二日間二人で142匹
16㌢~20㌢入れ掛り続く
いよいよ今年のアユ釣りも終盤戦に突入した。
しかし振り返ってみればどこの川へ釣行しても満足できる結果は得られていなかった。
実は今年まだ二桁を釣った日はいちいちもなく大会に出場しても一匹釣ってレディース優勝、胸中は複雑な思いでいっぱいだった。
そんな中、大内山川でお会いした、京都の宇野さんから爆釣する川があるという、ワクワクするような吉報が届いた。
場所は琵琶湖からの天然アユが豊富な滋賀県甲西町の野洲川である。
8月17日母を連れて野洲川・中郡橋へと向かった。
当日は中村オトリ店のご主人の案内で、下流側へ入川することになった。
早速オトリをつけて釣り始めると、母の方は早くも入れ掛かりになったらしくせわしくタモを構えて引き舟をたぐり寄せている。
私も負けじと何とか焦る気持ちを抑えながら、上流へと移動することにした。
移動したポイントは少し川幅が狭まり、渇水気味にしては水深のあるいい感じの場所だ
小鳥要素と話しゆっくりと上流に泳がせ、ある。
するといきなり目印が不自然に「ビクビクッ!」と動き下流へ一直線に走った。
最初の突っ込みを何とかこらえて慎重に取り込んだアユは十八センチで追い星の鮮やかな一匹だった。
それからは母に追いつけ追い越せで順調に数を伸ばし大満足の一日を過ごすことができた。
この野洲川は琵琶湖の天然アユの遡上量が大変多く投網が入っても取りきれないほどのアユがいるとのことだ。
おまけにこのポイントはダムがコイの侵入をふせいでいるので快適に友釣りのできる場所。
翌日も同じポイントで入れ掛かりとなり二人の二日間の釣果は142匹となった。
型は16センチから20センチとやや小ぶりなものが多かったものの、強引な引きを楽しめるつわものばかりだ。
また落アユの時期になると型も一回り大きくなった子持ちのアユが太公望たちを楽しませてくれるそうだ。
今回は一度会っただけなのに野洲川を勧め、細かいところまで手配してくれた宇野さん、いろいろと指導してもらった同じGFG会員の阿南さん、中村オトリ店のご夫婦には本当に感謝している。
今まで釣りを通じて得られたたくさんの友達は、釣果にも増して得がたい財産だ。
この二日間は友釣りをしていて本当に良かったと実感した釣行だった。