フリーページ

タイランド・ドリーム更新(はるるの創作)


たいらんど・どりーむ<2>


かとまんどう・どりーむ


お年玉あんけーと発表★


彫刻 「在るもの」


はるるのEメール熱帯夜の旅日記


旅のデジカメ・アルバム<ネパール>


南風通信~タイ南部のピピ島の映像集!


南風通信☆2~ランタ島の風<改訂版>


今なら、超穴場。ランタ島詳細ガイド♪


デジカメ・アルバム<ゆうやけぐも>


デジカメ・アルバム<バンコク散歩>


ランダム・デジタル・バリ島映像博物館!


デジタル・バリ島映像博物館<2>


「アンコール遺跡」総集編①


バリ島映像博物館(4)出遭ったひとびと


バリ島映像博物館(5)ランダム散歩


バリ島映像博物館(6)出遭った人々:2


<2001年:タイ・ネパール総集編(1)


<2001年:タイ・ネパール総集編(2)


<2001年:タイ・ネパール総集編(3)


映像博物館(7)出遭った人々・3


もうひとつの空間⇒ネパール☆写真集


5月のタイで出会ったひとびとPart2


デジカメ・アルバム<ゆうやけぐも・2>


2000年:ピピ島の風景


すぺしゃる特集のページ☆


<天使うさぎ>アルバム:国内篇


<天使うさぎ>アルバム:海外篇


宇都宮とその周辺の風景★


大型レジャー・プールの舞台裏☆


福島県・裏磐梯のログハウス


<天使うさぎ>アルバム:国内篇(NEW)


デジタル映像あるばむ総合メニュー(2)


デジタルアルバム総合メニュー(3)


こだわり!情報ページ☆


日本一!宇都宮の餃子マップ


天使うさぎ倶楽部


タイ最新版基本情報★


南の島のコンシェルジェのお仕事(1)


南の島のコンシェルジェのお仕事(2)


