昭和３０年代私の家には蓄音機がやって来ました。父親が仕事に使用するために購入したものでした。それで、祖母は浪曲をきいておりました。小学生だった私は、蓄音機に興味をもち回転数を変えては変な音が出る円盤で遊んでいました。当時の一番好きな曲は町の町民歌でした。（当時できたて）希望に満ちた明るいもので隣町出身の往年の歌手が歌っていました。 昭和３９年中学生になった時、父から新品のラジオ貰いました。つけっぱなしのラジオからは、流行歌・聴いたこともないクラッシック・ジャズ・そしてポップス。ビートルズが縦横無尽に流れていました。そんな環境から今で言う深夜族になってしまいました。そんな音楽の中から私が初めてレコードを買おうと思いついたのは、中学生時代の「帰ってきた酔っぱらい」です。町で初めてのレコード店から購入しました。それを、モノラルのプレーヤーで聴いてたわけです。同級生にお金持ちのお坊ちゃんがいて学校帰りのは良く寄り道して彼のステレオでかけてもらい、ついでに彼のレコードを聴かされていました。（加山雄三・ベンチャーズ・スプートニクス等）巷では、橋幸夫・西郷輝彦・舟木一夫の全盛期でした。彼らの歌もそれなりに好きでしたが、レコードを買うまでには好きになれませんでした（男だったから(^_-)）その後、高校生になると小川知子にはまりなけなしの小遣いから何枚か買いました。いまでも彼女の赤いレコード盤は宝物です。可愛かったですね彼女！！色っぽかった。 その後、昭和４５年東京の大学へ進み開放感からラジオの深夜放送に益々のめり込んで行きました。大学の授業にも出ず昼は眠り、夜には起き出してFM東京・文化放送（落合恵子・みのもんた）・オールナイトニッポン・走れ歌謡曲（午前３時から）・パックインミュージック（TBS)に夜中なのに同室者に覚られないように笑い、怒り、涙したものでした。（リクエストもだいぶ出しました）そんな中から、男だらけの淋しい寮生活を癒してくれた、私の愛した曲を御紹介します。巷ではあまり売れなかった曲もありますが、私にとっては彼女たちが恋人であり、元気の素であり、応援歌でした。今でも聴いている曲ばかりです。私の心に残る名曲です。私の「思い出のメロディー」です。山口百恵もピンクレディーもモーニング娘も良いんですが、やはり彼女達が落ち着きますネ！？（大学時代夏休みに帰省して見たテレビ「必殺仕掛け人」はショックな時代劇でしたね。しかし、その主題歌にひかれていくんですが、それは又別な話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・！）