの裏メロ(ベース)も隠し味として作用。
ダウンズとパーマーのコンビネーションもよくなりました。

The Smile Has Left Your Eyes *
ウェットン、アコギでの弾き語り。上手いです。
ハウのスティールギターも良い味を出しています。

Don't Cry*
ウェットンの歌い方に力みがなくなりました。
タンバリンを叩くパーマー、おちゃらけた感じです。

In The Court Of The Crimson King
この曲も大歓声で迎えられます。
歌メロの合間に入るダウンズの隠し味的鍵盤がいいですね。
それにしてもこの曲が4分半で終わるなんて…、短すぎる。

Here Comes The Feeling
この曲も自然と聞けるようになりました。
ウェットン、力まず歌えるようになりました。
ハウのギターワークも全盛期に近づきました。
が、エンディングのフレーズはダウンズに任せて手抜き。(爆)

Video Killed The Radio Star
メガホンマイクを手にとって歌うウェットンに相変わらず笑いの渦。
オーディエンスも一緒に歌うなど、この会場の一体感は群を抜きます。

The Heat Goes On / Carl Palmer drum solo
かなりこなれた演奏になってきました。
カールのソロも快調です。

Only Time Will Tell
ウェットン、出だしから気持ち良さそうです。
90年の演奏スタイルとエンディングが異なります。
(観客に歌わせないで静かに終わるパターン。)

Sole Survivor
シンセの音がますます豪華絢爛になってきました。
ハウのワウ多用ギターフレーズは下痢をしているような感じ。

アンコール:
Ride Easy*
情緒あふれるアコースティック演奏が名曲を引き立てます。

Heat Of The Moment
ウェットン、3番の歌詞を思い出せず2番を再び歌う。
オーディエンスと一緒に盛り上がる演奏は文句なしに良い。
ジェフは久しぶりにショルダーキーボード「Keytar」を持って、
ハウとソロ合戦を展開!

geoff-keytar


*アンプラッグド演奏


<エイジア>
John Wetton: Bass, vocals
Steve Howe: Guitar, vocals
Geoff Downes: Keyboards, vocals
Carl Palmer: Drums


ウェットンはやはり疲れていたのか、終演後のサイン会に姿を見せませんでした。







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最終更新日  2006.09.15 01:26:08
コメント(6) | コメントを書く
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Re:エイジア全米ツアー10日目!(09/14)  
StarTrees  さん
エイジアでもハウはクラップなんですね。最初聞いたとき感動しましたよ。うまいなあ~って。で、それが弾けるギターと出会って、これまた感動しました。
人生は感動の連続ですね~。 (2006.09.15 12:05:00)

Re:エイジア全米ツアー10日目!(09/14)  
VeryBerry  さん
本物を見たくなりますね~(^^)
臨場感のあるレポートをありがとうございます

個人的にはギター入りのFanfare For The Common Manが一番興味有ります
キースのライブではキルミン君が弾いてたけど、ハウのソロとなったらまた全然違う感じでしょうね

Cutting It Fine、Here Comes The Feeling もチェック!です

(2006.09.15 18:15:09)

Re[1]:エイジア全米ツアー10日目!(09/14)  
ken_wetton  さん
StarTreesさん、こんばんは。

>エイジアでもハウはクラップなんですね。最初聞いたとき感動しましたよ。うまいなあ~って。で、それが弾けるギターと出会って、これまた感動しました。

あー、そうでしたか。
それはすばらしい。
いえ、クラップでもいいんですが、ちょっと聞き飽きてしまいまして…。

>人生は感動の連続ですね~。

同感です。
(2006.09.15 22:30:00)

Re[1]:エイジア全米ツアー10日目!(09/14)  
ken_wetton  さん
VeryBerryさん、こんばんは。

>本物を見たくなりますね~(^^)

そうですよね。
同感です。(笑)

>臨場感のあるレポートをありがとうございます

いえいえ、おそれいります。^^;

>個人的にはギター入りのFanfare For The Common Manが一番興味有ります
>キースのライブではキルミン君が弾いてたけど、ハウのソロとなったらまた全然違う感じでしょうね

全然違いますよ。
ジェフのソロもキースとは全く異なります。

>Cutting It Fine、Here Comes The Feeling もチェック!です

原曲に忠実ですよ。
(2006.09.15 22:31:28)

この日の演奏は素晴らしかったようで  
みゆぴか  さん
メル友のレビューが届きました。
もう全体にビックリマークだらけです。訳さなくても興奮が伝わってきました。

彼は日本語がわからないのですがken_wettonさんのBlogを気にいっておりました。 (2006.09.16 02:22:11)

Re:この日の演奏は素晴らしかったようで(09/14)  
ken_wetton  さん
みゆぴかさん、こんばんは。

>メル友のレビューが届きました。
>もう全体にビックリマークだらけです。訳さなくても興奮が伝わってきました。

でしょうねえ。

>彼は日本語がわからないのですがken_wettonさんのBlogを気にいっておりました。

それは大変、うれしいです。
よろしくお伝え下さい。
(2006.09.16 20:21:22)

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