過去の掲示板:10/13~10/18


過去の掲示板:10/18~10/23


過去の掲示板:10/23~10/29


過去の掲示板:10/29~11/2


過去の掲示板:11/2~11/6


過去の掲示板:11/6~11/9


過去の掲示板11/10-11/20


過去の掲示板11/20-11/30


過去の掲示板12/1-12/10


過去の掲示板:12/10~15


過去の掲示板:12/15~12/20


過去の掲示板:12/20~30


過去の掲示板:12/31~1/2


過去の掲示板:1/3~7


過去の掲示板:1/7~9


過去の掲示板:1/11~17


過去の掲示板:1/16~19


過去の掲示板:1/20~25


過去の掲示板:1/25~1/30


過去の掲示板:2/1~6


過去の掲示板:2/10~16


過去の掲示板:2/18~27


過去の掲示板:2/27~3/6


過去の掲示板:3/7~3/14


過去の掲示板:3/15~3/22


過去の掲示板:3/23~4/1


過去の掲示板:4/4~4/14


過去の掲示板:4/15~4/29


過去の掲示板:4/30~5/15


過去の掲示板:5/16~5/24


過去の掲示板:5/25~5/30


過去の掲示板6/14-6/27


過去の掲示板:7/2~7/8


過去の掲示板:7/9~7/11


過去の掲示板:7/14~7/20


過去の掲示板:7/20~7/27


過去の掲示板:7/27~8/2


過去の掲示板:8/2~8/10


過去の掲示板:8/10~8/17


過去の掲示板:8/17~22


過去の掲示板:8/22~9/1


過去の掲示板:9/3~9/17


過去の掲示板:9/17~9/20


過去の掲示板:12/18-12/24


過去の掲示板:10/2~10


過去の掲示板10/10~22


過去の掲示板:10/22~10/30


過去の掲示板:10/30~11/3


過去の掲示板:11/5~11/15


過去の掲示板:11/15~11/20


過去の掲示板:11/22~11/29


過去の掲示板:11/29~12/6


過去の掲示板:12/7~18


過去の掲示板:12/19~12/27


過去の掲示板:12/30~1/8


過去の掲示板:03/1/8~1/15


過去の掲示板:03/1/16~1/25


過去の掲示板:1/26~2/3


過去の掲示板:03/2/4~2/14


過去の掲示板:03/2/14~2/20


過去の掲示板


過去の掲示板3/30~4/7


過去の掲示板~5/24


過去の掲示板 ~6/24


過去の掲示板 ~7/2


過去の掲示板 ~7/10


過去の掲示板 ~7/14


過去の掲示板 ~7/29


過去の掲示板 ~8/6


けいじばんZZ


初めておいでいただいた方に。


2007年03月04日
XML
「一瞬の光」を読み返してみた。

なにか大事が起きたとき、人は自問自答して、多くの人は「誰かがことにあたるだろう」と考えるが、まれには「なぜ私がことにあたらないでおられよう」と、考える人がいる。

この両者のあいだに、人類の道徳的進化の全過程がある。

ーーー作中の後半で自殺してしまう、主人公の戦友とも言うべき会社の同僚が、いつもデスクのブックエンドに立てかけ、なにか「事」が起きると必ず読み返していた、1冊の本の中のことば。

その戦友に、主人公が最後に会った時、言う・・。

「こうなるような気はしていた。うまくいき過ぎている、やり過ぎている、そんな恐怖があった」

ふつうのひとが何かに立ち向かう意志があるかぎり、そうした恐怖がつきまとうのは自然なことだろう。
それでも”なぜ私がことにあたらないでおられよう”と考える人間こそが【人類の道徳的進化】を果たす。
そういう人間たちの集積が、この社会を豊かにし、そして安らかにするのだ。


 白石 一文 「一瞬の光」 角川書店 平成12年刊 1800えん




ネパールの雑踏



そのはずなんだけれど、現実にはみんながそろって、誰かが手を上げるのを待って、自分が指名されないように頭を低くして、沈黙しているばかりのことが多い。

お母さんたちの世界では、子ども会の役員や会長などにさせられるのがイヤで、自分の子供たちが高学年なるにつれ、脱会者が増えて来るという。
はるるの住んでいるニュータウンの中だって、持ち回りの班長になるのがイヤで、自分の順が近づくと自治会を抜けるひとさえ居る。
会社や役所ではなおさらのこと、失敗する恐れのある困難な状況に向かって、名乗り出る者はまれだ。


チャップリンの映画「独裁者」が、ナチスドイツとヒトラーを痛烈に批判したものなのは明解だけれど、製作意図はそこに限定されたものなんかじゃない。
むしろ、この批判の矢は、独裁者を必要とする「あらゆる時代のあらゆる社会」に向けられたものだから。

きれいごと並べるおりこうさんの批評家はいっぱい居る。
けど、そんなヤツに限っていざとなると真っ先に敵前逃亡するし、逃げ足が速い。
そして、踏みとどまろうとする愚直なひとのことを「馬鹿なヤツだ」と、せせら笑ったり、するんだ。
そんなおりこうさんの顔を見ると、一瞬の殺意を覚える。

長編小説「一瞬の光」のなかにも、エリートで物静かな主人公が、危うくこわれそうになりかかって、最高経営責任者だった人物の首筋にナイフをかざす場面が出て来る。
まともに生きようとすると、とたんに世の中はざらざらした感触なものになってしまうのか。


<あらすじ>
38歳という若さで日本を代表する企業の人事課長に抜擢されたエリート・橋田浩介。
彼は、男に絡まれていたところを助けたことがきっかけで、短大生・中平香折と知り合う。

 ―混沌とした現代社会の中で真に必要とされるモノは何かを問う、新たなる物語。



白石 一文(しらいし かずふみ、1958年 - )は、日本の小説家。福岡県生まれ。父は直木賞作家の白石一郎。双子の弟は小説家の白石文郎。 早稲田大学政治経済学部卒業。その後、文藝春秋に勤務、週刊誌記者となる(現在は退社)。魅力的な物語を創りながらも、何が大切かを読者に問いかけ、小説の大きな役割に挑んでいる。

2000年、このデビュー作「一瞬の光」が批評家たちの絶賛を受ける。

その2年後、「僕のなかの壊れていない部分」が宮台真司から高い評価を受け。

2006年末の「どれくらいの愛情」が第136回直木賞候補作となる。


そして・・どーゆーワケか、読後は心にじわ~っと来てしまっていたはるるさん。

改めて、著作リストを調べようとして フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 を調べようとしたら、びっくり!

