アトムおじさん、こんばんは。

今ほど、前のブログを拝見致しました。お父さまのご他界を知りました。お寂しい年末年始をお過ごしになられたのですね。ほんとの淋しさや現実感はこれからかも知れません。どうぞ心ゆくまでお父さまとの心の中での“会話”をなさってくださいね。

今朝、新年のご挨拶を述べさせて頂いてしまいました。大変申し訳ございません。深くお詫び申しあげます。

(2009年01月04日 19時55分24秒)

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アトムおじさん

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2008年12月15日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
父が、午睡から醒めたようだった。
むくりと体を起こして、しばらくは呆然としていたが、そのあと、激しく身を震わせていた。
したたかに飲んだ強い酒のためか、悪夢を見たようだった。
その悪夢を思い出したのか、しばらくは、身を震わせていた。

このところ、父は深酒をしては、眠りと目覚めを繰り返していた。
そして、昼夜を問わず、外を徘徊することもあった。

父は仕事をしていなかった。
父は働くという行為を、ときおり放擲した。
それは、珍しいことではなかった。

そして、やがて、自分が辞めるはめになるようにおいこんでいった。
「あいつら、何もわかちゃいない。」
それが、父の仕事をやめたときの口癖だった。

「まだ、捨ててこないのか。」
父は縁側にいた少年に、声をかけた。
それは、少年が拾ってきた小犬のことだった。
父は、赤い毛をして痩せ細り、不甲斐ない声をあげる、その小犬を嫌った。
「なんて情けない目をした犬だ。」
父はつづけた。
「この家では、犬は飼ってはいけないと言っただろう。とにかく、捨ててくるんだ。」
少年は、小犬の体を抱いた。

少年は、小犬を抱きしめた。
「犬の捨て方を知っているか。」
父は言った。
「その犬が、この家の場所を覚えないように、とにかく遠くに捨てにいくんだ。そして、したたかに殴れ、哀れむなよ。」
「・・・・・。」

「・・・・。」
「いいか、捨てるとは、そういうことだ。
犬に少しでも食べ物をあげたり、悲しんだ顔をするな。
おまえは、嫌われ、憎しまれるようにしなければいけないだ。」
「・・・・。」
「飼えもしない犬を拾ってきたんだ。みんな、おまえの責任だ。」

父は言った。
「いいか、半端なことはするな。」

それから、少年は、父から追加の酒を買うための金を受取ると、拾った犬をかかえて、どんよりとした重い雨空の中を出て行った。









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Last updated  2008年12月16日 01時31分26秒
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毎度>^^<  
んー私もこれに近い経験をしました。
拾ってきた犬を飼っていて、その犬が子供まで産んでかわいがっていたんですが、引越しをするときに連れていけないからと親言われ、置いてきました。
引越しの車を何時までも追いかけて来る犬の家族の姿が今でも忘れられません。

それ以後動物を飼った事がありません。

(2008年12月16日 08時46分25秒)

Re:掌編小説『赤い犬』(12/15)  
のりまきターボ さん
犬は情が移ってしまいますね。子供の頃飼ってた犬が死んでしまったり行方不明になってしまったりで、悲しい思いをしました。以来、飼うのはリスなどもっと小さな動物にしています。 (2008年12月16日 10時57分33秒)

Re:掌編小説『赤い犬』(12/15)  
alex99  さん


少なくとも、農耕民族ではなく、牧畜・遊牧民の発想です
下手な、ベタベタした愛情が、かえって災いとなる

アトムおじさんも海外体験が豊富だから、このような感覚を持っている
そう、感じました

(2008年12月20日 01時08分35秒)

Re:掌編小説『赤い犬』(12/15)  
ほわいと さん
アトムおじさん、
明けましておめでとうございます
昨年もほんとうにありがとうございました
新しい年が素敵な一年となりますよう
お祈り申し上げます

随分ご無沙汰いたしました。11月号の教会のお写真、11
月と教会は、とりわけ深い思い出があり、不思議な感じで拝見致しました。

真(まこと)の強さとはを教えて頂いた気がいたします。表面上の言葉には表現されていなくても、意味することは感じ取れ、伝わってきます。

4月より仕事につまづき、26日の御用納めまでその状態が続きました。今まで知り得なかった体験の連続で、己の未熟さを痛感しての毎日でした。どのように努力しても
空回り、悪戦苦闘そのものです。(苦笑)そのような中、少しだけ“発見”できたことも有ります。

『なやみはつきないな 生きているんだもの』
                  (相田みつを)

久し振りにアトムおじさんのブログへ訪問させて頂き、この安らぎに故里を感じました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




