天使のクルンテープ

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2007年10月21日

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テーマ：タイ(3332)

カテゴリ：タイ

バンコクというの名前は、一般的には外国人が呼ぶ名前で、そこに暮らす庶民たちは「クルンテープ」と呼ぶことが多いみたいで・・・。バンコク(英：Bangkok)とはタイ王国の首都で、現在の法律で制定されてるタイ語の名称はクルンテープマハーナコーン。その略称のクルンテープが広く使われてます。

クルンテープの夜明け

★２００７年９月２５日ファランボーン駅近くのホテルの窓から。夜明けのクルンテープ。左端は活気ある下町にそびえるタイいちばんの高層ビル。

そう言えば・・・日本のことだって、外国のひとたちは「ジャポン」とか「イープン」とか「ジャパン」なんて言ってるよね。

前日の日記で、名作落語に出て来るいちばん長い名前の「じゅげむ」を紹介しましたが。。。

実は、この「天使のみやこ」という意味を持った「クルンテープ」という名称は、もっともっと長ぁ～～～い正式名の略称に過ぎません。

ワットプラケオの天使

★タイでいちばんの格式を持つ王様の寺院、ワットプラケオのタイ・スタイルの天使はこんな、です。笑

その、長ぁ～～～い正式名が、いったいどのくらい長いかと言うと。汗

クルンテープマハーナコーンアモンラッタナコーシンマヒンタラーユッタヤーマハーディロックポップノッパラッタラーチャターニーブリーロムウドムラーチャニウェートマハーサターンアモーンピマーンアワターンサティットサッカタッティヤウィサヌカムプラシット

元々の１７８２年、ラーマ1世がつけた当時の勅命による公式名称は以上の通り。

これって、タイ語は後に置く修飾語が基本になるので、意味は後ろの節から訳して、以下のようになるらしい。

このとっても長い１７８２年以来の名称は１９７１年のタノーム元帥の革命後、同年の12月21日の革命団布告によって、ナコーンルワンクルンテープトンブリーと改称されました。さらにその翌年の１９７２年には、12月13日の革命団布告によってクルンテープマハーナコーンと改称されました。
この略称としてのクルンテープが現在よく使われていると言うことになります。

でも最近では「バンコク」と言う言葉がタイに逆輸入されてふつうの人たちが「バーンコーク」と呼んだり、英語からの訛で「ベンコック」とよんだりされることもあるようです。
この「バンコクと言う名前、漢字（中国語）では「曼谷」とか「盤谷」とも書かれるので、チャイナタウン（ヤワラート）などでは良く見かけます。

バンコクでもクルンテープでも、どちらでもいいけど、不思議な混沌のエネルギーに魅せられて、この２０年ちょっとの期間に３０回あまり訪問していますが・・・いまだに飽きることがありません。

至るところにどぶどろの匂いがしていた街角も、すっかり小奇麗になっています。
ゆめものがたりだった「スカイトレイン」や「地下鉄」も現実のものになって、近未来都市のように変貌したエリアもありますし、昔ながらにごちゃごちゃした下町も健在です。

ふところの深い、原色の都市です。

【東南アジア周辺国に関する、はるるさんの過去に書いた日記】（の、ほんの一部！）

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