失われた【本質~The Essence~】を求めて

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2013.05.03
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前回の記事で、精神科医・ジュディス・オルロフ博士の患者さんで、「ダメダメな自分像」からなかなか脱却できない、40歳の男性・フレッドの話を紹介しました。



「彼は行き詰っていた。
そろそろ、もう少しマシな伝記作者を雇ってもいい頃だった。」
(He was stuck and needed a better biographer.) 




...このフレーズを聴いた瞬間、(フレッドさん自身の表現を拝借。)



【自分】の体全体に張り巡らされた電気系統が、突然ショートした



そんな感覚を味わいました。
あの時、自分という人間を構成する「部品」の組み換え作業が起こりました。
自我(エゴ)のコントロールが及ばない、奥深い部分で、一瞬のうちに。
しかも、組み換え作業の範囲はその後もじわじわと拡大しているようなのです。



長い間、視界を遮っていた灰色のフィルターが突然持ち上げられた。
すると、そこには天然色の鮮やかな世界が目の前に果てしなく広がっていた。
...どうやら、世界観の大転換が起こった模様。




いいんですよ。他人の「気付き体験談」なんて、そんなものでしょう。私もずっと冷ややかに反応してきましたから(笑)。



「何だ、当たり前じゃん。一体これのどこが特別なのか、わからんよ。」
「勝手に一人で感動してれば~。」」
ってな具合に。まぁ、それが普通ですよ。美味い料理に感動し、千の言葉を尽くして説明しても、肝心の「味」だけはご当人しか体験できない。それと一緒です。



なぜ、今、こんな組み換え作業が行われることになったのでしょうか。
正直言ってわかりません。



ただ、このエピソードを聴く直前、 大豆とえのきのスープさんからいただいた、バイロン・ケイティの「ザ・ワーク」についてのコメント を繰り返し反芻していたことは大いに影響した、と思われます。マリー・マヌチェリさんからいただいたアドバイスを引用したのも関係あるでしょう。



続いて、偶然耳にしたジュディス・オルロフ先生の本からの一節。
これが決定打となって、何かが、自分の中でぐらりと揺らぎ、大きく動きました。



最後に登場したのが、マリーさんの十代の愛読書でもあった、「セス(Seth)」シリーズの代表作・「セスは語る 魂が永遠であるということ」。



【送料無料】セスは語る [ ジェーン・ロバーツ ]



「まだ懲りてないのか!」という呆れ声が聞こえてきそうな...。
あのですね、チャネリング本全部を否定するつもりは無い、と、以前にもはっきり申し上げております。
ニセモノは多いけれど、探せば本物はあるだろう、とも。(例えば、シルバーバーチ。)



ジェーン・ロバーツ(1929-1984)というアメリカ人の女流作家に「憑依」した、「セス」と名乗る霊的存在の言葉。ジェーンの夫・ロバートと「セス」との間に交わされたやり取りを克明に記録し、書籍化したのが、この「セス」シリーズなんですね。日本語訳は現在のところ2冊しか出ていませんが、英語では20冊近く刊行されています。



先頃 「シャドウ・エフェクト」の記事で取り上げた
もはや「ニューエイジ界のバイブル」ですね、これは。



こちらがもう1冊の邦訳本。

【送料無料】個人的現実の本質 [ ジェーン・ロバーツ ]


「セス」シリーズ、およびジェーン・ロバーツの詳しい紹介は、こちらの日本語情報サイトに譲りましょう。サイト主は、「セス」関連の書籍やCDを発売している米国の出版社のようです。



セス学びのセンター Seth Learning Center
http://www.sethlearningcenter.org/japanese/index.html



上の日本語版「セスは語る」、そしてその原本である英語版は、2年程前に購入したものの、本棚に突っ込んだままとなっていました。
この前の週末、ふと、この本の存在を思い出したんですね。



で、読みました。



なんと、すんなりと内容が理解できたんですよ、これが。




手取り足取り「セス先生」に「真理」を一から教えていただくのではなく、どうにか自力で完成した答案用紙を「セス」の言葉と照らし合わせて、自分なりに導き出した結論と比較しながら、【マル付け+答え合わせ】をしていく。なので、一回につき少しずつしか進めませんけど。でも、出会えて良かった。そんな一冊です。



「本っていうのは、人との出会いと一緒で、出会うべき時期がある。買ってみたものの、あまりピンと来ないようだったら、その時期が来るまでひたすら寝かせとけ。」
昔からそういう主義でした。



