つりんちゅぬ宝

つりんちゅぬ宝

4日目 前編 ありがとう

沖縄をひとり歩き
「4日目」
前編(ありがとう)

目覚める。5時間ほど寝ただろうか。
さすがに昨日は疲れた。
50キロも歩けば当然か。
泊めてくれた方はまだ寝ている様子なので、
メモを残して出ることにする。

「大変お世話になりました。
助かりました、ありがとうございます。
東京へお越しの際はご一報ください。
お○○ろさん(車に乗せてくれた方)にも
よろしくお伝えください。」

東京都○×市○○・・・
つりんちゅ

なんて書いていたら、起きてきた。

ほんとうにありがとうございました。
うちなんちゅうの優しさに感謝感激です。

堅い握手を交わし、出発する。

さて、今日はどうしたものか・・・

車で一気に安波から石川(うるま市)まできたのもだから
日程にちょっと余裕が出来た。

よし、今日は伊計島に行こう。

歩きながら地図を見て、作戦を練る。

同じところを戻ってくることになるので、
行きはバスだな。

H・Yの出身地の東屋慶名でバスを降りる。
すたこら歩いて、藪地島。

JA与那城まえからまたバスに乗り、平安座島、
宮城島を経て伊計島に到着。

伊計島をプラプラ散策。
那覇、名護ともまだまだデイゴが咲きそろっていない中、
伊計島は暖かいのか、きれいに咲いていた。
デイゴ3

遺跡などもありちょっと見学。

さてと、もう12時だ。

ここまで来れば宿の心配は要らないが、
一応予約しとこうかね。

1時間に5キロ歩くとして・・・
だいたい30キロ圏だな・・・
とすると、沖縄市あたりだな・・・
離島情報を見て安宿を探す。

『民宿嘉陽荘』 よし、ここにしよう。

「今晩、男1名で宿泊したいんですが・・・」
「はい、大丈夫ですよ~。何時ごろになりますかあ?」
「え~っと・・・今、伊計島でこれから歩いて行くので、
だぶん7時か8時になります。」

「・・・?歩き?はい。わかりました。お気をつけて。」

なんか不思議そうな感じでした。
無理もないか。

さて、炎天下の中歩いていますと、きれいな花が咲いている。
が、その花は刈り取られ、放置されている。

なんでだろ?

畑仕事をしているオジーに聞いてみた。

「これなんですか?」
たばこ

「タバコさあ。」
「ほー、タバコですか。」
「あそこの工場に持っていくんさあ。今工場やっているから見てくるといいよ」
「見学できるんですか?」
「自由に入れるからみてきな。」
「じゃあ、いってきま~す。」

しかし暑い・・・
もう真夏である。

工場に入る。
皆、もくもくと作業をしている。

写真を撮らせてもらう。

「写真撮ってもいいですか?」
「え?いや~ん・・・○○さん、写真だって!」

照れて下向いちゃった・・・

タバコ選別

ここで乾燥させ、選別し、日本たばこ(JT)に納めるんだそうな。

半分くらいはクズで捨てられてしまう。
へえ~

「ありがとうございました~」

このあたりは亀甲の形をしたお墓が目立つ。

2005-07-04 23:43:51
観光で沖縄に行った方はたいがいバスのガイドさんや、
タクシーの運転手さんの案内で聞いているとおもいますが、
この形の墓は真ん中の膨らんだ部分は女性のお腹、
入り口は膣なんだそうです。

死んだ人は「生まれたところへ帰る」という意味なんですと。

さて、歩を進めます。

上等沖縄司会屋 さんからメールが入る。

「今晩、残波ロイヤルホテルでシューベルト松田さんのライブがあるので行きませんかあ?」

時間やらを聞いて、迎えに来てくれるというので、
二つ返事で「行きます!行きマ~ス!」

よし、頑張って歩きましょ~

伊計島に入ってすぐに伊計ビーチがある。
ビーチをみようかなあと思いふらふらと中へ。
だが、有料だというので、入り口で引き返した。

伊計大橋にたどり着き、伊計島に別れを告げる。

伊計海

伊計ノッチ

伊計大橋から覗き込むとあまりにもきれいな海。

思わず飛び込みたくなってしまう。
許可があれば飛び込むな。絶対。
高さは10mくらいかしら。

大橋を渡り、宮城島に入る。

海岸沿いを歩くのではなく、集落を練り歩く。

すると・・・
(◎o◎)?

なんじゃ?ありゃ!

シーサーなんだけど、なんか変!

(=^m^)d(-。^)good!!

シーサー掃除機

やばいでしょ~これは(笑)
尻尾が掃除機のホースですよ。
くくく・・・

宮城島から平安座島に入る。

石油コンビナートの島である。
ガルフとかいう会社が誘致の際に、本島との
道路を作る約束で作ったらしい。

この島の岸壁にはたくさんの絵が書かれている。
芸術的なものもあり、面白い。

ひたすら岸壁を歩く・・・
暑い・・・
腹へった・・・

行きのバスの中で目を着けたそばやに入る。
「海人そば」

野菜そばを頼む。

こっちのそばは凄い。
普通、野菜そばと言えば、タン麺を思い浮かべる。
ところが、沖縄そばの上に、一人前の「野菜炒め」が
乗るのである。

野菜そば

天こ盛りである。

うまいっす!

お腹が膨らんで、出発。

やはり、休憩すると筋肉が固まって、痛い。

昨日までの疲れも出ているのであろう。

結構いっぱいいっぱいである。

しか~し、へこたれるわけに行かない。
浜比嘉大橋を渡る。
浜比嘉島上陸!

島をめぐる元気はない。
上陸後すぐに引き返す。

平安座から海中道路を渡り・・・
これが長いのなんの・・・

海中道路といっても水中を走っているわけじゃないのね。

本島の与那城に着いたのは3時をまわっていた。


4日目 後編(天空の城 勝連城)につづく・・・



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