つりんちゅぬ宝

つりんちゅぬ宝

大雪渓、お花畑

お花畑目指してLet’s Go!


表紙



これから鑓ヶ岳を後にし、大雪渓との分岐を目指す。


ほとんど下りっぱなし。
だが、稜線なので、さほど苦にならない。
途中、チングルマやコマクサなどの高山植物が
岩の陰や砂礫帯に生えていて、目を楽しませてくれる。
くだりは余裕綽々である。

大雪渓に到着して、一休み。

普通はこの大雪渓を下る。
そのほうが断然近道なのである。

が!

うちのリーダーはそんな生易しい(今まででも十分過酷だが)
コースを設定するはずがない。



「大雪渓はただの雪だから面白くないよ。だから、お花畑を通って、
 鑓温泉に行くからね!調子はどお?」



「大丈夫大丈夫、今日は絶好調だから、良いほうにいきましょう!。」



「よし、じゃあ行こう、出発ね。」


この後がまた地獄だとも知らずに・・・
(私は昨日地獄を味わったんで、地獄に感じなかったが・・・)

登りと下り半々でお花畑への分岐に到着。
ここからは稜線を外れるので、急なくだりとなる。

30分ほど下ると、目の前に緑がいっぱいに広がる。
ここがお花畑か?

聴いていたのとちょいと違う。
緑はいっぱいだが、花が少ない。
確かにあるのだが、お花畑というほどではない。
環境破壊か、はたまた異常気象の影響か・・・

ここでリーダーはばてている。さすがに夜中の2時に
起きて、歩いてきているだけあってばてるのも無理ない。
リーダーは早弁してあとから来るということなので、
みんなで先に行くことにした。

さらに急な足場の悪いくだりが続く。

しばらくして、雪渓があり、雪渓の一番下に雪解け水が
注いでる。
リーダーも追いついてこないので、ここで弁当を食べる
ことにした。
雪解け水が最高にうまい。
弁当も食べ終わり、十分な休憩を取ったが、リーダーは
まだ追いついてこない。

ここで記念撮影をして、先に進むことにした。

まだまだ3分の1くらい。

次に目指すは「鑓温泉!」

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