今回もそれが吉と出たようです。特に印象に残ったのが、次の部分。



輪廻転生を繰り返す中で、互いを良く知る「町」や「村」の住民たちがそっくりそのまま時期を同じくして別の土地の同じ共同体に生まれ変わり、再び親密な関係を続けていく、ということが実際にある...と説明する、セス。



「常に何らかのグループの一員として生まれることを選択する人もいます。
すなわち、過去における同世代と一緒に生まれ変わることを選ぶのです。
一方、そのような試みは意に介さず、より他者に依存しない立場で地上に
戻ってくる人もいます。


(中略)

前者 【黒犬ベーやん注:馴染みの人々と一緒に生まれ変わる人々、を指す。】
のような立場にあるほうが、いっそう自信と余裕をもって、周囲とともにうまく
物事に取り組める人もいるのです。



『幼稚園が一緒だった友達グループとずっと高校まで一緒』という比喩を
当てはめてみてください。そうした人が輪廻の状況下では、仲間たちと
いつも一緒に生まれ変わることを選択するのでしょう。



しかし、一人で次々と学校を変わるなど単独行動を試みる人もいます。
そうした人は相対的に申しあげて、 より大きな自由 を手にし、
より多くの挑戦 に挑むことになりますが、グループ好きの人が選択
するような、危険の少ない枠組みのなかで安穏と暮らすことには縁がありません。



いずれの道を選ぶにしても、決めるのはあなたです。」




(「セスは語る 魂が永遠であるということ」ジェーン・ロバーツ著、ロバート・F・バッツ記録、紫上はとる訳、ナチュラルスピリット、1999。下線・強調は黒犬べーやんによる。)




そうか。



今までずっと、


【日本人のお母さんたちの輪に馴染めない、孤独で情けない奴】


という、【日本人的尺度だと、母親失格な私】にばかりに着目してきたけれど、



実は、


【日本人ママ社会の、面倒なしがらみとは無縁で、
アメリカで好きな趣味や関心事をとことん追っかけられる、自由で気楽な私。】




だって、【現実世界】における私自身の真の姿、です。
着眼点が違うだけ。



どちらの自分を選ぶのか。決めるのも、結局自分なんです。
だったら、後者の【自由で気楽でとっても恵まれた存在】を自分だと思い込めばいいんですよね。



より大きな自由、より多くの挑戦。
結構じゃありませんか。望むところですよ!




最後の灰色フィルター一枚が、すぅっと静かに消えていきました。




何でこんな簡単な「価値観の転換」に気付かなかったんでしょうか。



でも、その「簡単な」が、ネガティブな世界観に囚われ、頑なになってしまっている人間には、難しい。別の発想が浮かばないんです。
で、数字の「8」のように、同じレールの上を何度も何度も堂々巡りして、「変だな、同じところばかり走っているな。」と不思議がる...と。



結局、私たちが目の前にしている【現実世界】は、白いチューブ入り絵の具のようなもの。
それをどう加工するか、どういう色へと変えていくか、は、私たち一人ひとりの自由に委ねられているんですよ。



寒色でも、暖色でもない。地味でも、華やかでもない。
ただの真っ白な絵の具です。



自分の中に染み付いた黒い色素を混ぜて、「灰色」を作るか。
それとも、鮮やかな赤を混ぜることで、愛らしい「桜色」に変えるか。



どちらを選ぶのか。それを決めるのは、自分の心の持ち方なのです。



You create your own reality. 
(人は自分の現実を自分で作り出す。)




今までに何千回と耳にしたはずの、このフレーズ。
ようやく【腑に落ち】ました。



まぁ、エニアグラムの師として、私が尊敬する故・ドン・リチャード・リソさんもこうおっしゃっていますので、「鈍い!」「遅い!」などと自分を責めるのは止めましょう。



「人は最初の10回ぐらいは、自分が聞きたいことしか、聞きません。
しかし、おそらく11回目か12回目ぐらいになれば、あなたは参加者に
エニアグラムの真の目的を思い出させることができ、その人たちもようやく
あなたが言っていることに耳を傾けてくれるようになるでしょう。」




パーソナリティ研究家で作家の中嶋真澄さんが代表を務められていらっしゃる エニアグラムアソシエイツ が2000年秋に行ったドン・リチャード・リソ&ラス・ハドソン両氏への インタビューより 引用しました。



このような素晴らしい会話の場に同席を許され、テープ起こしのお手伝いができたこと、幸せに思います。
もう13年も経つんですね。早いなあ...。





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Last updated  2013.05.03 13:06:33
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