(2009年01月04日 10時19分02秒)

お父さまのご他界を今知りました  
ほわいと さん

Re:毎度>^^<(12/15)  
かまくら★よろずやさん こんにちは

>んー私もこれに近い経験をしました。
>拾ってきた犬を飼っていて、その犬が子供まで産んでかわいがっていたんですが、引越しをするときに連れていけないからと親言われ、置いてきました。
>引越しの車を何時までも追いかけて来る犬の家族の姿が今でも忘れられません。

>それ以後動物を飼った事がありません。
-----

動物と過ごした日々というのは、とくに子どもの時のそれは、格別な時間ですね。
どんな、書物よりも、深い感情を喚起されます。

そして、ときおり、ふいに思い出すことがありますね。

・・・・じつは、
私も、ある時期から犬を飼うのはやめました。



(2009年02月02日 01時42分24秒)

Re[1]:掌編小説『赤い犬』(12/15)  
のりまきターボさん こんにちは

>犬は情が移ってしまいますね。子供の頃飼ってた犬が死んでしまったり行方不明になってしまったりで、悲しい思いをしました。以来、飼うのはリスなどもっと小さな動物にしています。
-----

私も、今は、セキセイインコしか飼っていません。
それが、言葉を話すようになって・・・・。

ペットは、言葉を喋らないほうが、いいかもしれませんね・・・(笑)


(2009年02月02日 01時44分03秒)

Re[1]:掌編小説『赤い犬』(12/15)  
alex99さん こんにちは

>このお父さんは、日本人と言うより、欧州人ですね
>少なくとも、農耕民族ではなく、牧畜・遊牧民の発想です
>下手な、ベタベタした愛情が、かえって災いとなる

>アトムおじさんも海外体験が豊富だから、このような感覚を持っている
>そう、感じました
-----

さすが、商社マンだったalex99さんですね。

私も、犬の接し方を見るたびに、
日本人と欧米人の違いを感じます。
たぶん、これは他民族との戦争や占領や支配の感覚にも、通じる感覚だと思います。

ここには、深い感性の相違を含有しているのではないでしょうか・・。


(2009年02月02日 01時48分27秒)

Re[1]:掌編小説『赤い犬』(12/15)  
ほわいとさん こんにちは

>アトムおじさん、
>明けましておめでとうございます
>昨年もほんとうにありがとうございました
>新しい年が素敵な一年となりますよう
>お祈り申し上げます

>随分ご無沙汰いたしました。11月号の教会のお写真、11
>月と教会は、とりわけ深い思い出があり、不思議な感じで拝見致しました。

>真(まこと)の強さとはを教えて頂いた気がいたします。表面上の言葉には表現されていなくても、意味することは感じ取れ、伝わってきます。

>4月より仕事につまづき、26日の御用納めまでその状態が続きました。今まで知り得なかった体験の連続で、己の未熟さを痛感しての毎日でした。どのように努力しても
>空回り、悪戦苦闘そのものです。(苦笑)そのような中、少しだけ“発見”できたことも有ります。

>『なやみはつきないな 生きているんだもの』
>                  (相田みつを)

>久し振りにアトムおじさんのブログへ訪問させて頂き、この安らぎに故里を感じました。

>本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
-----

返事の書き込みが遅くなって、申し訳ございません。
じつは、1月にも、不幸が続き、かつて、ほわいとさんの身に起こったような日々を私も過ごすことになりました。
感情の揺らぎを、感じずにはいられない日々でした。

こうなると、
新しい年は、どんな年になっていくのかわかりませんが・・・。

今年も、よろしくお願いしますね。(笑)


(2009年02月02日 01時53分14秒)

Re:お父さまのご他界を今知りました(12/15)  
ほわいとさん こんにちは

>アトムおじさん、こんばんは。

>今ほど、前のブログを拝見致しました。お父さまのご他界を知りました。お寂しい年末年始をお過ごしになられたのですね。ほんとの淋しさや現実感はこれからかも知れません。どうぞ心ゆくまでお父さまとの心の中での“会話”をなさってくださいね。

>今朝、新年のご挨拶を述べさせて頂いてしまいました。大変申し訳ございません。深くお詫び申しあげます。
-----


私の父は、もう高齢でもあり、老木が倒れていくような死でしたので、気になさらないでください。
覚悟もすでにできていました。

それより、ほわいとさん、ほんとうに、御身体ご自愛ください。

あまり、コンをつめたり、悩み多き日々は避けてくださいね。
すべて、なるようにしかなりませんから。(笑)
(2009年02月02日 01時56分54秒)

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