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赤エビ飼育方法


このページは掲示板やHPで知った事とhonneyjpの経験から、赤エビの一般的飼育方法をまとめたものです。 思い込みの部分もあるかも知れないので、実施については自己責任でお願いします、と一応言っておこう(笑)。




目次
水槽と温度変化
濾過機
底砂と掃除方法
水草
水槽の立ち上げから導入まで
魚との混泳

水質




水槽と温度変化
水槽は急激な温度変化、水質変化を避けるため60cmレギュラー水槽以上が望ましいが、20cmキューブなどでも繁殖例はあります。
小型水槽を用いる場合は、夏場の温度上昇に特に気をつける必要があります。小型水槽に限ったことではないが、エアコン、水槽用クーラー、冷却ファンなどを用いて、最悪でも29℃を超えないようにします(望ましくは23~26℃キープ)。また、この範囲内でも温度変化が少ない方が良いので夏場でもヒーターを付ける場合もあります。
例えば、日中26℃、夜間23℃になる場合はヒーターを用いて25℃以下にならないようにした方が温度変化が少なくなりエビに与える負担が少ないといえるでしょう。
冷却ファンを用いる場合は逆サーモにより温度制御を行うと便利です。この場合、蒸発により、かなり水槽の水が減るので足し水を忘れないようにしましょう。

ろ過機
CRSは水質の悪化に弱いため、ろ過機は水槽の大きさに比べて2ランクくらい上のものを心がけましょう。ただし、CRSが休めないほどの水流は避けます。60、90cm水槽では外部フィルターを2-3台直結すると良いでしょう。
この場合、水槽への給水側の外部フィルターのみ通電します。全て通電するとインペラに負担が掛かり故障の原因となる場合があります。プレフィルター(サブフィルター)を使うのが効率的です。
30cm水槽などでは外掛けフィルターを2台ほど使用するが、濾過材を変える、底面濾過に直結するなどの改造を行い、ろ過能力を増強すると良いです。活性炭などの濾過材は一時的なものなので、生物濾過を期待できるリング状濾過材や洗車用スポンジなどを利用すると良いでしょう。
上部フィルターも利用できるが、容量の関係で増強出来ないので外掛けフィルターやエアーリフト式のスポンジフィルターを併用すると良いです。最近の小型外部フィルターも利用できると思われます。いずれの場合もフィルターの吸い込み口には、スポンジフィルターを付けて、稚エビの吸い込みを防ぐ必要があります。

ろ過材はPHソフトタイプなど、水質を弱酸性に保つものが良いが、コスト面では洗車用スポンジ(抗菌加工はダメ)を細かく切ったものも実績があります。

底砂と掃除方法
ADAのソイルアマゾニアパウダータイプで実績があるが、水草の成長を促進し、2次的に水質を良くしている部分が大きいと考えられます。
大磯砂でも問題ないが、貝殻が混ざっているとpHを上げるので酸処理などにより取り除くと良いでしょう。 その他の底砂も使用できるが、pHを変えないものを選んで使用します。ベアタンクでも特に問題はないのですが、水草を植えるため、エビにストレスを与えないために底砂を敷いた方が良いと思います。

途中まで順調でも急にエビたちが死んでいく場合があるが、その原因として一番多いのが底砂の汚れです。餌の残りやエビのフンが底砂に溜まってきて、アンモニアなどの毒物が発生するためです。これを防ぐにはプロホースなどにより、こまめに掃除するのが良いです。しかしながら、通常は水草を植えるので底砂の掃除は困難な部分がでます。対処方法としては、

水草を密に植えて汚れを吸わせ拡散しないようにする
底砂は極力薄く敷き、水草は鉢植えにする。
底砂を使わない(ベアタンク)
などが考えられますが、画期的な対処法は未だないと思います。水槽の寿命は半年程度として割り切ってリセットするのも良いでしょう。

水草
成長の早い有茎類を多く植えておくと、硝酸塩などを吸収して水質を良好に保つ効果があります。 流木にウィローモスを活着させたものは定番ですが、稚エビの餌となる原生動物が住み着くため餌としても重要です。

水槽用の水草にも農薬が使われている場合があります。エビは魚に比べて農薬などの薬物に非常に弱いので、僅かに残留した農薬でも全滅してしまう場合があります。また、ショップで購入した水草にはヒドラ、プラナリア、ゲジ、蛭、スネールなど、あまり有難くないオマケの付いている場合が多いです。これらを防ぐためにも購入した水草はバケツに入れて水道水を入れ替えながら一週間以上トリートメントした方が良いでしょう。

水槽立ち上げからエビ導入まで
エビを導入する前に水槽を立ち上げ、パイロットフィッシュを入れ、少なくとも1ヶ月ほど水を作ります。既存の水槽がある場合は、ろ過材、飼育水を流用すれば立ち上がりが早くなります。市販のバクテリア剤を入れても良いです。その間、亜硝酸塩と硝酸塩の測定を行い、亜硝酸塩が一旦増えてから減っていき、硝酸塩が増えてくればろ過の立ち上がりとみなすことが出来るでしょう。亜硝酸塩が検出されなくなるまで水作りに専念します。エビを導入する時は水合わせを慎重に行いましょう。購入したエビを水ごとプラケースなどに移し、そこに水槽の水をエアチューブなどで少しづつ入れていき、pH・温度の差がなくなるまで1~2時間ほどかけて水合せを行います。プラケースの水は水槽に入れず、エビを網ですくって水槽に入れます。

魚との混泳
繁殖を目指すならば、魚との混泳は基本的に不可です。 オトシンなどは積極的に稚エビを食べませんが、間違って口に入れば食べてしまうでしょう。 単独飼育がベストです。
どうしても魚を入れたい人は、オトシンクルスネグロがお勧めです。


CRSは、かなり色々なものを食べますが、定番は、無農薬ほうれん草、配合飼料(プレコ用タブレット、スパイラルシェルフードなど)、イトメ、赤虫などです。ほうれん草などの野菜類は、柔らかめに茹でてから与えます。市販のほうれん草は残留農薬を含むことが多くエビが全滅するので使えません。イトメや赤虫は、ヒドラ、プラナリア、ヒルなどの発生要因となることがあるので、冷凍の殺菌されたものを使った方が良いでしょう。

水質
pHは6.8前後が良いと言われているが、ゆっくりと慣らせば、意外に幅広いpHに適合できます。 むしろ、急激なpHの変化が致命的になる場合が多いので、無理なpH調整は避けた方が良いでしょう。使用する水(水道水など)のpHと水槽のpHが大きく違う場合は水換えも慎重に時間をかけて行います。 エビはアンモニアや亜硝酸塩には非常に弱く、底砂に汚れが溜まっているとエビの死ぬ原因になる場合があります。 充分に生物ろ過を機能させ、底砂の汚れに気をつけて管理します。







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