何年か前に逝去した、直木賞作家の白石一郎は、彼の実父だったのだ。
どちらの本も、しばらく前から何冊も読んでいたので。
なんか、やたらにまぎらわしい名前の作家が居るなあ・・・と、素朴に感じていたんだけど。

まさか、親子だったとは。汗
そしてさらに、白石一郎の息子は双子で、白石一文・白石文郎のふたりのどちらもが現役作家として活躍中なんて!才能には血脈があると言っても、すごい一家だ。
名前も、父親からひと文字づつ貰ってる・・・どうりで、似たような名前だったわけだぁ~。





真実の目


父親の白石一郎の作品は、息子の作品とはまったく違うジャンルの時代小説なんだけど・・。
歴史モノと言っても、日本には珍しい海洋を舞台にしたダイナミックな冒険小説が多かった。

はるるさんが読んだ中では・・・。
「怒涛のごとく」(上下)1998  毎日新聞社
スケール大きく台湾の英雄・鄭成功を描いた海洋歴史小説で第33回吉川英治文学賞。
中国モノというと、大陸を舞台にしたおはなしが圧倒的だけど、この小説と重ねて現在の台湾と本土中国の位置なども考え合わせると、興味深いです。

「風雲児」(上下)1994  読売新聞社
何よりもタイ好きなおいらにはたまらない、 シャムのアユタヤ王朝時代に王族に次ぐ地位まで昇った山田長政の物語。
彼については資料が少ないので、イマジネーション豊かに中世の歴史絵巻を活き活きと描いています。

海狼伝1987  文芸春秋
大型海洋冒険小説として面白さいっぱい。楽しめること確実な 直木賞受賞作品です。

白石 一郎(しらいし いちろう、1931年(昭和6年)11月9日 - 2004年(平成16年)9月20日)は日本の作家。釜山の生まれで本籍は壱岐市。長崎県立佐世保北高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。主に戦国時代の海洋物を得意とする作家。大学在学中より、懸賞小説に応募を始めた。卒業後はタイヤ販売に従事するが、性に合わずに帰郷。父の経理事務所で働くかたわら、創作活動に励んだ。1955年、『臆病武者』が地方新聞の懸賞に一席入選。作家デビューを果たす。2004年9月20日肺炎により死去。




<はるるの最近読んだ本・過去日記>
     ↓

酒見賢一『墨攻』が映画化


ちいさな王子さま★ サン・テクジュペリ


ほわほわと切ない『センセイの鞄』川上弘美☆



87分署シリーズ~エド・マクベインの訃報。


「柳橋物語」山本周五郎


「ムーミン谷の仲間たち」トーベ・ヤンソン


「にぎやかな天地」宮本輝


石田衣良「反自殺クラブ」ほか。


とんでもない本!角田光代「酔って言いたい夜もある」


少女のようなオトナ(よしもとばなな「なんくるない」より)


オスの負け犬☆酒井順子


西原理恵子【晴れた日は学校をやすんで】


唯川恵 「一日の終わりに思うあなたのこと」


かなり読書好き!鈴香容疑者&マリリン・モンロー生誕80年記念本!



中島らも絶筆「酒気帯び車椅子」ほか★ぼくが最近読んだ34冊








コンプレックスと自惚れは、生きるために女性がまとった鎧だ、けれどそれは壊れやすい。

(ちょっと前に読んだ「淫らな罰」 岩井志麻子著の短編集より)






アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年03月04日 20時10分18秒
コメント(1) | コメントを書く
[はるるの最近読んだ本] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

はるる!

はるる!

お気に入りブログ

廣田美乃 個展「無… New! ギャラリーMorningさん

生酛作り 日本酒 … New! Happy Birthday!さん

アジアン雑貨屋店主… エナエナさん
AROMA days ユーカリプタスさん
森の生活 catsssさん
ようこそ。「せつこ… 横浜せつこさん

コメント新着

聖書預言@ Re:最終コーナーのアジア旅(01/28) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
はるる! @ Re:Notitle(07/01) ラーメンまん&あしたのジョー&Sup…
ラーメンまん&あしたのジョー&Superhero@ Notitle 世界史でも学びました。是非一度生で見物…
バンコク「竹亭」 @ Re:最終コーナーのアジア旅(01/28) はるるさん。 今夜はわざわざお運びくださ…
はるる! @ Re[1]:最終コーナーのアジア旅(01/28) バンコク「竹亭」さん >私は明日の昼は所…
バンコク「竹亭」 @ Re:最終コーナーのアジア旅(01/28) お帰りなさい。 バンコクに戻られたのです…
はるる! @ Re:新潟の大地の芸術祭2015へ(08/22) 雪国まいたけ本社直営レストランのきのこ…
Happy Birthday! @ Re:新潟の大地の芸術祭2015へ(08/22) おひさしぶりでございます。 すっかり後ろ…

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: