
「終われよ、この相談室」
「煩い。俺は大して嬉しくないんだよ、クソ虫が」
「毀れろ、サル」
「っ!…死ね、ロリコン」
「「………………」」
((いつか、潰す!))

「前の半分か。今回は、早く終わりそうだな」
「…どういう意味だ」
「どうした?」
「とりあえず、言え」
「…………」
「破棄しろ」

「イルカだ」

「力と戦を司り、生け贄を求め、祈りを捧げれば戦に効果があり豊作も約束されたという。悪龍、蛇の神のことだな。詳しくは知らないが…ケルト神話で絶対的な勝利をつかさどる剣――クラウソラスを持つヌァザを飲み込んで殺したというのが俺が知っている限りだ」
「……なんで、お前はそんなことをしってるんだ?」
「………それだけ知ってりゃ十分だろ」
「俺にもよく解らないのだが……そういうのは、見ない主義なのでな」
「…………………はぁ…」
「めげて、終わらせてくれ…この相談所」
「って、おい…俺の言葉を無――」
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