亜矢羽ノ国

044+本当に欲しかったもの



小さな頃からずっといじめられてきた。


それでも僕を守ってくれていた。

たった1人の存在。


でもそれも小学校の頃だけだった。

歳を重ねるに連れて友達を作れよと言ってくるようになった。


僕には友達なんかいらないのに。

他の誰よりも君が居てくれたら。

それで良いのに。


でも。

それすらも伝えられない。


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